ブラジル周遊記 6日目 『イグアスからサン・パウロへ移動』 [ブラジル周遊記]
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【6日目:4月14日(月)】 『イグアスからサン・パウロへ移動』
ブラジル旅行、6日目の朝は「Aeroporto Internacional de Foz do Iguacu(フォス・ド・イグアス国際空港)」6:50発の飛行機に乗る為に、4:00に起床。
この時間は、まだホテル内のレストランが営業をしていないので、前の晩に頼んでおいたサンドイッチを受け取り、4:50にホテル をチェック・アウト。
「Continental Inn(コンチネンタル・イン)」の宿泊料は、ツインルーム利用で、1人1泊 US$75(7,725円)でしたが、他に観光税1泊 R$2(100円)と、WiFi利用料 1日 R$2.80(210円)が、かかりました。
ホテルの外に出ると、まだ暗かったですが、空を見上げると、満月や南十字星と降るような沢山の星が、足元を照らしてくれます。
旅行会社迎えのバン に乗り込み、イグアス市内から約15kmの空港に向かいます。5:05には、空港に到着。
GOL(ゴウ)航空のカウンターで、チェック・インを済ませ、セキュリティ・チェックの前で、お世話になったガイドの青山さんとお別れ。
尚、ブラジルのLCL GOL航空は、米国デルタ航空とパートナーシップを結んでいるので、デルタ航空のマイレージカードが使用できます。
待合室に移動すると、この時間帯に出発する飛行機が3便あって、待合室内は混んでいます。ここで、ホテルに作ってもらった、朝食のサンドイッチを食べます。
2日前に到着した時と同じ様に、空港ターミナルビルから徒歩で、搭乗する飛行機に移動し、タラップで機内に乗り込みます。
定刻の6:50に、GOL航空9087便は、東に1,045km離れたサンパウロに向けて出発しました。
機種は、リオ・デ・ジャネイロから来た時と同じボーイング737-300。座席は、真ん中に通路を挟み、横3席、3席の一列6席。機内は満席ですが、この便でも、日本人乗客は、我々3人以外はいません。
定刻より20分早い8:20amに、サン・パウロ国際空港(通称グアルーリョス国際空港)に到着。イグアスとサン・パウロ間には時差がないので、飛行時間は1時間30分でした。
GOL9087便からは、ボーディング・ブリッジ(搭乗橋)でターミナルビルへ移動するのではなく、タラップで降りて、バスでターミナルビルへ移動です。
バスは、第2ターミナルへ到着し、GOL9087便の乗客はビル内に入ります。すると、長い行列が出来ていて、そこに並びました。
でも、何か様子が変です? 行列の先は、入国審査場です。国内線で到着したのに、何故入国審査を受けなければいけないのでしょうか。
ブラジル人の乗客は、降りたばかりのバスに戻り始めます。我々も、列を離れて、バスの方に向かおうとしたら、係りの若い女性が、「ブラジル国籍か?」と英語で聞きます。
“NO” と答えると、「それなら列に並べ」と言います。「イグアスから国内線で来たのに、何故入国審査を受けなければいけないのか?」と尋ねると、女性は日本語で、「早くバスに乗って」と言います。
さすが国際都市サン・パウロ、日本語を少し話せる空港スタッフもいるのですね。
バスに乗り込むと、すぐに発車して、50m程離れた、同じターミナルの別のドアの前に停車しました。乗客全員から何故か拍手がおこります。
運転手が間違えて、手前で乗客を降ろしてしまったのです。さすが、大雑把なブラジルらしいですね。
スーツケースを受け取り、出口を出ると、サン・パウロでの日本語ガイド 藤本ルシリアさんが待っていてくれました。彼女もリオとイグアスのガイドと同じく、日系2世です。
ターミナル・ビルの外に出ると、人と、出迎えの車やタクシーで混雑しています。この日のサン・パウロの天候は曇り、気温は19℃とのことですが、熱気で気温より暑く感じます。
8:50に、ここでも我々3人だけの為に用意してくれたバンに乗り込み、空港から北東に約25km離れた市内に向かいます。
空港から市内に向かう高速道路は車線が多くて順調でしたが、大都市サン・パウロ、セントロ(旧市街)に入ると、あちこちらで渋滞しています。古いビルが多く、建物の落書きが目立ちます。
10:20に最初の目的地「Parque da Ipiranga(イピランガ公園)」に到着しました。
公園内に入ると、1922年のブラジル独立100年祭の時に建造された巨大な「独立記念塔」が出迎えてくれます。このブロンズ像は、独立の雄、ドン・ペトロ1世の雄姿を表現しています。
記念塔の後ろは、小高い緑の丘になっています。午前中の為か、観光客は少なく、市民がくつろいでいる姿が見受けられます。
その後「イピランガ公園」に隣接している「パウリスタ博物館」前に10:50に移動。ここは、1895年の開館で、ベルサイユ宮殿を模したポルトガル貴族の屋敷。
博物館前には、幾何学模様に手入れされた美しい庭園が広がっています。庭園の先には、さきほど訪れた「独立記念塔」が250m先に見えます。
11:05に、「パウリスタ博物館」を出発し、次の目的地「(Mecado Municipal)市営市場」に向かいます。
セントロの道は、狭く、入り組んでいて、それほど距離が離れていないのに「市営市場」までは、時間がかかります。11:50にやっと到着しました。
「市営市場」は、ヨーロッパの大都市の駅舎の様な概観ですが、中は近年改装されて意外ときれいです。
1Fには多くの店が並び、魚や肉、スパイスやハムなど、あらゆる食材が売られています。
魚屋の店先には“棒ダラ”が山の様に積まれ、外のトラックから次から次へと“棒ダラ”が市場内に運び込まれています。
来週のイースターには、肉を食べてはいけないので、多くの市民が市場に“棒ダラ” を買いに来るそうです。
最近、日本のテレビ番組で何回か紹介された“モルタデーラ”というハム・サンドイッチが人気で、市民や観光客が買い求めていましたが、あまりのハムのボリュームに圧倒されて食べませんでした。
そろそろランチの時間です。2Fには、7~8軒のレストランが並ぶ、フードコートの様になっています。各レストランのメニューを見比べ、その内の1軒「Hocca Bar」に入りました。
隊長は“Abadejo”と呼ばれる「ハタの海老ソースかけ、ギリシャ風チャーハン添え」をオーダー。昼食代はツアー料金に含まれているので、正確な金額はわかりませんが、R$40(2,000円)位はしていると思います。
別料金のドリンクは、「スイカジュース」R$8(400円)をオーダー。
リオでもイグアスでもそうでしたが、レストランの厨房や店内の従業員は男性がほとんどで、女性のシェフやウェイターは、見かけません。
13:00まで、雰囲気のあるレストランで食事を楽しみ、次の目的地「カテドラル・メトロポリターナ」に向かいます。
* 続きは『6日目:サン・パウロの東洋人街』で *
(料金の情報、現地通貨(レアル)及び米ドルの円換算レート R$1≒50円 US$1≒103円 は、2014年4月現在のものです)
===「ブラジル周遊記」バックナンバー ===
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1日目 2014/4/9 『リオまで30時間の長旅です』http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2014/04/1_30_fb3a.html
2日目 2014/4/10 『リオのカーニバル会場』http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2014/04/2_b0ec.html
2日目 2014/4/10 『ミナス料理のア・ミネイラ』http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2014/04/2_1219.html
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4日目 2014/4/12 『リオからイグアスへ移動』http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2014/05/4_aa70.html
4日目 2014/4/12 『イグアスの滝:悪魔の喉笛』http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2014/05/4_5ccd.html
4日目 2014/4/12 『フォルクローレ・ショー』http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2014/05/4_33f1.html
5日目 2014/4/13 『イグアスの滝:ブラジル側』http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2014/05/5_0f4f.html
5日目 2014/4/13 『イグアス滝の上のレストラン』http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2014/05/5_f432.html
そういえば南半球、夜空が北と違いますよね。
とはいえ日本での星空を知っている訳では
ありませんが^^; 南十字星見てみたいです。
by 昆野誠吾 (2014-05-12 18:21)
几帳面な日本人、移住者は大雑把なブラジルに面食らったでしょうね。
by johncomeback (2014-05-13 07:28)
遠いブラジルでも日本語少し話せる人がいらっしゃるのは心強いですね。
これも歴史があってこそですね。
by みぃにゃん (2014-05-13 09:21)
移住者が多いので、日本語を話せる方が多いのでしょうね。
建物が趣があっていいですね。
by PENGUIN (2014-05-13 10:27)
みぃにゃんさん
まさか、空港の係員が日本語を話すとは思っていませんでした。ただ、レストランでは、日本語どころか英語も通用しないのには驚きました。
by 隊長 (2014-05-15 16:48)
PENGUINさん
ブラジルの建物は、歴史的建造物は趣きがあって素晴らしいのですが、ここ数10年で建てられてビルは、構造上不安です。
by 隊長 (2014-05-15 16:50)