映画 Film109 『いつまた、君と ~何日君再来~』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第109回は、『いつまた、君と ~何日君再来~』をお送りします。


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この映画は、向井理の祖母・芦村朋子さんの自伝「いつまた、君と ~何日君再来~」をもとに制作された日本映画で、6月24日から全国で公開されています。



公開中の日本映画を観覧したのは、今年3月の『チア☆ダン』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e31e03e457a76218920d0b3bda59fbb3 以来です。



主演は、向井理と尾野真千子。他の出演者は、岸本加世子、駿河太郎、イッセー尾形、成田偉心、野際陽子、など。



『いつまた、君と ~何日君再来~』は、6月13日に81歳で亡くなられた野際陽子さんの遺作でもあります。



監督は、深川栄洋。脚本は、山本むつみ。



物語の始まりは、昭和15(1941)年の喫茶店。デートをしている吾郎(向井理)と朋子(尾野真千子)。店には、「何日君再来(Hérì jūn zàilái)」のレコードが流れています。



プロポーズを受け入れた朋子は、吾郎の任地 中国南京について行き、敗戦。



上海から日本へ引き揚げて来た朋子たち夫婦は、日本各地を移り住み、そして貧しくも明るく暮らす日々を送っていましたが。。。



この映画を観たいと思ったのは、「何日君再来」の曲がテーマになっているからです。



一番最初は、隊長が好きな歌手「テレサ・テン」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8e93d5fd98bcd81822dc14020b19cc21 が、この曲を歌っているのを聴いてからです。



それから、この曲や「夜来香」を歌った「李香蘭(山口淑子)」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c480053b386de9398f64f43167273f0d に興味を持ちました。



映画公開直後は、イタリア旅行⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/38cc1df92a227c1d00f3da7e67fe081e の準備等で多忙で行けませんでした。



帰国後に調べたところ、都内の主要館で上映しているのが「TOHO CINEMAS 新宿」だけでした。


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上映最終日の7月20日に行ったのですが、新宿歌舞伎町の同館の前には、映画「トランスフォーマー」の巨大な“オプティマス・プライム”が置かれていました。



3階から見下ろすと、舞台などのセッティング作業が慌ただしく行われていました。係員に聞くと、同日夕方の「トランスフォーマー/最後の騎士王」ジャパンプレミアの準備だそうです。


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さて、肝心の『いつまた、君と ~何日君再来~』ですが、オープングの二人のデートシーンから、当時の時代背景が丁寧に描かれていて、良かったです。



冷房など無かった当時、扇子で仰ぎながら食べていたアイスクリーム。今では、殆ど見かけなくなった器にウエハースが添えられています。



レコードから流れる「何日君再来」の曲も当時の音源、そのままを使用しているのでしょうね。



貧しくて何もなくても、未来に希望を持ち、必死になって生きてきた多くの名も無き日本人たちの一家族を丹念に描いています。



もっと泣けるかと思ったら、意外と泣けませんでした。これも、“お涙頂戴”的なドラマチックな演出ではなく、淡々と物語を展開しているからで、好感を持ちました。



チラシには載っていないキャストの中で、強く印象に残ったのが、片桐はいりさんです。



上海から引き揚げ船内で、片桐はいり演じる女が、朋子の次男・暸を突然抱きしめ、「マサオ」と叫びます。



暸を中国に息子を置き去りにしてきた自分の息子と信じ込んでいるのです。その虚ろな表情が、残留日本人孤児の問題を改めて問いかけているかの様に映りました。



エンディングに流れる、高畑充希が歌う「何日君再来」も良かったです。


 



 


 



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Film1~95 省略


Film96 2017/1/15 『母と暮せば』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/012d2dba6f1c44a76922b271b7ee1f9a


Film97 2017/1/20 『初恋のきた道』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db


Film98 2017/1/28 『華麗なるギャツビー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3bebdf321297c87964d5ffca52d7206f


Film99 2017/2/7 『ビバリーヒルズ・コップ3』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/37d9b2d4d7a7b635b9362a65ec535db4


Film100 2017/3/17 『チア☆ダン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e31e03e457a76218920d0b3bda59fbb3


Film101 2017/3/27 『REDリターンズ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a7b12fb0dee8e2d3e2ec56c8d2e34fdb


Film102 2017/4/5 『ローマの休日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0c3c4c2db8ae25498a19232f24fff4fe


Film103 2017/4/9 『ムーラン・ルージュ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dd353404f9af37f61883de9efa622efb


Film104 2017/4/15 『激突!』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/54a3c9cd457a76c7640ae5b2d4141f55


Film105 2017/5/9 『わが青春に悔いなし』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f90f3dc23d6e069a34319c3f71da9f46


Film106 2017/6/8 『クリフハンガー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/81d5d3dde65f4debd911004ee71dc8b4


Film107 2017/6/15 『インフェルノ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bf17916f43bed34989290b10d2761dec


Film108 2017/6/30 『トップガン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/60f6f26eae450995705913623f8dec07


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映画 Film108 『トップガン』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第108回は、『トップガン』をお送りします。


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『トップガン』(原題:Top Gun)は、1986年公開のトム・クルーズ(Tom Cruise)主演によるアメリカ映画です。



他の出演者は、ケリー・マクギリス(Kelly McGillis)、アンソニー・エドワーズ(Anthony Edwards)、メグ・ライアン(Meg Ryan)、など。



監督は、トニー・スコット(Tony Scott)。



「隊長のブログ」では、トニー・スコット監督作品は、


2001年公開の『スパイ・ゲーム』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ec2e27df34b29f6eb8f99314f184f330


2009年公開の『サブウェイ123 激突』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/78f26f8331526a39f1a80820c138d91f


のニ本を紹介います。



この映画の舞台は、米国カリフォルニア州ミラマー海軍航空基地。そこにF-14トムキャットを操る世界最高のパイロットたちを養成する訓練学校、通称“トップガン”があります。



若きエリート・パイロットのマーヴェリック(トム・クルーズ)もパートナーのグース(アンソニー・エドワーズ)とともにこのトップガン入りを果たし、自信と野望を膨らませていました



厳しい毎日の訓練の一方で、マーヴェリックは新任の女性教官チャーリー(ケリー・マクギリス)に心を奪われていきます。



そんなある日の訓練中、不慮の事故で盟友のグースを死なせてしまいます。自責の念にさいなまれ、グース未亡人(メグ・ライアン)にかける言葉も見つかりませんでした。。。



公開時には、『トップガン』を観ていないのすが、その後、テレビ放映、DVDで何度観たことでしょうか。東大五月祭の映画上映でも、鑑賞しました。



絶体絶命のピンチにあった主人公が、最後は不死鳥の様に蘇る、典型的なアメリカ映画のラストです。



音楽も良いですね。



最近思ったのは、果たして北朝鮮の金正恩は、『トップガン』を観たことがあるのかという疑問です。



父親の金正日は、映画好きだったそうですから、観たことがあるでしょう。



1980年代でも圧倒的にアメリカの軍事力を、この映画で見せつけているので、今ではさらに強靭な軍事力を持っているでしょうから、金正恩が観ていたら、アメリカと軍事衝突する様な無謀なことは出来ないと思いますが。。。



それと、長年思ってきたことは、こんなにヒットした映画なのに、なぜ“パート2”が制作されないかということです。



トム・クルーズの映画は、『ミッション:インポッシブル』や『アウトロー』など、シリーズ化される作品が多いですよね。



『トップガン』も、今度はマーヴェリックが、教官となって、若い訓練生を指導する続編が作れそう終わり方なので、そう思っていました。



それが、最近のニュースでは、続編は『トップガン:マーベリック』のタイトルで、来年にも撮影開始になる、とトム・クルーズが明かしたとのこと。



『トップガン:マーベリック』の公開が楽しみです。



尚、「隊長のブログ」では、トム・クルーズが出演する映画を、これまでに16本紹介しています。



詳細はこちらの記事一覧をご参照下さい⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/15c12e324db3ac428f8166936149a976


 


 



 


 


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Film96 2017/1/15 『母と暮せば』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/012d2dba6f1c44a76922b271b7ee1f9a


Film97 2017/1/20 『初恋のきた道』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db


Film98 2017/1/28 『華麗なるギャツビー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3bebdf321297c87964d5ffca52d7206f


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Film102 2017/4/5 『ローマの休日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0c3c4c2db8ae25498a19232f24fff4fe


Film103 2017/4/9 『ムーラン・ルージュ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dd353404f9af37f61883de9efa622efb


Film104 2017/4/15 『激突!』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/54a3c9cd457a76c7640ae5b2d4141f55


Film105 2017/5/9 『わが青春に悔いなし』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f90f3dc23d6e069a34319c3f71da9f46


Film106 2017/6/8 『クリフハンガー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/81d5d3dde65f4debd911004ee71dc8b4


Film107 2017/6/15 『インフェルノ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bf17916f43bed34989290b10d2761dec


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映画 Film107 『インフェルノ』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第107回は、『インフェルノ』をお送りします。


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『インフェルノ』(原題:Inferno)は、2016年に公開されたアメリカのミステリーアクション映画。



この映画は、ダン・ブラウンのベストセラー小説を映画化した『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの第3弾です。



主演のトム・ハンクス、監督のロン・ハワードは、前二作からの連続となります。



「隊長のブログ」でトム・ハンクスの出演作品は、


1994年公開の『フォレスト・ガンプ/一期一会』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6dd4e5e4237a5310e01f471be946395b


2004年公開の『ターミナル 』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/339394a576d6e936f964c467e4b18446


の二本を紹介しています。



他の出演者は、フェリシティ・ジョーンズ、オマール・シー、イルファン・カーン、など。



あらすじは、宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)が、イタリアはフィレンツェの病院の一室で目を覚ましますが、怪我をしていて、ここ数日の記憶もありません。



すると、突然女殺し屋が銃を乱射して病室に迫ってきます。教授は、傍らにいた女医のシエナ・ブルックス(フェリシティ・ジョーンズ)と、命からがら逃げ出します。



そして、これまで数々の歴史や名画の謎を解明してきた教授は、詩人ダンテの「神曲 地獄篇」に絡んだ世界を揺るがす陰謀に挑んでいきます。



第1作『ダ・ヴィンチ・コード』、第2作『天使と悪魔』を観ていないにも関わらず、『インフェルノ』のBlu-ray Discを借りたのは、トム・ハンクスが隊長の好きな俳優の一人と言うこともありますが、映画の舞台にフィレンツェやヴェネツィアの様々な場所が登場するからです。



来月のイタリア旅行⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8fd07900803a6cdfe70085b562a20298 のイメージを膨らませようと観ましたが、いつの間にか画面に引きずり込まれていました。



ミステリー映画とアクション映画の要素を織り込んで、展開の早いシーンの連続です。このシリーズがヒットする要因がわかりました。



それにしても、ヴェネツィアの空撮シーンは、綺麗でした。来月の訪問が今から楽しみです。


 



 


 


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Film1~95 省略


Film96 2017/1/15 『母と暮せば』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/012d2dba6f1c44a76922b271b7ee1f9a


Film97 2017/1/20 『初恋のきた道』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db


Film98 2017/1/28 『華麗なるギャツビー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3bebdf321297c87964d5ffca52d7206f


Film99 2017/2/7 『ビバリーヒルズ・コップ3』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/37d9b2d4d7a7b635b9362a65ec535db4


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Film102 2017/4/5 『ローマの休日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0c3c4c2db8ae25498a19232f24fff4fe


Film103 2017/4/9 『ムーラン・ルージュ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dd353404f9af37f61883de9efa622efb


Film104 2017/4/15 『激突!』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/54a3c9cd457a76c7640ae5b2d4141f55


Film105 2017/5/9 『わが青春に悔いなし』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f90f3dc23d6e069a34319c3f71da9f46


Film106 2017/6/8 『クリフハンガー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/81d5d3dde65f4debd911004ee71dc8b4


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映画 Film105 『わが青春に悔いなし』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第105回は、『わが青春に悔いなし』をお送りします。


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『わが青春に悔いなし』は、昭和21年(1946年)に公開された東宝制作・配給の作品です。



脚本は、久板 栄二郎(ひさいた えいじろう)。監督は、黒澤 明。黒澤にとって、戦後第1作にあたります。



戦前の滝川事件(京大事件)とゾルゲ事件が、この映画のモデルと言われています。



主演は、原 節子。その他の出演者は、大河内 傳次郎(おおこうち でんじろう)、杉村 春子、藤田 進、志村 喬(たかし)、など。



物語の始まりは、昭和8年(1933年)の京都。京都帝国大学(京大)の教授・八木原(大河内)の教え子たちにとって教授の一人娘、幸枝(原節子)は、美しく聡明で憧れの的でした。


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野毛(藤田)、糸川の二人の学生も幸枝に密かに想いを寄せていました。軍国主義が強まる中、八木原の講演がもとに起こった、京大の教授、学生による抵抗運動が弾圧により挫折してしまいます(滝川事件がモデル)。



信念を持って行動する野毛に魅力を感じた幸枝は、東京に出た野毛の後を追って、家を飛び出したのですが。。。



隊長が、この映画を観たいと思ったのは、四方田犬彦著[本]『李香蘭と原節子』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c480053b386de9398f64f43167273f0d を、読んだからです。



この本を読んで、戦前から戦後を大女優として生きた原節子の人生を少しはわかった気がしたのですが、肝心の彼女の映画を観たことがありませんでした。



4月17日に、NHK BSプレミアム[TV]で放送されることを知り、録画をして観ました。



前半は、大学教授の一人娘として何不自由なく育てられた「令嬢」としての姿を演じていた原節子。



自宅でピアノを弾くシーンは、戦前で家庭にピアノがあることが珍しい時代に、育ちの良さを違和感なく演じていました。



ところが、野毛がスパイの汚名を着せられ(ゾルゲ事件がモデル)、彼女も警察に拘留されてから一変する境遇を見事に演じています。



警察で拷問を受け、心身共にボロボロにされていくシーンには、観ていて恐ろしさを感じさせられました。



野毛が獄中死し、遺骨を野毛の両親に元に持ち帰ります。



村でスパイの家族として仲間外れにされている母親(杉村春子)が、自ら穴を掘り遺骨を埋めるシーンには衝撃を受けました。



村に残り、母親と二人だけで、泥まみれになりながら田植えをする幸枝。まさに、原節子、渾身の体当たり演技ですね。



そして敗戦。戦後、野毛は名誉回復がかない、幸枝も農村文化運動のリーダーとして村で活動を続けるシーンで終わりました。



まあ、GHQの眼鏡にかなった戦後民主映画なのですが、そのことを割り引いても、黒澤と原節子の代表作として評価して良いでしょう。



服部 正の重厚な音楽も良かったです。



戦後直後の映画なので、モノクロなのですが、逆に時代を感じさせて違和感はありませんでした。



ただ、音声が聴き取りづらい箇所があったのと、昔なので、知らない言葉が出てくるのは、作品の出来が良いだけに残念でした。



NHKさん、字幕スーパーで再放送してもらえませんでしょうか。


 



 


 


 


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Film1~90 省略


Film91 2016/12/5 『レヴェナント:蘇えりし者』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1933f2201a2fb9fde2b1551da99b2f6a


Film92 2016/12/10 『起終点駅 ターミナル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b14b9a9209fd0facd653bca53d18778c


Film93 2016/12/23 『ホットロード』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9f49dcfb2c1a5aa6a3313602c040d2b5


Film94 2016/12/28 『ミスター・ルーキー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48f360c5297448a5a7a7ff5a9675d4b4


Film95 2017/1/5 『ザ・ヤクザ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9af38fb30d6cb59c8bbb64531242a445


Film96 2017/1/15 『母と暮せば』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/012d2dba6f1c44a76922b271b7ee1f9a


Film97 2017/1/20 『初恋のきた道』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db


Film98 2017/1/28 『華麗なるギャツビー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3bebdf321297c87964d5ffca52d7206f


Film99 2017/2/7 『ビバリーヒルズ・コップ3』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/37d9b2d4d7a7b635b9362a65ec535db4


Film100 2017/3/17 『チア☆ダン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e31e03e457a76218920d0b3bda59fbb3


Film101 2017/3/27 『REDリターンズ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a7b12fb0dee8e2d3e2ec56c8d2e34fdb


Film102 2017/4/5 『ローマの休日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0c3c4c2db8ae25498a19232f24fff4fe


Film103 2017/4/9 『ムーラン・ルージュ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dd353404f9af37f61883de9efa622efb


Film104 2017/4/15 『激突!』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/54a3c9cd457a76c7640ae5b2d4141f55


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映画 Film104 『激突!』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第104回は、『激突!をお送りします。

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『激突!』(原題:Duel)は、1971年に制作されたアメリカのテレビ映画です。


監督は、スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)。スピルバーグ監督の長編デビュー作にあたります。


「隊長のブログ」では、スピルバーグの監督・制作作品を;

2004年の『ターミナル 』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/339394a576d6e936f964c467e4b18446

2005年の『宇宙戦争』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d6da9c060537731b89db82d6c2df886f

2005年の『SAYURI』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbe14400f5871f9f08594b6ec5471725

の三本を取り上げています。


主演はデニス・ウィーバー(Dennis Weaver)。というより、真の主役は、不気味な大型トレーラーかも知れません。


あらすじは、平凡なセールスマン(デニス・ウィーヴァー)が、道路を走行中、なぜか大型トレーラー標的となり、命を懸けた凄まじいバトルを繰り広げることになってしまいます。


隊長が、この映画を初めて観たのは、年に数回アメリカに出張していた頃です。アメリカ人のレップ(代理店)と、西海岸から東海岸まで、2~3週間にわたり顧客訪問をしていました。


その時に滞在していたモーテルの部屋の中で、ケーブルテレビをザッピングしていたら、映画専門チャンネルで流れていた作品の、スピード感あふれるシーンと、襲われる恐怖感に、画面に釘付けになってしまいました。


予備知識も全くなく、冒頭に流れるクレジットタイトルも見過ごしたので、スピルバーグ作品とも知りませんでした。


後に、この作品の監督がスピルバーグだと知り、彼が映画界に占める存在感が、この作品がスタートだったんだと納得させられました。


同じ様にして、どんな作品か知らずに出張中に見て引き込まれたのが、『タップス』⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/903a336e8e5bd758637cbd9a961c8271 です。


画面の中に、若い頃のトム・クルーズの姿を見つけたことも、忘れられない思い出です。


『激突!』が不気味なのは、このトレーラーの運転手の顔が映らなかったこと。恐怖を感じるセールスマンと同じような心理状態になりました。


同じ「激突」のタイトルがついた作品として、『サブウェイ123 激突』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/78f26f8331526a39f1a80820c138d91f があります。


『サブウェイ123 激突』では、逆に犯人の顔が最初から分かってます。その犯人役も、ジョン・トラボルタが演じていて、その存在感が恐怖感を増していました。


『激突!』では、犯人の顔を見せないことで、恐怖感が増すという見事な手法は、さすがスピルバーグだから出来たのでしょうね。



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Film91 2016/12/5  『レヴェナント:蘇えりし者』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1933f2201a2fb9fde2b1551da99b2f6a

Film92 2016/12/10 『起終点駅 ターミナル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b14b9a9209fd0facd653bca53d18778c

Film93 2016/12/23 『ホットロード』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9f49dcfb2c1a5aa6a3313602c040d2b5

Film94 2016/12/28 『ミスター・ルーキー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48f360c5297448a5a7a7ff5a9675d4b4

Film95 2017/1/5   『ザ・ヤクザ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9af38fb30d6cb59c8bbb64531242a445

Film96 2017/1/15  『母と暮せば』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/012d2dba6f1c44a76922b271b7ee1f9a

Film97 2017/1/20  『初恋のきた道』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db

Film98 2017/1/28  『華麗なるギャツビー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3bebdf321297c87964d5ffca52d7206f

Film99 2017/2/7   『ビバリーヒルズ・コップ3』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/37d9b2d4d7a7b635b9362a65ec535db4

Film100 2017/3/17 『チア☆ダン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e31e03e457a76218920d0b3bda59fbb3

Film101 2017/3/27 『REDリターンズ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a7b12fb0dee8e2d3e2ec56c8d2e34fdb

Film102 2017/4/5  『ローマの休日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0c3c4c2db8ae25498a19232f24fff4fe

Film103 2017/4/9  『ムーラン・ルージュ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dd353404f9af37f61883de9efa622efb


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映画 Film103 『ムーラン・ルージュ』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第103回は、『ムーラン・ルージュ』をお送りします。

CCF20170206_00001.jpg


「ムーラン・ルージュ」(原題:Moulin Rouge!)は、2001年に制作されたアメリカ映画です。


監督は、バズ・ラーマン(Baz Luhrmann)。主演はユアン・マクレガー(Ewan McGrego)rと、ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)。


題名の「ムーラン・ルージュ」は、パリに今でも実在するキャバレーの名前です。“Moulin Rouge”は、フランス語で「赤い風車」という意味で、実際に屋根の上に赤い風車があります。映画にも、「赤い風車」が登場します。


物語の舞台は、1899年、世紀末のパリ。大人気を誇るキャバレー「ムーラン・ルージュ」のスターで高級娼婦サティーン(ニコール・キッドマン)と、貧乏作家のクリスチャン(ユアン・マクレガー)は、禁断の激しい恋に落ちてしまいます。


ショーへの出資の見返りに、サティーンを我がものにしようとする公爵に隠れて、危険な関係を続ける二人でしたが、思いもかけない悲劇が起こてしまいます。


「ムーラン・ルージュ」を初めて観たのは、2001年11月の日本公開時。写真は、その時の前売券の半券。料金は、1,300円だったのですね。


その後、テレビ放映時にも観ましたし、最近では、ブルーレイ版をレンタルして観ました。


この映画は、古典的なストーリーにミュージカル要素を加味し、絢爛豪華な映像をゴージャスなセットで蘇らせた作品です。


バズ・ラーマン監督の前作「ロミオ+ジュリエット」と同じ手法ですね。


1899年のパリが舞台なのに、音楽にマドンナ、エルトン・ジョン、ホイットニー・ヒューストン、などが使われているのも、怪し気な雰囲気を醸し出すのに役立っています。


またスピード感のある映像も特徴の映画です。


2005年に、香港映画「ウィンター・ソング」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e598c764e0fbf3b8a9c460ad43149516 を、初めて観た時に「ムーラン・ルージュ」に似ているなと思いました。


劇中劇でストーリーが展開する点も、ミュージカル仕立てなのも、悲恋物語も同じです。


そして、ニコール・キッドマンと「ウィンター・ソング」の周 迅(ジョウ・シュン)⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/331bdd92ff538b514f9916209ab3113b が小悪魔的な魅力で、ユアン・マクレガーと金城武を振り回す点も。


「ウィンター・ソング」の制作者は否定するかも知れませんが、「ムーラン・ルージュ」の影響を受けているのかも知れませんね。



 

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映画 Film102 『ローマの休日』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第102回は、『ローマの休日』をお送りします。

oudrey1.jpg


『ローマの休日』(原題:Roman Holiday)は、1953年に制作されたアメリカ映画です。


監督は、ウィリアム・ワイラー(William Wyler)。主演はグレゴリー・ペック(Gregory Peck)と、オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)。


いまさら、この映画について説明することもないと思いますが、あらすじは、欧州各国を親善旅行で訪れていたアン王女(ヘプバーン)が、ローマ滞在中に疲れやストレスから、一人で夜のローマの街へ逃げ出してしまいます。


酔っ払って道端で寝込んでしまった王女を、偶然通りかかったアメリカ人の新聞記者ジョー(グレゴリー・ペック)が見つけ、どうしようもないので王女とも知らず家へ連れて帰りました。


翌日になって、彼女が王女だと気づいたジョーは、大スクープをモノにしようと、友人のカメラマンであるアーヴィング(エディ・アルバート)の協力を得て、王女をローマの街の観光に連れ出します。。。


もちろん、『ローマの休日』の1954年の日本公開時に、劇場で観ている訳ではありませんが、公開後の日本でのヘプバーン人気の凄さは、耳にしたこともあります。


この映画は、テレビ放映で何度か観ているのですが、今回改めてDVDをレンタルして観たのは、今年の7月にローマを訪れる[飛行機]予定があるからです。


アン王女や、ジョーが訪れた、スペイン広場、トレヴィの泉、真実の口、にも行くつもりです。


そして、今日、この記事をアップしたのにも訳があります。今日、4月5日はグレゴリー・ペックの誕生日だからです。


1916年生まれのグレゴリー・ペック、生きていれば今年101歳ですか。


『ローマの休日』を改めて観終えて、“悲恋物語”として、永遠に語り継がれる作品の出来栄えの素晴らしさを感じました。


それと、ヘプバーンの王女の役に相応しい気品ある美しさ。この映画の世界的なヒットは、彼女の起用なしでは、あり得なかったかも知れませんね。


今回レンタルしてDVDは、「製作50周年記念デジタル・ニューマスター版」で、本編以外に特典映像が収録されています。


その特典映像を見ると、主演のグレゴリー・ペックは決まっていたのですが、ヘプバーンはオーディションで選ばれたそうです。


当初の映画オープニング時のクレジットタイトルには、グレゴリー・ペックは大きく映し出されていましたが、ヘプバーンの名前は小さく、あくまでグレゴリー・ペック主演映画としてプロモーションされたそうです。


それが、公開後のヘプバーン人気で、クレジットタイトルは、“ダブル主演”に書き換えられたそうです。


それと、当初のクレジットタイトルには、脚本ダルトン・トランボの名前がなかったとのこと。


当時のマッカーシズムの影響で彼の名前が伏せられていましたが、後に名誉回復し、今ではクレジットタイトルにも彼の名が復活しています。


実際にローマの各所でロケをしたこの映画、今見ると、観光名所だけでなく、当時のローマの様子が良く分かります。


日本と同じく敗戦国のイタリア、戦後間もない頃のローマの街の人々の貧しかった暮らしが窺い知れます。


それでも、さすがイタリア人、底抜けの明るさを画面から感じることも出来ました。


『ローマの休日』製作から60年以上経ったローマの街が、どれだけ変わったのか、変わらないのか、7月にこの目で確かめるのが楽しみです。



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映画 Film101 『REDリターンズ』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第101回は、『REDリターンズ』をお送りします。

RED2.jpg


『REDリターンズ』(原題:RED 2)は、2013年に制作されたアメリカ映画。監督は、ディーン・パリソット。主演はブルース・ウィリス。


本作品は、2010年の『RED/レッド』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/791b15c80e8fae9ab8f587bb737b8886 の続編です。


REDとは「Retired Extremely Dangerous」(引退した超危険人物)の略。


ブルース・ウィリス以外の主な出演者は、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、イ・ビョンホン、です。


ジョン・マルコヴィッチの出演した『RED/レッド』以外の映画では、『チェンジリング』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0a2777a26874a82ab1319ffceda42e11 を紹介しています。


ストーリーは、リタイアした元・CIAの腕利きエージェント フランク(ブルース・ウィリス)は、恋人のサラと2人でようやく手にした平穏を満喫していました。


そんなある日、元相棒のマーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)が現われ、フランクを新たなミッションに誘います。


最初は、頑なに拒否していたフランクでしたが、思わぬトラブルに巻き込まれ、仲間たちとスパイの最前線に舞い戻るハメになってしまいます。


制作時58歳のブルース・ウィリスを始め、ベテラン俳優たちが年齢を感じさせないアクション・シーンを見せてくれています。


それに、イ・ビョンホンが加わったのですから、無敵の俳優陣ですね。最初は、敵役かと思われたイ・ビョンホン演じるハン・チョバイが、最後は仲間に加わるところもお約束の展開です。


肩の凝らない、アクション・コメディー映画に仕上がっています。


はたして、「RED 3」の制作はあるのでしょうか?



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Film91 2016/12/5  『レヴェナント:蘇えりし者』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1933f2201a2fb9fde2b1551da99b2f6a

Film92 2016/12/10 『起終点駅 ターミナル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b14b9a9209fd0facd653bca53d18778c

Film93 2016/12/23 『ホットロード』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9f49dcfb2c1a5aa6a3313602c040d2b5

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Film95 2017/1/5   『ザ・ヤクザ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9af38fb30d6cb59c8bbb64531242a445

Film96 2017/1/15  『母と暮せば』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/012d2dba6f1c44a76922b271b7ee1f9a

Film97 2017/1/20  『初恋のきた道』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db

Film98 2017/1/28  『華麗なるギャツビー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3bebdf321297c87964d5ffca52d7206f

Film99 2017/2/7   『ビバリーヒルズ・コップ3』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/37d9b2d4d7a7b635b9362a65ec535db4

Film100 2017/3/17 『チア☆ダン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e31e03e457a76218920d0b3bda59fbb3


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「映画」バックナンバー 一覧 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズが、3月17日にアップした『チア☆ダン』で、記念すべき100回を数えました。


Film1~50までの記事の一覧は、既にリストにしています⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a5044b946a5e409f4e278dcc76e5df2f


そこで、Film51~100までの一覧をリストにしましたので、ご参照下さい。


尚、リストのurlのリンク先は、gooブログですのでご了承下さい。
 

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Film51 2015/5/4   『宇宙戦争』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d6da9c060537731b89db82d6c2df886f

Film52 2015/5/16  『卒業』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f81709c1e39bc493c6e9d385cfddc2e0

Film53 2015/5/29  『ラストサムライ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/829df80174660f0231c597497a7641f0

Film54 2015/6/16  『写楽』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/66df08d2b584229f94e0e0b93afa9eff

Film55 2015/7/23  『イエロー・ハンカチーフ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c7fdb0cfc8a9a0bbd73e9af8fd56b01e

Film56 2015/8/3   『ハスラー2』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0647cb6ff3efcaed5e34fcd32a69b43c

Film57 2015/8/9   『上海バンスキング』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/cab059119d3312678f494962bf434484

Film58 2015/8/17  『スイートハート・チョコレート』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0d08f15ddf0c090b558c8e3831ca8a01

Film59 2015/8/26  『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7f3c9579571c8575167aa827e5a7d057

Film60 2015/8/29  『ウォーロード/男たちの誓い』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c38b082ef48d74fbcfbaea2546c32b46

Film61 2015/9/8   『カクテル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7077f496493ea1b697fc7811f7af0986

Film62 2015/9/12  『あなたへ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/91fbd0731cea8c39037cacff828769ab

Film63 2015/9/18  『TAXi』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/09e5ca5b8146ef381ffe72c29b850d50

Film64 2015/9/23  『清洲会議』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a279c91f686b7d7c4e7712732041242a

Film65 2015/9/30  『ミッション:インポッシブル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b22817899715062c5bab9c895e540502

Film66 2015/10/7  『D.C.キャブ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dcd226eb8300b46951727a57ab079287

Film67 2015/10/13 『タイピスト!』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9b40c750bc8e2e11af86b34093b0b87f

Film68 2015/10/25 『世界の涯てに』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4f8f9803a06beae348f288ed2150a903

Film69 2015/11/5  『卒業旅行日本から来ました』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7a9f8544c23fd7b15d6c30bdd4d764c8

Film70 2015/11/12 『ブラック・レイン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dd126a6064678f456d33e472decf4403

Film71 2015/11/22 『TAXi3』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5e06b004c92e9c9bb25c715bfe220fc3

Film72 2015/11/28 『ナイト&デイ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/31b9ebfe299bf5060272d3c29533da9e

Film73 2015/12/20 『YAMAKASI』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c345a94962c8b74e9346657ede8c84e0

Film74 2016/1/9   『居酒屋兆治』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bcfadb7f8c5a258f07508b90b1360216

Film75 2016/1/19  『フォレスト・ガンプ/一期一会』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6dd4e5e4237a5310e01f471be946395b

Film76 2016/2/5   『釣りバカ日誌』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0c76ade66bb08856a227eb2e55f26bfe

Film77 2016/2/23  『駅 STATION』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bef4429e80cd96c7e95cf7c658fb1f9d

Film78 2016/3/1   『ANNIE/アニー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6fee2dd338f46363efa07bed1114caaa

Film79 2016/3/11  『海峡』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/cd127bee08f9bf32d1669968f8dbf03a

Film80 2016/3/26  『サブウェイ123 激突』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/78f26f8331526a39f1a80820c138d91f

Film81 2016/4/9   『あやしい彼女』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/777e1becc105c88284834785a124484b

Film82 2016/4/21  『スタンド・バイ・ミー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/aea0e3d882f43407384541b431a374a3

Film83 2016/8/8   『夜叉』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8099bc7c07950720fcb14998b1ee748d

Film84 2016/8/26  『炎のランナー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/00bce7601a836a68c4817a1b78c588a4

Film85 2016/9/19  『ターミナル 』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/339394a576d6e936f964c467e4b18446

Film86 2016/10/17 『青天の霹靂』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8bf6fa67456908dbf5c0f96529914a31

Film87 2016/11/6  『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c7b44a24274790d625bbede27025cb7d

Film88 2016/11/14 『あの子を探して』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a214c30203198fb23fe5268a4235fc75

Film89 2016/11/19 『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/72aea128f193821fb37a73fb6ca9fca1

Film90 2016/12/2  『君よ憤怒の河を渉れ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5dc3a91965d9abd9160ccb433defe98e

Film91 2016/12/5  『レヴェナント:蘇えりし者』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1933f2201a2fb9fde2b1551da99b2f6a

Film92 2016/12/10 『起終点駅 ターミナル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b14b9a9209fd0facd653bca53d18778c

Film93 2016/12/23 『ホットロード』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9f49dcfb2c1a5aa6a3313602c040d2b5

Film94 2016/12/28 『ミスター・ルーキー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48f360c5297448a5a7a7ff5a9675d4b4

Film95 2017/1/5   『ザ・ヤクザ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9af38fb30d6cb59c8bbb64531242a445

Film96 2017/1/15  『母と暮せば』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/012d2dba6f1c44a76922b271b7ee1f9a

Film97 2017/1/20  『初恋のきた道』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db

Film98 2017/1/28  『華麗なるギャツビー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3bebdf321297c87964d5ffca52d7206f

Film99 2017/2/7   『ビバリーヒルズ・コップ3』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/37d9b2d4d7a7b635b9362a65ec535db4

Film100 2017/3/17 『チア☆ダン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e31e03e457a76218920d0b3bda59fbb3


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映画 Film100 『チア☆ダン』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの記念すべき第100回は、現在公開中の『チア☆ダン』をお送りします。

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『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』は、たった三年でチアダンスの全米制覇を成し遂げた福井商業高等学校の女子生徒たちの実話を映画化しました。


主演は、広瀬すず。他の出演者は、中条あやみ、山崎紘菜(ひろな)、天海祐希、真剣佑(まっけんゆう)、健太郎、など。


天海祐希さん主演ドラマは、「偽装の夫婦」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/56f4ba3c85bf1ec105635ce0cc811db7 、「Chef~三ツ星の給食~」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/22817ec8420dc237f0832b5471d499aa を紹介しています。


真剣佑さんは、ドラマ「仰げば尊し」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1942c868661228eb866226669390ace7 で、健太郎さんは、「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/051261e123a3fa190d6ba426c211d002 で、取り上げています。


あらすじは、高校に入学したひかり(広瀬)は、サッカー部に入った孝介(真剣佑)を応援したいたためだけにチアダンス部に入部します。


しかし、顧問の女教師 早乙女(天海)は、突然、全米制覇を目標に掲げ「前髪禁止、恋愛禁止」を部員に課し、上級生は全員退部してしまいます。


知性・美貌・ダンス、全てを兼ね備える部長の彩乃(中条)の存在もあり何とかチアダンスを続けていく決意をするひかりです。

中条あやみ.jpg


つらい練習にも耐え、チーム分裂の危機を乗り越えて、チアダンス部は遂に念願の全米制覇を成し遂げるのでした。


この映画を観賞したのは、「TOHOシネマズ 日本橋」。同館を訪れるのは、今年1月の『初恋のきた道』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db に引き続いてです。


印象に残ったのは、笑顔が苦手でチームメートに溶け込めない唯(やまざき)が、夜一人で、ショーウィンドーの前で得意なヒップホップダンスの練習をしている時です。

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たまたま通りかかったひかりと、彩乃が、唯を励まし、三人で踊り始めるシーンです。まさに“ストリートダンス”ですね。


さらに、三年間彩乃に告白し続けては振られていた健太郎が、空港で、卒業後にCAとなった彩乃と再会します。彼も、夢をかなえてパイロットになっていました。


その二人の出会いのシーンも印象に残りました。


全編に流れるダンスミュージックも良かったし、大原櫻子の主題歌・挿入歌も良かったです。


随所で、小ネタをぶち込みくすっと笑わせながら、観終わって元気が出る青春映画に仕上がっています。


ただ一つ注文をつけるとしたら、ラストの全米選手権での決勝のダンスシーンです。


2分半の演技時間のところどころで、カットし、米国人のMCの会話だとか、福井で応援している人たちのシーンを挿入していましたが、“長回し”で見せて欲しかった。


おそらく、ダンスの完成度を見せたいために、ダンスシーンのところどころでカットし、一番良いパホーマンスを編集したのでしょう。


しかし、出演者たちも一生懸命練習したのですから、ノーカットの“長回し”で決勝戦のダンス演技を公開しても良かったのではないでしょうか。

 

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Film86 2016/10/17 『青天の霹靂』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8bf6fa67456908dbf5c0f96529914a31

Film87 2016/11/6  『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c7b44a24274790d625bbede27025cb7d

Film88 2016/11/14 『あの子を探して』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a214c30203198fb23fe5268a4235fc75

Film89 2016/11/19 『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/72aea128f193821fb37a73fb6ca9fca1

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Film99 2017/2/7   『ビバリーヒルズ・コップ3』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/37d9b2d4d7a7b635b9362a65ec535db4


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映画 Film99 『ビバリーヒルズ・コップ3』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第99回は、『ビバリーヒルズ・コップ3』をお送りします。

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『ビバリーヒルズ・コップ3』(原題:Beverly Hills Cop III)は、エディ・マーフィ(Eddie” Murphy)のアクション映画「ビバリーヒルズ・コップ」シリーズの第3作。


米国・日本での公開は、1994年。監督は、ジョン・ランディス(John Landis)。


他の出演者は、ジャッジ・ラインホルド、ヘクター・エリゾンド、など。


上司を殺されたデトロイト市警のアクセル・フォーリー刑事(マーフィー)は、犯人を追ってビバリーヒルズに飛んで来ました。


アクセルは、旧友のローズウッド刑事(ラインホルド)の協力を得て、怪しいと睨んだテーマパーク「ワンダーワールド」に潜り込みますが。。。


この映画を初めて観たのは、1994年の公開時です。写真は、その時のチケット。23年前なのに、料金1,500円と現在と大差ないですね。


その後、何度かテレビ放映されたのを観ていますが、最近では、2月3日にNHK BSプレミアムで放送されたのを観ました。


冒頭の違法自動車修理工場のシーンで流れていたのが、「ダイアナロス&シュープリームス」といきなり懐かしい曲です。


アクションシーンは、当時としては派手だったのでしょうが、最近の映画から比べると見劣りします。それも、懐かしくて良いです。


「ワンダーワールド」は、「ディズニーランド」のパロディなのでしょうが、その中でのアクションも、緊迫感なく安心して観てられます。


エディ・マーフィの表情、セリフも良いですね。予告編は日本語吹き替えですが、公開時も2月3日の放送も観たのは字幕でした。


エディ・マーフィの特徴ある声・台詞回しが聞けるので、字幕版の方がお薦めです。


「ビバリーヒルズ・コップ」シリーズの中では、興行成績が振るわなかった様ですが、隊長にとっては、今でも気軽に観られる娯楽作品です。



 

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Film93 2016/12/23 『ホットロード』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9f49dcfb2c1a5aa6a3313602c040d2b5

Film94 2016/12/28 『ミスター・ルーキー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48f360c5297448a5a7a7ff5a9675d4b4

Film95 2017/1/5   『ザ・ヤクザ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9af38fb30d6cb59c8bbb64531242a445

Film96 2017/1/15  『母と暮せば』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/012d2dba6f1c44a76922b271b7ee1f9a

Film97 2017/1/20  『初恋のきた道』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db

Film98 2017/1/28  『華麗なるギャツビー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3bebdf321297c87964d5ffca52d7206f


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映画 Film98 『華麗なるギャツビー』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第98回は、『華麗なるギャツビー』をお送りします。

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『華麗なるギャツビー』(原題:The Great Gatsby)は、F・スコット・フィッツジェラルド(F Scott Fitzgerald)の小説「グレート・ギャツビー」を原作にしたアメリカ映画。


これまでに数回映画化されているそうですが、日本で公開されたのは1974年にロバート・レッドフォード(Robert Redford)と、ミア・ファロー(Mia Farrow)が主演した作品と、2013年にレオナルド・ディカプリオの主演作品があります。


今日取り上げるのは、1974年公開作品です。


監督は、ジャック・クレイトン。脚本はフランシス・フォード・コッポラです。


他の出演者は、サム・ウォーターストン、ブルース・ダーン、ロイス・チャイルズ、など。


時代は、1920年代のアメリカ。ニューヨーク郊外のロングアイランドに豪華な邸宅を構えるジェイ・ギャツビー(ロバート・レッドフォード)は、毎夜パーティーを開いていました。


宮殿の様なギャツビーの豪邸の隣に住むニック・キャラウェイ(サム・ウォーターストン)は、パーティに招待され、彼にあることを頼まれます。


それは、昔の恋人デイジー(ミア・ファロー)を、ニックの家に誘ってくれとの依頼でした。しかし、デイジーには既に夫 トム・ブキャナン(ブルース・ダーン)と娘がいるのでした。。。


この映画で印象的だったシーンは、再会したデイジーと昔の軍服を着たギャツビーが、ロウソクの灯り一本だけを灯し、ダンスを踊ります。


このシーンを境にして、画面もストーリーも暗くなります。


そして、予想出来た様に、ギャツビーは殺されてしまいます。


この映画、白人至上主義のセリフが随所で飛び出します。例えば、「白人と黒人が結婚するなんてありえない」、など。


当時ならスルーされた箇所でしょうが、2013年版ではどうなっているのでしょうか?


それと、1929代の雰囲気を出していて、妙にリアリティがあるのです。


ローアングルから、踊り子たちを捉えると、シーム(縫い)があるストッキングを履いていたり、食べ物の周りに蠅がたかっていたりします。


極めつけは、夏のシーンなので、暑い暑いと言いながら、汗が滴り落ちます。確かに、当時はクーラーなんてありませんでしたよね。


懐かしいチャールストンを群衆で踊るダンスシーンも見事でした。





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Film86 2016/10/17 『青天の霹靂』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8bf6fa67456908dbf5c0f96529914a31

Film87 2016/11/6  『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c7b44a24274790d625bbede27025cb7d

Film88 2016/11/14 『あの子を探して』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a214c30203198fb23fe5268a4235fc75

Film89 2016/11/19 『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/72aea128f193821fb37a73fb6ca9fca1

Film90 2016/12/2  『君よ憤怒の河を渉れ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5dc3a91965d9abd9160ccb433defe98e

Film91 2016/12/5  『レヴェナント:蘇えりし者』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1933f2201a2fb9fde2b1551da99b2f6a

Film92 2016/12/10 『起終点駅 ターミナル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b14b9a9209fd0facd653bca53d18778c

Film93 2016/12/23 『ホットロード』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9f49dcfb2c1a5aa6a3313602c040d2b5

Film94 2016/12/28 『ミスター・ルーキー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48f360c5297448a5a7a7ff5a9675d4b4

Film95 2017/1/5   『ザ・ヤクザ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9af38fb30d6cb59c8bbb64531242a445

Film96 2017/1/15  『母と暮せば』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/012d2dba6f1c44a76922b271b7ee1f9a

Film97 2017/1/20  『初恋のきた道』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db


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映画 Film97 『初恋のきた道』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第97回は、『初恋のきた道』をお送りします。

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『初恋のきた道』は、1999年に公開された張芸謀(チャン・イーモウ)監督の中国映画。


中国語の原題は、「我的父亲母亲」。英語のタイトルは、「The Road Home」です。


主演は、章子怡(チャン・ツィイー)。他の出演者は、鄭昊(チョン・ハオ)、孫紅雷(スン・ホンレイ)、など。


チャン・イーモウの作品は、これまでに;

1999年の『あの子を探して』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a214c30203198fb23fe5268a4235fc75

2004年の『LOVERS』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4082519a5204fd86da2bb95255fe14b4

2005年の『単騎、千里を走る。』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b0bfbe4de3b52cbd002aae613e72a86d

の三本を紹介しています。


チャン・ツィイーが出演した映画は;

2004年の『LOVERS』

2005年の『SAYURI』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbe14400f5871f9f08594b6ec5471725

のニ本を取り上げています。


あらすじは、都会で働いている孫紅雷演じる駱玉生(ルオ・ユーシェン)(語り手)が父の急死の知らせを聞き、久しぶりに故郷の小さな農村に帰って来ました。

父を亡くして憔悴している母は、街の病院から遺体をトラクターでなく、伝統通りに葬列を組み、棺を村まで担いで戻ると言い張り村長らを困らせています。

ここまでは、モノクロで映し出されていた画面が、若かりし父と母の出会いのシーンになると、カラーになります。

チャン・ツィイー演じる若き母 招娣(チャオ・ディ)が18歳の頃、学校が無かったこの村に初めて都会から先生がやって来ることになりました。

ディは、鄭昊演じる若き先生 駱長余(ルオ・チャンユー)に一目惚れしますが。。。


この映画を初めて観たのは、2008年にテレビで放映された時でした。


内容に感動し、いつかまた観たいと思っていたころ、「午前十時の映画祭7」のラインナップに入っていることを知りました。


「午前十時の映画祭」は、特に素晴らしい傑作娯楽映画を選び、1年間にわたり“午前10時”から連続上映する催しです。


料金は、一般が1,100円(税込)、学生が500円です。


今回、『初恋のきた道』を観に行ったのは、「TOHOシネマズ 日本橋」。

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同シネコンに行くのは、昨年11月の『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/72aea128f193821fb37a73fb6ca9fca1 以来です。


座席数110のスクリーン2は、朝10時からの上映のためか、25~30人くらいの入りでした。


『初恋のきた道』の上映が始まりました。


オープニングのクレジットタイトルがアルファベットでしたが、エンディングのクレジットは中国語でした。


デジタル処理がされているためか、テレビで観た時より画面も字幕が見易かったです。特に、画面がカラーに切り替わってから風景の鮮やかさが際立っていました。


またテレビの画面でははっきりと分からない、画面隅の風景や人物の表情までクッキリと見ることが出来ました。


印象的だったのは、村から街へ続く道が二人が出会った時から、1990年代後半になっても舗装されずに、昔は馬車で移動し、今では葬儀の棺をトラクターで運んでいたことです。


『あの子を探して』を観たときも思ったのですが、中国農村の貧しさは昔から連綿と続いているのですね。


それと、チャンユーが街に強制的に連れ戻された時、ディが彼に食べさせようと作った餃子を入れたお椀を持って追いかけた時に、転げ落ちて割ってしまったお椀を、盲目の母親が陶器修理屋に直して貰うシーンです。


そんな貧しい農村では、割れた陶器をあの様に修理していたのですね。そして母親の思いやりにも心を打たれました。


このシーンだけでなく、ディの一途な想いに何度が涙を流しました。映画を観て泣くのも久しぶりです。


三宝(サンパオ)の音楽もオーソドックスな使い方ですが、ロマンチックなシーンを演出するのに効果的でした。


第50回ベルリン国際映画祭:銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞するなど、国際的評価も高いこの映画、チャン・イーモウの演出は勿論ですが、チャン・ツィイーの美しさが成功の鍵かもしれませんね。


19歳で映画初出演のチャン・ツィイーの美しさが際立っていました。

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観る前は、再上映作品の「午前十時の映画祭」の料金1,100円は高く、700~800円が妥当だと思っていましたが、観終わって、逆に安いと感じる程に、『初恋のきた道』は素晴らしかったです。


また、以前、原題から安易な邦題の付け方を批判したことがありました⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e598c764e0fbf3b8a9c460ad43149516 が、この作品に関しては、肯定的に思いました。


原題の「我的父亲母亲」を直訳すれば、“私の父親母親”と映画の題名には相応しくないですよね。英題の「The Road Home」でも“故郷への道”とストレートです。


やはり、愛する人が馬車に乗りやって来て去って行ってしまった道、そしてその最愛の人が遺体となり、多くの教え子達に担がれて帰って来る道は、『初恋のきた道』としか呼び様がないですね。


尚、「TOHOシネマズ 日本橋」を含む「午前十時の映画祭」GROUP Bの映画館での『初恋のきた道』の上映は、1月27日(金)迄です。

 



 


===「映画」バックナンバー ===
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Film86 2016/10/17 『青天の霹靂』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8bf6fa67456908dbf5c0f96529914a31

Film87 2016/11/6 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c7b44a24274790d625bbede27025cb7d

Film88 2016/11/14 『あの子を探して』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a214c30203198fb23fe5268a4235fc75

Film89 2016/11/19 『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/72aea128f193821fb37a73fb6ca9fca1

Film90 2016/12/2 『君よ憤怒の河を渉れ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5dc3a91965d9abd9160ccb433defe98e

Film91 2016/12/5 『レヴェナント:蘇えりし者』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1933f2201a2fb9fde2b1551da99b2f6a

Film92 2016/12/10 『起終点駅 ターミナル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b14b9a9209fd0facd653bca53d18778c

Film93 2016/12/23 『ホットロード』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9f49dcfb2c1a5aa6a3313602c040d2b5

Film94 2016/12/28 『ミスター・ルーキー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48f360c5297448a5a7a7ff5a9675d4b4

Film95 2017/1/5 『ザ・ヤクザ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9af38fb30d6cb59c8bbb64531242a445

Film96 2017/1/15 『母と暮せば』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/012d2dba6f1c44a76922b271b7ee1f9a
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映画 Film96 『母と暮せば』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第96回は、『母と暮せば』をお送りします。

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1月14日(土)の午後に、「シビックシシアター☆トークショー『母と暮せば』上映と井上麻矢氏トークショー」と題したイベントに参加しました。


会場は、文京シビックセンター⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/08c4444122679eb71808ad22214e0098 2階の「文京シビックホール小ホール」です。


同小ホールに行くのは、昨年5月の『林家たい平独演会』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c46e3fb0200271df9dcb486f7625d06a 以来。


この催しは、「公益財団法人 文京アカデミー」の主催で、第1部が『母と暮せば』の上映、第2部が井上麻矢氏のトークショーでした。


『母と暮せば』は、2015年12月12日に公開された山田洋次監督の作品です。


山田監督の作品は、『たそがれ清兵衛』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8f9600bd35ed0b274b52cabf8d582bcd を紹介しています。


この作品は、作家の故・井上ひさしが晩年に構想していた、広島・長崎・沖縄をテーマにした「戦後命の三部作」の想いを山田監督が引き継ぎ、長崎の原爆をテーマに制作されました。


広島を舞台にした井上氏の戯曲「父と暮せば」と対になる作品です。


主演は、吉永小百合と嵐の二宮和也。


吉永さんは、高倉健さんと共演した映画『海峡』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/cd127bee08f9bf32d1669968f8dbf03a を、


二宮君は、TVドラマ『優しい時間』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/35e5e44706cb73570fd16a7ef3454664 を紹介しています。


他の出演者は、黒木華(はる)⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0657d42b6fa12d58df2b7f9302a1e638 、浅野忠信、橋爪功、など。


初めて観た時には、気がつかなかったのですが、子役でスケーターの本田望結(みゆ)⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b510dbde8f015feb79fa4267a080027e も、出演しています。


音楽を坂本龍一が担当しています。


あらすじは、長崎医科大学に通う福原浩二(二宮和也)は、授業中に被爆し、一瞬の内に跡形もなく死んでしまいました。


それから三年、母親の助産婦 信子(吉永小百合)は、浩二のいいなずけ町子(黒木華)の支えを受けて、慎ましく暮らしていました。


そんな信子の前に、浩二の亡霊が現れます。。。


この映画を初めて観たのは、昨年5月 中国鄭州市に向かう中国南方航空の機内です⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b2c19ace1fa5a4aa572f356ce69c67eb


ちなみに、帰りには『レヴェナント:蘇えりし者』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1933f2201a2fb9fde2b1551da99b2f6a を観ました。


中国の航空会社の機内で、日本映画と米国映画を上映していて、偶然とは言え『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽も坂本龍一が担当しているのには驚きです。


第2部では、井上ひさし氏の三女で、劇団「こまつ座」の社長 井上麻矢氏が、「父・井上ひさしの想いを継いで」と題して、『母と暮せば』誕生の経緯(いきさつ)や、エピソードを話してくれました。


話しがそれてしまいますが、トークショーの前に司会の方が井上麻矢氏の紹介をして、「映画の“裏話”を話して頂きます」と言われました。


“裏話”だと、「政界の裏話」だとか、少し品のないニュアンスを含んでいるのに対して、“エピソード”には「微笑ましエピソード」など、好意的なニュアンスもあるので、この場合は“エピソード”の方が良いと思いました。


麻矢氏は、山田監督とお会いして食事をした時に話したことで、この映画が誕生したことや、監督は最初から母親役に吉永小百合をイメージしていたことを語ってくれました。


また、浩二のモデルには、1945年に戦死した詩人の竹内浩三で、浩三もメンデルスゾーンの曲が好きだったと紹介してくれました。


信子が浩二に連れられて天国に旅たって行くラストシーンに流れた合唱の詞が、広島で被爆した原民喜(たみき)の小説「鎮魂歌」を元にしていることも話してくれました。


改めて『母と暮せば』を観て、そして麻矢氏の話しを聞き、ひさし氏や山田監督の想いに、出演者、スタッフが見事に応えて、感動的な作品が出来上がったと思いました。


===「映画」バックナンバー ===
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Film86 2016/10/17 『青天の霹靂』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8bf6fa67456908dbf5c0f96529914a31

Film87 2016/11/6  『オール・ユー・ニード・イズ・キル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c7b44a24274790d625bbede27025cb7d

Film88 2016/11/14 『あの子を探して』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a214c30203198fb23fe5268a4235fc75

Film89 2016/11/19 『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/72aea128f193821fb37a73fb6ca9fca1

Film90 2016/12/2  『君よ憤怒の河を渉れ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5dc3a91965d9abd9160ccb433defe98e

Film91 2016/12/5  『レヴェナント:蘇えりし者』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1933f2201a2fb9fde2b1551da99b2f6a

Film92 2016/12/10 『起終点駅 ターミナル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b14b9a9209fd0facd653bca53d18778c

Film93 2016/12/23 『ホットロード』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9f49dcfb2c1a5aa6a3313602c040d2b5

Film94 2016/12/28 『ミスター・ルーキー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48f360c5297448a5a7a7ff5a9675d4b4

Film95 2017/1/5   『ザ・ヤクザ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9af38fb30d6cb59c8bbb64531242a445


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映画 Film95 『ザ・ヤクザ』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画 [映画]」を紹介するシリーズの第95回は、『ザ・ヤクザ』をお送りします。

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『ザ・ヤクザ』(原題:The Yakuza)は、1974年に公開されたアメリカ映画です。


主演は、高倉健と、ロバート・ミッチャム(Robert Mitchum)。


他の主な出演者は、岸恵子、ハーブ・エデルマン(Herb Edelman)、ブライアン・キース(Brian Keith)、など。


監督は、シドニー・ポラック(Sydney Pollack)。


あらすじは、私立探偵のハリー・キルマー(ロバート・ミッチャム)は友人のジョージ・タナー(ブライアン・キース)から、日本のヤクザ組織・東野組に誘拐された自分の娘の救け出してほしいと頼まれます。


タナーはハリーがかつて進駐軍兵士として日本にいた頃、彼に恩義ができたヤクザ幹部・田中健(高倉健)に協力させれば奪還できるとハリーを説得しました。


日本で再会した健は、既にヤクザの世界から足を洗っていた。それでも健は義理を返すため、ハリーに協力することを決断しました。。。


この映画のテーマは、アメリカ人には理解できない“義理”だと思いました。


ハリーに同行した若いダスティーが、健に義理の意味を「Obligation」かと聞いたところ、健は「Burning、しがらみ」と答えます。


“義理”だけでなく、オープニングで「Yakuza」の解説が字幕で流れるなど、当時のアメリカ人が知らない日本の組織、習慣、風俗を全編にわたって紹介している映画だとも感じました。


従って、ストーリーは荒唐無稽(こうとうむけい)です。


例えば、健とハリーが、東野組に乗り込み、何十人も殺したのに、警察に追われることもなく、ハリーはアメリカに帰国することが出来ます。


この映画を観た外国人が、日本は“無法国家”と思わないか心配です。


印象的だったシーンは、そのハリーが帰国する際です。場所は羽田空港のパンアメリカン航空(略称:パンナム)のチェックイン・カウンター。


ハリーが肩に掛けていたのは、パンナムの青い航空バッグです。海外旅行がまだ珍しかった当時の日本人には、憧れの青いバッグです。


そして、ハリーがパンナム機に搭乗する際は、ボーディング・ブリッジではなくタラップです。時代を感じさせるシーンでした。


同じく健さんが出演したアメリカ映画『ブラック・レイン』の方がまだストーリー性がありましたね。


これまでも、健さんの映画を紹介する度に書いていますが、この映画に出演していた多くの方が、鬼門に入っています;

高倉健、ロバート・ミッチャム、ブライアン・キース、ハーブ・エデルマン、リチャード・ジョーダン、岡田英次、郷鍈治(えいじ)、など(敬称略)。

亡くなられた皆さんのご冥福をお祈りいたします。




 

尚、「隊長のブログ」では、高倉健が出演する映画を、これまでに8本紹介しています。

詳細は下記の記事一覧をご参照下さい。

===「高倉健 出演映画」 記事一覧 (公開年順)===

1. 1976年 『君よ憤怒の河を渉れ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5dc3a91965d9abd9160ccb433defe98e

2. 1981年 『駅 STATION』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bef4429e80cd96c7e95cf7c658fb1f9d

3. 1982年 『海峡』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/cd127bee08f9bf32d1669968f8dbf03a

4. 1983年 『居酒屋兆治』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bcfadb7f8c5a258f07508b90b1360216

5. 1985年 『夜叉』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8099bc7c07950720fcb14998b1ee748d

6. 1989年 『ブラック・レイン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dd126a6064678f456d33e472decf4403

7. 2005年 『単騎、千里を走る。』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b0bfbe4de3b52cbd002aae613e72a86d

8. 2012年 『あなたへ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/91fbd0731cea8c39037cacff828769ab


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