「チャン・ツィイー 出演映画」 記事一覧 [映画]

中国の女優・チャン・ツィイー(章 子怡)さんは、中国北京市生まれで、生年月日は1979年2月9日。今年、40歳になります。


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1999年に、チャン・イーモウ監督の中国映画 [映画]『初恋のきた道』で主人公を演じ、一躍注目される存在に。



その後、中国国内外で数多くの作品に出演し、今では国際的スターとして名を成しています。



そんなチャン・ツィイーさんが出演する映画を、「隊長のブログ」では、これまでに5本を紹介しています。



詳細は、下記の記事一覧をご参照下さい。



===「チャン・ツィイー 出演映画」 記事一覧 (日本公開年順)===


1.  2000年 『初恋のきた道』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db


2.  2004年 『LOVERS』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4082519a5204fd86da2bb95255fe14b4


3.  2005年 『SAYURI(Memoirs of a Geisha)』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbe14400f5871f9f08594b6ec5471725


4.  2019年 『The Crossing -ザ・クロッシング- Part I』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/849e6b791556b4146f769632abbc9c5a


5.  2019年 『The Crossing -ザ・クロッシング- Part II』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f2e6de828b75a52aec7f61f0a3b670f7


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映画 Film146 『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠⅠ』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画」を紹介するシリーズの第146回は、『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠⅠ』をお送りします。


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『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠⅠ』(中国語簡体字原題:太平轮:彼岸、英題:The Crossing 2)は、2015年に制作・公開された中国・香港合作映画。日本での公開は、2019年6月14日。



『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ』は、既に紹介しています⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/849e6b791556b4146f769632abbc9c5a



尚、合作を含む中国映画を、これまでに、11作品紹介しています。詳細は、こちらの記事一覧をご参照下さい⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/65daa86be027f5d393125973d7f48f1c



監督・脚本は、「 PartⅠ」と同じくジョン・ウー(吴 宇森)。ジョン・ウーの作品は、2000年公開トム・クルーズ主演の『ミッション:インポッシブル2』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/83a60b796c68b01ba41499a55179f7c0 を、取り上げています。



音楽担当は、日本人の岩代太郎。



主な出演者は、金城武、長澤まさみ、中国出身のホアン・シャオミン(黄晓明)、チャン・ツィイー(章子怡)、トン・ダーウェイ(佟大为)、そして韓国出身の(ソン・ヘギョ)。



金城武が出演する映画は、これまでに7作品を紹介しています。詳細は、こちら⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/97e58a862d3bd033f5f64251fc9803d8



長澤まさみの作品も、これまでに7本取り上げています。詳細は、こちら⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7d5cbe15d39aa5a488d88db24c0697dd



チャン・ツィイーは、2000年公開『初恋のきた道』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db 、2004年『LOVERS』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4082519a5204fd86da2bb95255fe14b4 、2005年『SAYURI(Memoirs of a Geisha)』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbe14400f5871f9f08594b6ec5471725 の3作品を紹介しています。



『ザ・クロッシング』の舞台は、1945年の中国国共内戦。蒋介石を指導者とする国民党と、毛沢東率いる共産党の対立が最も激化。日本の占領下にあった台湾と、中国本土との内戦の最中に出会った3組の男女の出会いと別れ、移りゆく愛の物語です。



「PartⅠⅠ」の上映時間は、129分。



鑑賞したのは、PartⅠ同様、新宿三丁目にある「シネマート新宿」の定員62名のスクリーン2。この日、同館ではスクリーン2で、「 PartⅠ」の上映が、9:45~11:58。「PartⅠⅠ」は、 12:15~14:25(予告編を含む)と、1日各一回のみでした。「 PartⅠ」の観客の内、1/4位は引き続き「PartⅠI」を観ていました。また、「PartⅠⅠ」は満席で、立ち見客が10数人いました。立ち見が出る映画を観たのは、久しぶりです。



「PartⅠⅠ」(後編) 太平輪号編のあらすじ:1949年、1,000人近い乗客乗員を乗せて中国・上海から台湾・基隆へ向かっていた大型貨客船「太平輪」。



船にはユイ・チェン(チャン・ツィイー)、イェン・ザークン(金城武)、トン・ターチン(トン・ダーウェイ)が、それぞれに違う目的で乗船[船]していました。



深夜、付近を航海中の貨物船と衝突した事で船内はパニックに陥り、それまでお互いを知る事の無かった男女の3組の運命が交差して 。。。



感想:ベースは、中国国民党の将校 レイ・イーファン(ホアン・シャオミン)と財閥令嬢のチョウ・ユンフェン(ソン・ヘギョ)、台湾生まれのザークンと日本人の雅子(長澤まさみ)、トンとユイ、3組の男女の出会いと別れ、移りゆく愛の物語です。しかし、民族や政治とは何なのかと、考えさせられる映画でもありました。



オープニングは、国民党軍と共産党軍の内戦が激化し、台湾に疎開するために人々が必死で「太平輪」に乗り込むシーンです。隊長が、上海に駐在していた頃の夢は、駐在が終わり、日本に帰任する際、飛行機ではなく、上海黄浦江の港から客船で優雅に帰国するというものでした。その夢は叶えられませんでしたが、今では穏やかな黄浦江、70年前にはあんなにも殺伐としていたのですね。



オープニングから約30分間は、「 PartⅠ」の感想シーンが続きます。「 PartⅠ」を観ずに、「PartⅠⅠ」を観た人や、隊長の様に前編を観て二週間経っている観客は、ストーリーの繋がりが分かって良いのですが、この日連続して二本観る人には、退屈だったでしょう。



この映画を観て、初めて知ったことは、日本統治終了後、台湾に進駐した国民党政府が、反対派を共産党員として弾圧し、ザークンの弟の様に、台湾から大陸に行き共産党軍に加わった学生らがいたことです。



「 PartⅠ」では、オープニングの国民党軍とザークンが従軍していた日本軍、エンディングのレイ率いる国民党軍と共産党軍、の戦闘シーンのリアルさに驚かされました。「 PartⅠI」では、「太平輪」の沈没さる様のリアルさに驚かされました。VFX技術の進化による物とは言え、沈没シーンの描写では、映画「タイタニック」を遥に凌駕しています。



史実では、太平輪沈没事故の犠牲者は1,000人以上、オーストラリア軍艦が救助した生存者は34人となっています。映画では、その34人の中に、トンとユイの二人が含まれています。二人は、台湾で夫婦となり幸せに暮らしたでしょう。また、未亡人となったユンフェンは、トンが命懸けで持ち帰ったレイの手帳により、夫の愛の深さを知り、残された子と、この地で生きていきます。しかし、最も悲劇なのは、ザークンと雅子でしょう。



沈み行く子供達を助け、自らは海の藻屑となったザークン。死ぬ間際に、おそらく日本で入水自殺したであろう雅子と、一瞬巡り合えたことが、幻とは言え、唯一の救いです。



監督・脚本、ジョン・ウー。金城武、出演。音楽、岩代太郎。 PartⅠ、PartⅠⅠの二本立て作品。これは、『レッドクリフ』と同じです。同作品が、中国、日本で上映されたのは、同じ2008年と2009年。そして、日本でもヒットしました。



一方、『ザ・クロッシング』は、中国から4~5年遅れの日本公開。上映館も都内は、「シネマート新宿」のみ。一日の上映回数は、1回。テレビでの宣伝もなしと、偉い違いです。



キャスティングに、金城武、長澤まさみ、黒木瞳( PartⅠ)。さらに、日本にもファンが多い韓流スターのソン・ヘギョを起用。音楽担当は、日本人の岩代太郎。と、制作前は日本マーケットを意識して、『レッドクリフ』の“二匹目のドジョウ”を意識していたと思います。



しかし、隊長の観た回で立ち見が出たと言っても、定員62名の小スクリーンです。日本での興行は、失敗でしたね。



これは、『レッドクリフ』が、日本でも昔から知られている「三国志」を題材にしていて、諸葛亮(しょかつ りょう)役を金城武が演じるなど、日本でヒットする要素がテンコ盛りでした。



それに対して、『ザ・クロッシング』は、日本では馴染みのない、国共内戦や、国民党の台湾統治を題材にしているからでしょうね。



でも、隊長は、個人的には、『ザ・クロッシング』は、好きな映画です。



尚、「シネマート新宿」では、「 PartⅠ」「 PartⅠⅠ」ともに、6月27日(木)迄の上映[映画]です。 



 


===「映画」バックナンバー ===
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Film1~135  省略


Film136 2018/12/20『Taxi4』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b4c34d387c141f0ff9df7df1449f7ec6


Film137 2019/1/15 『伊豆の踊子(昭和38年)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4e78c8e001d543cebaee9d704fa50f67


Film138 2019/2/14 『遙かなる山の呼び声』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/35951db56d912eb61271dbfea08ca44c


Film139 2019/2/28 『明日に向って撃て!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8ac3e850f5ead3d1d77044082040ec13


Film140 2019/3/6  『グリーンブック』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/41fa9f5b3cda1fe4efd7db96be00b173


Film141 2019/4/17 『芳華-Youth-』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ba7c3d70185efca9a6a2548e2349c814


Film142 2019/5/5  『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3d7b8668b52cea8fc68dc2ef910322e3


Film143 2019/5/19 『コラテラル』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d5f083dad2dfff12ddda9a2c1ef46b2e


番外編  2019/5/31 『訃報:降旗康男監督』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/788dfef3a9feda5273c9cb83a1b2c0a0


Film144 2019/6/11 『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/849e6b791556b4146f769632abbc9c5a


Film145 2019/6/19 『スティング』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4f4577d7ea995b940026fa793953ecea  


 


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映画 Film145 『スティング』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画 [映画]」を紹介するシリーズの第145回は、『スティング』をお送りします。


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『スティング』(原題:The Sting)は、1973年2月に公開されたアメリカ映画。日本での公開は、1974年6月。



脚本は、デヴィッド・S・ウォード(David S. Ward)。監督は、ジョージ・ロイ・ヒル(George Roy Hill)。ジョージ・ロイ・ヒルは、1969年に公開された『明日に向って撃て!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8ac3e850f5ead3d1d77044082040ec13 ⇒ でも、メガホンを取っています。



その『明日に向って撃て!』で共演した、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが、本作品で再共演を果たしています。



ポール・ニューマン出演の映画は、上記作品以外では、1986年公開の『ハスラー2』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0647cb6ff3efcaed5e34fcd32a69b43c を、



ロバート・レッドフォードは、同じく1974年公開『華麗なるギャツビー』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3bebdf321297c87964d5ffca52d7206f を、取り上げています。



他のキャストは、ロバート・ショウ(Robert Shaw)、チャールズ・ダーニング(Charles Durning)、アイリーン・ブレナン(Eileen Brennan)、ほか。



この作品は、1974年4月の「第46回アカデミー賞」で、最優秀作品賞を含む7部門で受賞しています。



主題曲の「ジ・エンターテイナー」、今でも耳にすることが多いですが、1902年に黒人ピアノ演奏者・スコット・ジョプリンによって作曲されました。音楽担当の、マーヴィン・ハムリッシュは、「第46回アカデミー賞」で、音楽賞の栄冠に輝きました。



あらすじ:物語の舞台は、1930年代のシカゴ。詐欺で稼ぐジョニー・フッカー (ロバート・レッドフォード)は、親同然に慕う師匠が大物ギャングのドイル・ロネガン(ロバート・ショウ)の手下に殺されたことで、その復讐の協力を仰ぐため伝説の賭博師ヘンリー・ゴンドーフ(ポール・ニューマン)のもとを訪ねますが。。。



感想:何度観ても、痛快に思える映画です。『明日に向って撃て!』同様、アウトローが主人公ながら、その悪事を受け入れて、主人公を応援してしまいたくなる典型的な「アメリカン・ニューシネマ」の代表作です。



ラストの、ゴンドーフと仲間達が、偽の場外馬券場で、ロネガンを騙すシーン。インターネットが普及している現在では、簡単に見破られてしまうトリックですが、当時の時代背景を考えれば、斬新な手口だったのでしょうね。 



 


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Film1~130  省略


Film131 2018/9/4  『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3


Film132 2018/9/13 『TAXi2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0


番外編  2018/9/16 『訃報:樹木希林さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff8331cea930236867d1659a7297a7b5


Film133 2018/11/12『ヘアスプレー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/170d72b0f005a51c321d7fd436e63bb2


Film134 2018/11/15『恋する惑星』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff0d07c9bddd00bac5b64937abcae468


Film135 2018/11/30『ダ・ヴィンチ・コード』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/eb2f55f1ea3284f150df68f320c7f076


Film136 2018/12/20『Taxi4』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b4c34d387c141f0ff9df7df1449f7ec6


Film137 2019/1/15 『伊豆の踊子(昭和38年)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4e78c8e001d543cebaee9d704fa50f67


Film138 2019/2/14 『遙かなる山の呼び声』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/35951db56d912eb61271dbfea08ca44c


Film139 2019/2/28 『明日に向って撃て!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8ac3e850f5ead3d1d77044082040ec13


Film140 2019/3/6  『グリーンブック』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/41fa9f5b3cda1fe4efd7db96be00b173


Film141 2019/4/17 『芳華-Youth-』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ba7c3d70185efca9a6a2548e2349c814


Film142 2019/5/5  『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3d7b8668b52cea8fc68dc2ef910322e3


Film143 2019/5/19 『コラテラル』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d5f083dad2dfff12ddda9a2c1ef46b2e


番外編  2019/5/31 『訃報:降旗康男監督』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/788dfef3a9feda5273c9cb83a1b2c0a0


Film144 2019/6/11 『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/849e6b791556b4146f769632abbc9c5a 


 


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映画 Film144『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画 [映画]」を紹介するシリーズの第144回は、『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ』をお送りします。


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『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ』 (中国語簡体字原題:太平轮 乱世浮生、英題:The Crossing)は、2014年に制作・公開された中国・香港合作映画。日本での公開は、2019年6月4日。



尚、合作を含む中国映画を、これまでに、10作品紹介しています。詳細は、こちらの記事一覧をご参照下さい⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/65daa86be027f5d393125973d7f48f1c



監督・脚本は、ジョン・ウー(吴 宇森)。ジョン・ウーの作品は、2000年公開トム・クルーズ主演の『ミッション:インポッシブル2』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/83a60b796c68b01ba41499a55179f7c0 を、取り上げています。



音楽担当は、日本人の岩代太郎。



主な出演者は、金城武、長澤まさみ、中国出身のホアン・シャオミン(黄晓明)、チャン・ツィイー(章子怡)、トン・ダーウェイ(佟大为)、そして韓国出身の(ソン・ヘギョ)。



金城武が出演する映画を、これまでに6本紹介しています。詳細は、こちら⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/97e58a862d3bd033f5f64251fc9803d8



長澤まさみの作品は、これまでに5本取り上げています。詳細は、こちら⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7d5cbe15d39aa5a488d88db24c0697dd



チャン・ツィイーは、2000年公開『初恋のきた道』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db 、2004年『LOVERS』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4082519a5204fd86da2bb95255fe14b4 、2005年『SAYURI(Memoirs of a Geisha)』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbe14400f5871f9f08594b6ec5471725 の3作品を紹介しています。



この映画の舞台は、1945年の中国国共内戦。蒋介石を指導者とする国民党と、毛沢東率いる共産党の対立が最も激化。日本の占領下にあった台湾と、中国本土との内戦の最中に出会った3組の男女の出会いと別れ、移りゆく愛の物語です。



上映時間は、129分。



今回、鑑賞したのは、新宿三丁目にある「シネマート新宿」の定員62名のスクリーン2。


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PartⅠ(前編)中国国共内戦編のあらすじ:1945年、中国国民党の将校、レイ・イーファン(ホアン・シャオミン)は、上海の舞踏会でチョウ・ユンフェン(ソン・ヘギョ)と運命的な出会いをします。



しかし国共内戦が激化し、レイはユンフェンを残し内戦の最前線へと向かいます。ユンフェンは、疎開した台湾基隆にある新居の家屋で、「ザークン(金城武)」と署名された絵と、額裏から「雅子(長澤まさみ)」の日記を発見します。


一方、ユイ・チェン(チャン・ツィイー)は、出征したまま行方不明になった恋人を探すため、従軍看護師に志願します。十分な食糧が無いなかで見知らぬ兵士、トン・ターチン(トン・ダーウェイ)と家族のふりをして、食糧配給を得るなど、必死に上海で生きていました。。。



ベースは、ザークンと雅子、レイとユンフェン、トンとユイ、3組の男女の出会いと別れ、移りゆく愛の物語なのですが、民族や政治とは何なのかと考えさせられる映画でもあります。



国民党軍と日本軍との戦い、日本軍に従軍医師として同行していた台湾出身のザークン。そのザークンと日本人の雅子との当時は許されなかった恋愛。日本軍が敗戦後の、国民党軍と共産党軍の同胞同士の内戦。当時の中国の凄まじい貧富の差と偏見。



まさに、国共内戦下の1946年に中国広州市に生まれ、一家で香港に移住した、ジョン・ウーだから描けた世界なのでしょうね。


     
オープニングは、レイ率いる国民党軍とザークンが従軍していた日本軍との、10分以上に亘る激しい戦闘シーン。臨場感溢れたシーン、『芳華-Youth-』⇒
https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ba7c3d70185efca9a6a2548e2349c814 でもそうでしたが、戦争の悲惨さを十分に伝えています。



この戦いで、傷ついたレイは、英雄として扱われ、奇跡的にも生き延びたザークンは、捕虜収容所に送られます。



場面は一転して、上海でのクリスマスダンスパーティーのシーン。ここで、レイと財閥令嬢のユンフェンが出会うシーンと、その後の二人のデートシーンは、ロマンチックな演出です。



海外映画に登場する日本人は、ステレオタイプになりがちですが、雅子の母役に黒木瞳を起用するなど、しっかりと日本人像を描いています。



上海で必死に生きるユイと、そのユイを一途に想う、貧しい農家出身の兵士、トンの姿には涙を誘われます。



エンディングの国民党軍と共産党軍の戦闘シーンは、15分~20分続いたのでしょうか。余りにも悲惨なシーンの連続で、早く終わって欲しいと思ってしまいました。



尚、「シネマート新宿」でのPartII(太平輪号編)の上映は、6月14日(金)から。また、PartIとIIともに、、6月27日(木)迄です。


 



 


===「映画」バックナンバー ===
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Film1~130  省略


Film131 2018/9/4  『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3


Film132 2018/9/13 『TAXi2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0


番外編  2018/9/16 『訃報:樹木希林さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff8331cea930236867d1659a7297a7b5


Film133 2018/11/12『ヘアスプレー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/170d72b0f005a51c321d7fd436e63bb2


Film134 2018/11/15『恋する惑星』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff0d07c9bddd00bac5b64937abcae468


Film135 2018/11/30『ダ・ヴィンチ・コード』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/eb2f55f1ea3284f150df68f320c7f076


Film136 2018/12/20『Taxi4』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b4c34d387c141f0ff9df7df1449f7ec6


Film137 2019/1/15 『伊豆の踊子(昭和38年)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4e78c8e001d543cebaee9d704fa50f67


Film138 2019/2/14 『遙かなる山の呼び声』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/35951db56d912eb61271dbfea08ca44c


Film139 2019/2/28 『明日に向って撃て!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8ac3e850f5ead3d1d77044082040ec13


Film140 2019/3/6  『グリーンブック』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/41fa9f5b3cda1fe4efd7db96be00b173


Film141 2019/4/17 『芳華-Youth-』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ba7c3d70185efca9a6a2548e2349c814


Film142 2019/5/5  『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3d7b8668b52cea8fc68dc2ef910322e3


Film143 2019/5/19 『コラテラル』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d5f083dad2dfff12ddda9a2c1ef46b2e


番外編  2019/5/31 『訃報:降旗康男監督』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/788dfef3a9feda5273c9cb83a1b2c0a0 


 


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映画 番外編『訃報:降旗康男監督』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画 [映画]」を紹介するシリーズの番外編は、『訃報:降旗康男監督』をお送りします。


訃報:降旗康男監督.jpg



高倉健さんの遺作となった『あなたへ』などを手がけた映画監督の降旗康男(ふるはた・やすお)さんが5月20日、肺炎のため東京都内で亡くなられました。享年、84歳でした。



昭和32年(1957)、東京大学文学部仏文科を卒業して東映に入社。昭和41年(1966)に「非行少女ヨーコ」で、監督デビュー。昭和49年(1974)に東映を退社後は、同じくフリーになっていた高倉さんとコンビを組み、多くの名作を世に送り出してきました。



「隊長のブログ」では、降旗監督作品を;


1981年公開の『駅 STATION』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bef4429e80cd96c7e95cf7c658fb1f9d


1983年公開『居酒屋兆治』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bcfadb7f8c5a258f07508b90b1360216


1985年公開 『夜叉』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8099bc7c07950720fcb14998b1ee748d


2005年公開『単騎、千里を走る。』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b0bfbe4de3b52cbd002aae613e72a86d


2012年公開 『あなたへ』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/91fbd0731cea8c39037cacff828769ab


2013年公開『少年H』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9b866de422e26196ede5f49a571afee3


の六本を取り上げています。



降旗康男さんのご冥福を、お祈りいたします。


 


===「映画」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f


Film1~130  省略


Film131 2018/9/4  『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3


Film132 2018/9/13 『TAXi2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0


番外編  2018/9/16 『訃報:樹木希林さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff8331cea930236867d1659a7297a7b5


Film133 2018/11/12『ヘアスプレー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/170d72b0f005a51c321d7fd436e63bb2


Film134 2018/11/15『恋する惑星』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff0d07c9bddd00bac5b64937abcae468


Film135 2018/11/30『ダ・ヴィンチ・コード』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/eb2f55f1ea3284f150df68f320c7f076


Film136 2018/12/20『Taxi4』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b4c34d387c141f0ff9df7df1449f7ec6


Film137 2019/1/15 『伊豆の踊子(昭和38年)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4e78c8e001d543cebaee9d704fa50f67


Film138 2019/2/14 『遙かなる山の呼び声』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/35951db56d912eb61271dbfea08ca44c


Film139 2019/2/28 『明日に向って撃て!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8ac3e850f5ead3d1d77044082040ec13


Film140 2019/3/6  『グリーンブック』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/41fa9f5b3cda1fe4efd7db96be00b173


Film141 2019/4/17 『芳華-Youth-』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ba7c3d70185efca9a6a2548e2349c814


Film142 2019/5/5  『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3d7b8668b52cea8fc68dc2ef910322e3


Film143 2019/5/19 『コラテラル』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d5f083dad2dfff12ddda9a2c1ef46b2e  


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「田中裕子 出演作品」 記事一覧 [映画]

田中裕子.jpg


女優の田中 裕子(ゆうこ) 《本名:澤田 裕子(ひろこ)》は、大阪府池田市出身で、生年月日は1955年4月29日。今年、64歳です。夫は、歌手・俳優の沢田研二。



昭和54年(1979)、24歳の時、NHKテレビ小説(朝ドラ)『マー姉ちゃん』で、注目を浴び、これまでに数多くの映画・ドラマに出演しています。



そんな田中 裕子さんが出演する作品を、「隊長のブログ」では、これまでに6本紹介しています。



詳細は、下記の記事一覧をご参照下さい。



尚、リストのurlのリンク先は、gooブログですのでご了承下さい。 



===「田中裕子 出演作品」 記事一覧 ===


1. 1982年12月公開 映画『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f28d0086acf890738ad7ef195998959e


2. 1983年度 朝ドラ『おしん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ba9cae33e7ebfda7ad5a94a84f65269b


3. 1985年8月公開 映画『夜叉』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8099bc7c07950720fcb14998b1ee748d


4. 2012年8月公開 映画『あなたへ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/91fbd0731cea8c39037cacff828769ab


5. 2015年度前期 朝ドラ『まれ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/efbe145247e70ef9f836e214d8e53724


6. 2018年1月期ドラマ『anone』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5baaa0467ff526583af17e5ee64a8a5f


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映画 Film143『コラテラル』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画 [映画]」を紹介するシリーズの第143回は、『コラテラル』をお送りします。


コラテラル.jpg



『コラテラル』(原題:COLLATERAL)は、2004年に公開されたトム・クルーズ(Tom Cruise)主演のアメリカ映画です。



尚、「隊長のブログ」では、トム・クルーズ(Tom Cruise)が出演する映画を、これまでに、22作品紹介しています。



詳細はこちらの記事一覧をご参照下さい⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/15c12e324db3ac428f8166936149a976



監督は、マイケル・マン(Michael Mann)。



主な共演者は、ジェイミー・フォックス(Jamie Foxx)、ジェイダ・コレン・ピンケット=スミス(Jada Koren Pinkett Smith)。



ジェイミー・フォックス出演作品は、2006年公開の『ドリームガールズ』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e734eb416068eb5159759d96017e1834


2014年の『アメイジング・スパイダーマン2』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9a046bc7a3a672eb08c04ffd3062f143


2015年の『ANNIE/アニー』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6fee2dd338f46363efa07bed1114caaa


の3本を、取り上げています。



物語の舞台は、アメリカ・ロサンゼルス。タクシードライバーのマックス(ジェイミー・フォックス)は、リムジン・サービスの会社を持つことを夢見て、真面目に日々働いていました。



ある夜、最初に乗せた女性客のアニー(ジェイダ・ピンケット=スミス)と目的地に着くまでの時間に賭けをする。賭けはマックスの勝ちに終わり、彼は検事局に勤めるアニーから「何か困った時に」と連絡先を貰う。車内での会話から、2人は互いに好感を持つて別れます。



アニーをおろした後に乗せた客は、身なりの良いヴィンセント(トム・クルーズ)という男でした。一見、エリート・ビジネスマンの様なヴィンセントは、実は殺し屋で、裁判で不利な証言をする者たちを消すのが仕事でした。彼から切り出されたのは、マックスの腕を見込んで、ハイヤーとして雇わせてくれと言う話しでした。。。



感想:マックスとアニーの車中での、ハートフルな会話から、ラブストーリーが展開されるのかと思いきや、ヴィンセントが登場すると、空気が一転します。若々しいイメージのあるトム・クルーズが、白髪で悪役を演じるのが驚きでした。



彼の数ある魅力の一つは邪気のない笑顔ですが、ヴィンセントは邪気に満ちた顔を見せます。



ネタバレになるので、多くは書きませんが、ラストの緊迫感は、手に汗握るサスペンス映画に仕上がっています。


 



 


 


===「映画」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f


Film1~130  省略


Film131 2018/9/4  『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3


Film132 2018/9/13 『TAXi2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0


番外編  2018/9/16 『訃報:樹木希林さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff8331cea930236867d1659a7297a7b5


Film133 2018/11/12『ヘアスプレー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/170d72b0f005a51c321d7fd436e63bb2


Film134 2018/11/15『恋する惑星』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff0d07c9bddd00bac5b64937abcae468


Film135 2018/11/30『ダ・ヴィンチ・コード』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/eb2f55f1ea3284f150df68f320c7f076


Film136 2018/12/20『Taxi4』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b4c34d387c141f0ff9df7df1449f7ec6


Film137 2019/1/15 『伊豆の踊子(昭和38年)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4e78c8e001d543cebaee9d704fa50f67


Film138 2019/2/14 『遙かなる山の呼び声』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/35951db56d912eb61271dbfea08ca44c


Film139 2019/2/28 『明日に向って撃て!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8ac3e850f5ead3d1d77044082040ec13


Film140 2019/3/6  『グリーンブック』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/41fa9f5b3cda1fe4efd7db96be00b173


Film141 2019/4/17 『芳華-Youth-』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ba7c3d70185efca9a6a2548e2349c814


Film142 2019/5/5  『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3d7b8668b52cea8fc68dc2ef910322e3 


 


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映画 Film142『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画 [映画]」を紹介するシリーズの第142回は、『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』をお送りします。


男はつらいよ 寅次郎恋やつれ.jpg



『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』は、渥美清主演、山田洋次監督「男はつらいよシリーズ」の第13作目。公開は、1974年8月3日です。



これまでに「隊長のブログ」で同シリーズは、第30作の『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f28d0086acf890738ad7ef195998959e を取り上げています。



また、山田洋二さんの作品に関する記事を、これまでに六本アップしています。詳細は、こちらをご参照下さい⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/028d8a5dbb6ca01cdf54372fa11d658a



今回のマドンナ役は、吉永小百合。小百合さん出演映画を;


1963年公開 『伊豆の踊子』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4e78c8e001d543cebaee9d704fa50f67


1982年公開『海峡』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/cd127bee08f9bf32d1669968f8dbf03a


2015年公開 『母と暮せば』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/012d2dba6f1c44a76922b271b7ee1f9a


の三本を紹介しています。



他の出演者は、倍賞千恵子、前田吟、高田敏江、太宰久雄、ほか。



あらずじ:島根県温泉津温泉(ゆのつおんせん)に住む絹代(高田敏江)という女性と所帯を結婚したいと柴又へ帰ってきた寅さんは、さくら(倍賞千恵子)とタコ社長(太宰久雄)に付き添われ山陰・温泉津へ赴きました。



しかし蒸発した主人が戻ったと嬉しそうに絹代に告げられてしまいます。二人に置き手紙を残して旅に出た寅さんは、津和野で歌子(吉永小百合)に二年ぶりに再会しました。陶芸家の主人を病気で亡くし、彼の実家で図書館勤めをする歌子の暮らしが寅さんは不憫でたまりません。



心残りながら柴又へ戻った寅さんでしたが、東京で人生の再出発を決心した歌子が「とらや」を訪ねて来て大はしゃぎ。でも、歌子は喧嘩別れした父との関係に心を悩ましていました。。。



サユリストの隊長にとって、この作品の中で、小百合さんがミニスカートを穿いているのがとても新鮮に感じました。ラスト近く、父と和解し、実家に帰った絹江を訪ねた寅さんが、家の中に上がらず、縁側から絹江と花火を見るシーンは、寅さんの心情を思うと切なかったです。



最後になりますが、『寅次郎恋やつれ』に出演していた多くの方が、鬼門に入っています;


渥美清、おいちゃん役の松村達夫、おばちゃんの三崎千恵子、タコ社長の太宰久雄、御前様の笠智衆、ほか(敬称略)。


亡くなられた皆さんのご冥福をお祈りいたします。



『寅次郎恋やつれ』の名シーンは、こちらでご覧下さい⇒ https://www.youtube.com/watch?v=AsBNGJJyyCk


 



===「映画」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f


Film1~130  省略


Film131 2018/9/4  『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3


Film132 2018/9/13 『TAXi2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0


番外編  2018/9/16 『訃報:樹木希林さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff8331cea930236867d1659a7297a7b5


Film133 2018/11/12『ヘアスプレー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/170d72b0f005a51c321d7fd436e63bb2


Film134 2018/11/15『恋する惑星』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff0d07c9bddd00bac5b64937abcae468


Film135 2018/11/30『ダ・ヴィンチ・コード』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/eb2f55f1ea3284f150df68f320c7f076


Film136 2018/12/20『Taxi4』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b4c34d387c141f0ff9df7df1449f7ec6


Film137 2019/1/15 『伊豆の踊子(昭和38年)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4e78c8e001d543cebaee9d704fa50f67


Film138 2019/2/14 『遙かなる山の呼び声』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/35951db56d912eb61271dbfea08ca44c


Film139 2019/2/28 『明日に向って撃て!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8ac3e850f5ead3d1d77044082040ec13


Film140 2019/3/6  『グリーンブック』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/41fa9f5b3cda1fe4efd7db96be00b173


Film141 2019/4/17 『芳華-Youth-』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ba7c3d70185efca9a6a2548e2349c814


 


 


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「山田洋二 作品」 記事一覧 [映画]

今年87歳になる山田洋二は、今でも現役の映画監督、脚本家、演出家として活躍されています。


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そんな、山田洋二さんの作品に関する記事を、これまでに5本アップしています。


詳細は、下記一覧をご参照下さい。



尚、リストのurlのリンク先は、gooブログですのでご了承下さい。



===「山田洋二 作品」 記事一覧 ===


1. 1977年10月公開 映画『幸福の黄色いハンカチ』監督・脚本 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3f73270c48bb92bd8eea1bb9bb652705


2. 1980年3月公開 映画『遙かなる山の呼び声』監督・脚本 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/35951db56d912eb61271dbfea08ca44c


3. 2002年11月公開 映画『たそがれ清兵衛』監督・脚本 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8f9600bd35ed0b274b52cabf8d582bcd


4. 2015年12月公開 映画『母と暮せば』監督・脚本 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/012d2dba6f1c44a76922b271b7ee1f9a


5. 2018年6月放送 ドラマ『あにいもうと』脚本 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b07e7a702583c2375ec82ed683e46bc8


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映画 Film141『芳華-Youth-』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第141回は、『芳華-Youth-』をお送りします。


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現在上映中の中国映画『芳華-Youth-』 (原題:芳華、英題:Youth)を観に行って来ました。



監督・製作は、馮小剛(フォン・シャオガン)。脚本・原作は、厳歌苓(ゲリン・ヤン)。



主演は、黄軒(ホアン・シュエン)と、新星の苗苗(ミャオ・ミャオ) 。



黄軒は、2018年公開の『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbc62234017de250316fad2d85d1f3df での白楽天役が、記憶に新しいところです。



他の出演者は、鐘楚曦(チョン・チューシー)、楊采鈺(ヤン・ツァイユー)、ほか。



観賞したのは、有楽町駅前のイトシアプラザ 4Fにある「ヒューマントラストシネマ有楽町」。同館を訪れるのは初めてですが、スクリーンが2つの、昔懐かしい名画座の雰囲気の映画館です。


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平日の昼間の回なのに、162席のシアター1は、8割り方埋まっていました。



物語の舞台は、文化大革命に揺れる1976年の中国。軍で歌や踊りを披露し兵士たちを慰労し鼓舞する歌劇団・文芸工作団(文工団)に、苗苗が演じる夢と希望を持った17歳の小萍(シャオ・ピン)が入団。



農村出身で周囲となじめず、イジメの対象にされた彼女の唯一の支えは、模範兵の劉峰(リウ・フォン)でした。しかし、劉峰には胸に秘めた女性がいました。



時代が大きく変化する中、ある事件をきっかけに、二人の運命は非情な岐路を迎えます。何十年にもわたる二人の関係を軸に、文工団の若者たちの初恋と交錯する切ない想いが、美しい映像と音楽と共に繰り広げられます。



文化大革命。中国の大自然をバックにした文工団の踊り。そして、1979年の中越(中国・ベトナム)戦争の激烈で悲惨な現状。まるで、当時が再現された様な映像が続きます。しかし、これは記録映画ではなく、娯楽作品。文工団の若い女性兵士の下着姿や水着のシーンも登場します。



趙麟(チャオ・リン)の郷愁を誘う音楽も、劇中で効果的に使われています。



感動の連続ですが、一番感動したのは、文工団に嫌気がさしていた小萍が、騎馬隊の慰問に訪れた高原で、最後に分隊長から主役を演じるように言われ、舞台の上で、分隊長が彼女の心を見透かしたように、江兵士たちの前で、彼女を“英雄兵”として紹介するシーン。



二番目は、時代の流れで文工団が解散になる日。最後の公演の観客は、傷病兵たちでした。その中に、中越戦争に看護兵として参加し、その悲惨な戦場に触れ、精神の病に侵されていた小萍がいました。昔の同志たちの熱演の前に何の反応も示さなかった彼女でしたが、いつの間にかパジャマ姿で庭に出て、踊り始めるシーンです。



ラストシーンの、時を経て、戦争で右手を亡くした劉峰と小萍が、小さな駅のベンチでお互いを労わる様に肩を寄せ合う姿も良かったです。


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尚、「隊長のブログ」では、中国映画を、これまでに、9作品紹介しています。



中国映画の定義は、中国本土の資本と人材により制作された映画を意味しています。但し、このリストには、合作映画も含んでいます。



詳細は、こちらの記事一覧をご参照下さい⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/65daa86be027f5d393125973d7f48f1c



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Film1~130  省略


Film131 2018/9/4  『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3


Film132 2018/9/13 『TAXi2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0


番外編  2018/9/16 『訃報:樹木希林さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff8331cea930236867d1659a7297a7b5


Film133 2018/11/12『ヘアスプレー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/170d72b0f005a51c321d7fd436e63bb2


Film134 2018/11/15『恋する惑星』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff0d07c9bddd00bac5b64937abcae468


Film135 2018/11/30『ダ・ヴィンチ・コード』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/eb2f55f1ea3284f150df68f320c7f076


Film136 2018/12/20『Taxi4』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b4c34d387c141f0ff9df7df1449f7ec6


Film137 2019/1/15 『伊豆の踊子(昭和38年)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4e78c8e001d543cebaee9d704fa50f67


Film138 2019/2/14 『遙かなる山の呼び声』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/35951db56d912eb61271dbfea08ca44c


Film139 2019/2/28 『明日に向って撃て!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8ac3e850f5ead3d1d77044082040ec13


Film140 2019/3/6  『グリーンブック』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/41fa9f5b3cda1fe4efd7db96be00b173


 


 


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「香港映画」 記事一覧 [映画]

「隊長のブログ」では、香港映画を、これまでに、5作品紹介しています。



香港映画の定義は、香港で制作された映画のことで、中国本土の資本と人材により制作された映画とは区別しています。但し、このリストには、中国・香港合作映画も含んでいます。



詳細は、下記記事一覧をご参照下さい。



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===「香港映画」 記事一覧 (日本公開年:タイトル:監督)===


1.  1995年 『恋する惑星』ウォン・カーウァイ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff0d07c9bddd00bac5b64937abcae468


2.  1996年 『天使の涙』ウォン・カーウァイ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/53b2632e5c12c2ff9c9bd33358705577


3.  1997年 『世界の涯てに』リー・チーガイ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4f8f9803a06beae348f288ed2150a903


4.  2006年 『ウィンター・ソング』ピーター・チャン http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e598c764e0fbf3b8a9c460ad43149516


5.  2009年 『ウォーロード/男たちの誓い』(中国・香港合作) ピーター・チャン http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c38b082ef48d74fbcfbaea2546c32b46


 


 


 


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「中国映画」 記事一覧 [映画]

「隊長のブログ」では、中国映画を、これまでに、9作品紹介しています。



中国映画の定義は、中国本土の資本と人材により制作された映画を意味しています。但し、このリストには、合作映画も含んでいます。



詳細は、下記記事一覧をご参照下さい。



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===「中国映画」 記事一覧 (日本公開年:タイトル:監督)===


1. 2000年『あの子を探して』チャン・イーモウ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a214c30203198fb23fe5268a4235fc75


2. 2000年『初恋のきた道』チャン・イーモウ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db


3. 2002年『きれいなおかあさん』スン・ジョウ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4acc0c227ec587754fc08ddfc798d664


4. 2004年『LOVERS』チャン・イーモウ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4082519a5204fd86da2bb95255fe14b4


5. 2006年『単騎、千里を走る。』(中国・日本合作) チャン・イーモウ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b0bfbe4de3b52cbd002aae613e72a86d
 
6. 2009年『ウォーロード/男たちの誓い』(中国・香港合作) ピーター・チャン http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c38b082ef48d74fbcfbaea2546c32b46


7. 2011年制作(日本未公開)『失恋33天』テン・フアタオ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4c821389c3bf48d13dee7260fe489d3d


8. 2016年『スイートハート・チョコレート』(中国・日本合作) 篠原哲雄 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0d08f15ddf0c090b558c8e3831ca8a01


9. 2018年『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』(中国・日本合作) チェン・カイコー https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbc62234017de250316fad2d85d1f3df


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映画 Film140 『グリーンブック』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第140回は、『グリーンブック』をお送りします。


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3月1日(金)から日本で公開され、話題の『グリーンブック』(原題:Green Book))を観に行って来ました。



訪れたのは、「TOHOシネマズ 日本橋」。同館で映画観賞するのは、2017年3月の 『チア☆ダン』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e31e03e457a76218920d0b3bda59fbb3 以来です。



監督・製作・共同脚本は、ピーター・ファレリー(Peter Farrelly)。「隊長のブログ」では、弟のボビー・ファレリー(Bobby Farrelly)と、共に監督を務めた、キャメロン・ディアス主演の『メリーに首ったけ』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/cbda63f837827f7f16be7a35548b1572 を、紹介しています。



出演者は、ヴィゴ・モーテンセン(Viggo Mortensen)、マハーシャラ・アリ(Mahershala Ali)、リンダ・カーデリーニ(Linda Cardellini)、ほか。



昨年11月に米国で公開された『グリーンブック』は、今年2月24日に授賞式が行われた「第91回アカデミー賞」で、作品賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、脚本賞、の3部門で受賞しました。



映画の舞台は、人種差別が色濃く残る1962年の米国。ニューヨークの一流ナイトクラブ「コパカバーナ」で用心棒を務めるトニー・リップ・バレロンガ(ヴィゴ・モーテンセン)は、粗野で無教養だが、腕っぷしとハッタリで周囲に頼りにされていました。そんな、トニーを家庭で支えているのが、妻のドロレス・バレロンガ(リンダ・カーデリーニ) 。



ある日、トニーは、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされます。彼の名前はドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)。カーネギーホールの上階に住み、ホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいました。二人は、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、出発しましたが。。。



この映画を観ようと思ったのは、アカデミー賞を受賞したからではなく、以前、劇場で予告編を観て、1960年代のアメリカ、テーマは人種差別、そして音楽、と言うので、公開を待ち望んでいた作品だったからです。



オープニングの「コパカバーナ」でのフルバンドをバックにした男性歌手の歌唱から、物語に引き込まれていきました。劇中流れる、他の音楽も素敵です。



海外で音楽の英才教育を受けた“紳士”のシャーリーと、マナーも素行も悪いトニー。真逆の二人が、旅を続け、シャーリーが遭遇する理不尽な人種差別により、お互いを理解しあうようになります。ロードムービーの要素もあり、ヒットしない訳はないですよね。



ラストも、観客が温かい気持ちになる終わり方で、良かったです。


 



 


 


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Film1~125 省略


Film126 2018/5/1 『旅情』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63567689611394d28e77b8558c7b3e3a


Film127 2018/7/25 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e5b3fd4cc6a58b0c3cdbd587ac89adc2


Film128 2018/8/10 『天使の涙』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/53b2632e5c12c2ff9c9bd33358705577


Film129 2018/8/16 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/337626c8d78938a7031f30becb62726b


Film130 2018/8/21 『大空港』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ef4d3694a07eb12707a6a119c497e44


Film131 2018/9/4 『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3


Film132 2018/9/13 『TAXi2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0


番外編 2018/9/16 『訃報:樹木希林さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff8331cea930236867d1659a7297a7b5


Film133 2018/11/12『ヘアスプレー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/170d72b0f005a51c321d7fd436e63bb2


Film134 2018/11/15『恋する惑星』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff0d07c9bddd00bac5b64937abcae468


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映画 Film139 『明日に向って撃て!』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第139回は、『明日に向って撃て!をお送りします。


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『明日に向って撃て! 』(原題:Butch Cassidy and the Sundance Kid)は、1969年9月に公開されたアメリカ映画。日本での公開は、1970年2月。



脚本は、ウィリアム・ゴールドマン(William Goldman)。監督は、ジョージ・ロイ・ヒル(George Roy Hill)。音楽は、バート・バカラック(Burt Bacharach)。



主演は、ポール・ニューマン(Paul Newman)、ロバート・レッドフォード(Robert Redford)、キャサリン・ロス(Katharine Ross)、の3人。



ポール・ニューマン出演の映画は、1986年公開の『ハスラー2』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0647cb6ff3efcaed5e34fcd32a69b43c


ロバート・レッドフォードは、1974年公開『華麗なるギャツビー』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3bebdf321297c87964d5ffca52d7206f


キャサリン・ロスは、1967年の『卒業』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f81709c1e39bc493c6e9d385cfddc2e0 を、紹介しています。



あらすじ:映画の舞台は、1890年代の西部。銀行強盗をなりわいとしていたブッチ・キャシディ(ポール・ニューマン)と、ザ・サンダンス・キッド(ロバート・レッドフォード)は、その名を轟かせていました。



仲間の誘いに乗り、乗客とともに現金を輸送していたユニオン・パシフィック鉄道の列車の金庫から大金をせしめることに成功しました。ところが、帰りの列車を再び襲ったところ、鉄道会社社長が手配した追跡隊からまる二日も追われることに。



執拗な追跡から逃れるように、キッドの恋人・エッタ・プレイス(キャサリン・ロス)を誘い、ボリビアに逃避行しました。そこでも、銀行強盗を繰り返していた二人ですが、遂に。。。



感想:50年前の映画ですが、さすがアメリカン・ニューシネマの代表作と言われるだけあって、今観ても、新鮮です。



1969年~1970年という、世界的に“若者の反逆”が吹き荒れた時代。アウトロー的な主人公の生き方が、当時の若者に支持されたこともヒットの要因だと思います。



ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの乗馬姿がさまになっていますね。ボリビアでは、エッタも馬を乗り回すシーンがあるのですが、彼女の後ろ姿はスタントでしょうね。



農場で、ブッチとエッタが登場仕立ての自転車で楽しそうに遊ぶ画面と、バックに流れる「雨にぬれても」(原題:Raindrops Keep Fallin' On My Head)。いつ見ても素敵なシーンです。バート・バカラック作曲のこの曲、今でもCMなどで多く使われていますが、映画のヒットあってのことでしょう。



アメリカとは、貧富の差があるボリビアでの生活。それは、現代に通じるものがあります。



有名なストップモーションのラストシーンに行く前に、現金輸送車を襲った二人が、ボリビアで給料運搬の護衛をしたのは、ストーリー的には、重要な伏線になっています。大金を命を賭けて守らなけばいけない、今までと真逆の立場になり、見えたもの。それは、二人の銃弾で撃ち殺される泥棒たちに、自分たちの将来を重ねたのでしょう。



これまでに、原題に相応しくない邦題の映画についてコメントしたことがありましたが、この映画に関しては、二人の名前から取った「Butch Cassidy and The Sundance Kid」の原題ではなく、『明日に向って撃て!』の邦題で上映したのは、良かったと思います。


 



 


 


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Film1~125 省略


Film126 2018/5/1 『旅情』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63567689611394d28e77b8558c7b3e3a


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Film130 2018/8/21 『大空港』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ef4d3694a07eb12707a6a119c497e44


Film131 2018/9/4 『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3


Film132 2018/9/13 『TAXi2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0


番外編 2018/9/16 『訃報:樹木希林さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff8331cea930236867d1659a7297a7b5


Film133 2018/11/12『ヘアスプレー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/170d72b0f005a51c321d7fd436e63bb2


Film134 2018/11/15『恋する惑星』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff0d07c9bddd00bac5b64937abcae468


Film135 2018/11/30『ダ・ヴィンチ・コード』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/eb2f55f1ea3284f150df68f320c7f076


Film136 2018/12/20『Taxi4』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b4c34d387c141f0ff9df7df1449f7ec6


Film137 2019/1/15 『伊豆の踊子(昭和38年)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4e78c8e001d543cebaee9d704fa50f67


Film138 2019/2/14 『遙かなる山の呼び声』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/35951db56d912eb61271dbfea08ca44c


 


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映画 Film138 『遙かなる山の呼び声』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画 [映画]」を紹介するシリーズの第138回は、『(はる)かなる山の呼び声』をお送りします。


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『遙かなる山の呼び声』は、山田洋次監督・脚本による、1980年公開の日本映画です。配給は、松竹株式会社。



主演は、高倉健。「隊長のブログ」では、高倉健さんが出演する映画を、これまでに10本紹介しています。



詳細は、こちらをご参照下さい⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/87d8db4720da5f32ebd38dca0955a502



共演者は、倍賞千恵子、吉岡秀隆、ハナ肇、武田鉄矢、渥美清、ほか。



あらすじ:ある嵐の夜、北海道中標津で母・民子(倍賞千恵子)と息子・武志(吉岡秀隆)親子二人で暮らす零細酪農家に、ずぶ濡れになった男・耕作(高倉健)が突然訪れます。


民子は、納屋を一夜の宿として提供します。その晩、民後が飼っている牛が急に産気づき、男はそれを手伝うと、翌朝、去って行きました。


しばらくして、その男が再びやってきて、働かせてくれと懇願します。決して身元を明かさない男を警戒しながらも、彼を雇うことにしました。。。



感想:オープニング、民子と武志だけの映像でしたが、耕作が家の入口から顔を出した途端に、健さんの存在感が出て、画面が引き締まります。



健さんの乗馬姿、さすが決まっていますね。全体的に西部劇を思わせるシーンが多く、アメリカの大草原を舞台をこの映画のリメイク作品を制作してもヒットすると思うのですが、オファーがないのでしょうかね。今のハリウッド映画は大作志向なので、地味な作品として手掛けないのかなと思ってしまいます。



警察に耕作が逮捕されたところで、この映画が終わっても良かったのでしょうが、山田洋次さんは、刑が確定した耕作が列車で網走刑務所に護送されるシーンをあえてラストにした意図が、民子が耕作にそっと渡した“黄色いハンカチ”を見て理解しました。



制作年度は、逆ですが、同じ高倉健、倍賞千絵子のコンビが出演した『幸福の黄色いハンカチ』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3f73270c48bb92bd8eea1bb9bb652705 が、この映画の続編として描いたのでしょうね。



服役している男(高倉健)と出所を待つ妻(倍賞千絵子)。『遙かなる山の呼び声』を先に観て、後から『幸福の黄色いハンカチ』を観ると、うなづけるかも知れません。両映画に、渥美清も武田鉄矢が出演しているのも、納得してしまいます。



その耕作が護送されているラストシーン、虻田を演じるハナ肇の演技が光っていました。最初の頃は、ただの“エロおやじ”に過ぎなかった虻田でしたが、後半は人情味あふれる男を好演していました。



倍賞千絵子さん、“耐える女”を演じさせたらぴか一ですね。



武志を演じた吉岡秀隆さん、子役ながら涙を誘う演技を見せてくれています。まさに、適役でした。



この映画が公開されてから、間もなくが39年になります。出演していた多くの方が、既に鬼門に入っています;



高倉健、ハナ肇、渥美清、下川辰平、杉山とく子、ほか(敬称略)。



亡くなられた俳優の方々のご冥福をお祈りいたします。


 



 


 


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Film1~125 省略


Film126 2018/5/1 『旅情』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63567689611394d28e77b8558c7b3e3a


Film127 2018/7/25 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e5b3fd4cc6a58b0c3cdbd587ac89adc2


Film128 2018/8/10 『天使の涙』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/53b2632e5c12c2ff9c9bd33358705577


Film129 2018/8/16 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/337626c8d78938a7031f30becb62726b


Film130 2018/8/21 『大空港』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ef4d3694a07eb12707a6a119c497e44


Film131 2018/9/4 『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3


Film132 2018/9/13 『TAXi2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0


番外編 2018/9/16 『訃報:樹木希林さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff8331cea930236867d1659a7297a7b5


Film133 2018/11/12『ヘアスプレー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/170d72b0f005a51c321d7fd436e63bb2


Film134 2018/11/15『恋する惑星』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff0d07c9bddd00bac5b64937abcae468


Film135 2018/11/30『ダ・ヴィンチ・コード』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/eb2f55f1ea3284f150df68f320c7f076


Film136 2018/12/20『Taxi4』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b4c34d387c141f0ff9df7df1449f7ec6


Film137 2019/1/15 『伊豆の踊子(昭和38年)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4e78c8e001d543cebaee9d704fa50f67 


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