映画 Film137 『伊豆の踊子 (昭和38年)』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第137回は、『伊豆の踊子 (昭和38年)をお送りします。


伊豆の踊子.jpg



ノーベル文学賞受賞作家・川端康成の短編小説「伊豆の踊子」は、これまでに6回映画化されていますが、今回ご紹介するのは 昭和38年(1963)に公開された4度目の作品です。



監督は、西河克己(かつみ)。配給は、日活。



主演は、吉永小百合と高橋英樹。ちなみに、吉永小百合さんが演じた、ヒロインの踊子・薫は、他の映画作品でも、田中絹代、美空ひばり、鰐淵晴子、内藤洋子、山口百恵、と日本映画史に名が残る大女優さんたちが演じています。



吉永小百合さんの映画作品は、これまでに;


1982年公開の『海峡』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/cd127bee08f9bf32d1669968f8dbf03a


2015年の 『母と暮せば』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/012d2dba6f1c44a76922b271b7ee1f9a


の二本を紹介しています。



他の出演者は、宇野重吉、大坂志郎、浪花千栄子、浜田光夫、ほか。



あらすじ:大学教授の「私」(宇野重吉)は、教え子の男子学生(浜田光夫)から「結婚の仲人になってほしい」という相談を受けていました。



その相手の少女が「ダンサー」(吉永小百合)であることを知った老教授の胸に、かつて旅芸人の踊子に淡い恋心を寄せた青春の思い出が甦ってきました。



その思い出とは、伊豆を旅していた学生時代の「私」(高橋英樹)が、旅芸人の一行と知り合い、道中をともにするようになります。



中でも、一行の中の少女・薫(吉永小百合)の天真爛漫な初々しさに、「私」は惹かれていきますが。。。。



感想:オープンニングの現代の場面は、モノクロ画面で、大学の大教室のシーン。講義を行っている老教授=「私」は、後ろ姿ですが、その声から演じているのが宇野重吉さんだと直ぐに分かりました。



講義を終え大学の門から出た教授。都電が走っています。男子学生から恋人を紹介されるシーンの背景は、どこかで見覚えがあります。そこは、昔の駿河台下です。と言うことは、この大学は明治大学ですね⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1d0cdb2920aff92a2714be4ab68b9662



回顧シーンになるとモノクロからカラーフィルムに変わります。そして、回想から覚めてラストの現代シーンに戻ると、再びモノクロになります。この手法は、中国映画『初恋のきた道』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db と同じですね。



同映画は、1999年の公開ですから、日本映画をリスペクトしているチャン・イーモウ監督が、『伊豆の踊子 (昭和38年)』を観ていて参考にした可能性も否定出来ませんよね。



回想シーンの冒頭、「私」役の高橋英樹が、トンネルを歩いて抜けるシーンがありましたが、あのトンネルは「旧天城トンネル(天城山隧道)」でしょうか。



旅芸人一行と「私」が雨宿りをした茶屋のシーン。茶屋のおばあさんが、旅芸人への差別的言辞を何度も弄しますが、時代的背景抜きには理解出来ないかも知れないです。



そして、日本がまだ貧しかった頃の暮らしが、随所に見られます。今ならCGで加工した映像を使用するでしょうが、昭和38年の撮影当時はまだロケで、大正時代の雰囲気を出せたのでしょう。



踊り子・薫役の吉永小百合さん、撮影当時はまだ18歳の現役の高校生でした。彼女の顔がアップになった時、額にニキビがあって、まさに純粋無垢な薫にピッタリでした。



しかし、ただ若いというだけでなく、演技もしっかりしていて、既に将来の大女優の兆しが現れている作品と言えるでしょう。



この映画が公開されてから55年が経ちました。出演していた多くの方が、既に鬼門に入っています;


宇野重吉、大坂志郎、浪花千栄子、桂小金治、郷鍈治、ほか(敬称略)。


亡くなられた俳優の方々のご冥福をお祈りいたします。


 



 


 



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Film1~125 省略


Film126 2018/5/1 『旅情』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63567689611394d28e77b8558c7b3e3a


Film127 2018/7/25 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e5b3fd4cc6a58b0c3cdbd587ac89adc2


Film128 2018/8/10 『天使の涙』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/53b2632e5c12c2ff9c9bd33358705577


Film129 2018/8/16 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/337626c8d78938a7031f30becb62726b


Film130 2018/8/21 『大空港』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ef4d3694a07eb12707a6a119c497e44


Film131 2018/9/4 『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3


Film132 2018/9/13 『TAXi2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0


番外編 2018/9/16 『訃報:樹木希林さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff8331cea930236867d1659a7297a7b5


Film133 2018/11/12『ヘアスプレー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/170d72b0f005a51c321d7fd436e63bb2


Film134 2018/11/15『恋する惑星』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff0d07c9bddd00bac5b64937abcae468


Film135 2018/11/30『ダ・ヴィンチ・コード』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/eb2f55f1ea3284f150df68f320c7f076


Film136 2018/12/20『Taxi4』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b4c34d387c141f0ff9df7df1449f7ec6 


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映画 Film136 『Taxi4』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第136回は、『Taxi4』をお送りします。


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『TAXi4』は、2007年に公開されたフランス映画「TAXiシリーズ」の第4作です。



製作・脚本は、リュック・ベッソン(Luc Besson)。監督は、ジェラール・クラヴジック(Gerard Krawczyk)。



主演が、サミー・ナセリ(Samy Naceri)と、フレデリック・ディーファンタル(Frédéric Diefenthal)。第1作からの同じ名(迷?)コンビです。


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他の出演者は、エマ・シェーベルイ、ベルナール・ファルシー、ジャン=クリストフ・ブーヴェ、エドゥアルド・モントート、など。



「TAXiシリーズ」は、これまでに;


1998年公開の『TAXi』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/09e5ca5b8146ef381ffe72c29b850d50


2000年公開『TAXi2』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0


2003年公開『TAXi3』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5e06b004c92e9c9bb25c715bfe220fc3


の、三作品を紹介しています。



あらすじ:フランス・マルセイユのタクシー運転手・ダニエル(サミー・ナセリ)とマルセイユ警察の刑事・エミリアン(フレデリック・ディーファンタル)は、数々の修羅場を潜り抜けて、今や大親友となっていました。前作ではまだお腹にいたそれぞれの子供が成長し、彼らもまた親友となっています。


そんなある日、通称ベルギーの怪物と呼ばれる凶悪グループーのボスを、マルセイユ警察が護送することになりますが、警察内から逃亡されてしまいます。そして、一味は、ベルギー王立銀行の貸金庫室に侵入することに成功して。。。



感想:この映画公開時には現役サッカー選手だったジブリル・シセ(本人)をサッカー場まで、ダニエルが自慢のプジョー・407のタクシーで、猛スピードで送り届けるのが、オープニングシーンです。『TAXi3』のオープニングでのシルヴェスター・スタローン同様に、コメディ映画に大物が登場して、冒頭から驚かせます。タクシーが、フィールドの芝生にまで乗り入れるのは、いくら何でもやり過ぎですよね。


署長(ベルナール・ファルシー)の間抜けぶりにも拍車がかかり、オーバーアクション気味の演技に興ざめです。


前半では、子供達の登場シーンが多かったので、事件解決のキーを握る役回りを演じさせるのかと思って観ていましたが、犯罪グループのアジト突入前に、ダニエルの義父の将軍(ジャン=クリストフ・ブーヴェ)に子供達を預けてしまうのですから。



第1作の敵役はドイツ人なので、登場する車がメルセデス・ベンツ。第2作は日本人なので、三菱ランサー。これらの車と、プジョーとのカーチェイスが見せ場でした。第3作では、雪山での走行シーンがあり楽しめたのですが、本作でのカーアクション・シーンが少なかったのは、不満です。敵役が自動車生産国でないベルギー人なので、車を多く登場させる必要がないと思ったのでしょうか。



コメディ性を強くしたために、「TAXiシリーズ」四作品の中で、『Taxi4』が一番面白くない仕上がりになったのは皮肉ですね。


 



 


 



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Film1~125 省略


Film126 2018/5/1 『旅情』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63567689611394d28e77b8558c7b3e3a


Film127 2018/7/25 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e5b3fd4cc6a58b0c3cdbd587ac89adc2


Film128 2018/8/10 『天使の涙』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/53b2632e5c12c2ff9c9bd33358705577


Film129 2018/8/16 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/337626c8d78938a7031f30becb62726b


Film130 2018/8/21 『大空港』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ef4d3694a07eb12707a6a119c497e44


Film131 2018/9/4 『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3


Film132 2018/9/13 『TAXi2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0


番外編 2018/9/16 『訃報:樹木希林さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff8331cea930236867d1659a7297a7b5


Film133 2018/11/12『ヘアスプレー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/170d72b0f005a51c321d7fd436e63bb2


Film134 2018/11/15『恋する惑星』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff0d07c9bddd00bac5b64937abcae468


Film135 2018/11/30『ダ・ヴィンチ・コード』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/eb2f55f1ea3284f150df68f320c7f076 


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映画 Film135 『ダ・ヴィンチ・コード』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第135回は、『ダ・ヴィンチ・コード』をお送りします。


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『ダ・ヴィンチ・コード』(原題:The Da Vinci Code)は、2006年に公開されたアメリカのミステリー・アクション映画。



この映画は、ダン・ブラウンのベストセラー小説を映画化した「ダ・ヴィンチ・コード・シリーズ」の第1作です。



「隊長のブログ」では、シリーズ第2作の『インフェルノ』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bf17916f43bed34989290b10d2761dec を、これまでに紹介しています。



監督は、ロン・ハワード。脚本は、ダン・ブラウンと、アキヴァ・ゴールズマン。



主演のトム・ハンクスの出演作品は、


1994年公開の『フォレスト・ガンプ/一期一会』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6dd4e5e4237a5310e01f471be946395b


2004年公開の『ターミナル 』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/339394a576d6e936f964c467e4b18446


2016年公開の『インフェルノ』


の三本を取り上げています。



他の出演者は、オドレイ・トトゥ、ジャン・レノ、あsイアン・マッケラン、アルフレッド・モリーナ、ユルゲン・プロホノフ、ポール・ベタニー、など。



あらすじ:パリ・ルーヴル美術館で、館長の射殺体が発見されました。その死体は、不思議なことにレオナルド・ダ・ヴィンチ⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b435fa605fda003839cdeb7e61c2e4d による「ウィトルウィウス的人体図」を模した形になっていました。


容疑者として現場に連れてこられたラングドン教授(トム・ハンクス)は、館長の孫娘で暗号解読者のソフィー(オドレイ・トトゥ)に助け出されます。二人は、ファーシュ警部(ジャン・レノ)をはじめとするフランス司法警察に追跡されながら、暗号の謎を解き始めますが。。。



「ダ・ヴィンチ・コード・シリーズ」の魅力は、ミステリー映画とアクション映画の要素を織り込んだ、ストーリー展開の早さですが、隊長は、登場するヨーロッパの都市・街・遺産・芸術の美しい画面も好きです。この映画でも、「ルーヴル美術館」、「イギリス・リンカン大聖堂」、「スコットランド・ロスリン礼拝堂」、などが登場します。



それにしても、カトリック教会の反発が強い内容を、よく映画化したと思います。


 



 


 



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Film1~120 省略


Film121 2018/1/23 『トッツィー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/65dd7e0a5da164f301f44c980bed7519


Film122 2018/2/14 『ALWAYS 三丁目の夕日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bfdd3cbb4b66440b781da88024774d28


Film123 2018/3/11 『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbc62234017de250316fad2d85d1f3df


Film124 2018/3/25 『ユー・ガット・メール』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d44f396ca54984022a2045cb0fce87ee


Film125 2018/4/9 『テルマエ・ロマエ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b4e7feb067db9bd82c810b06964865c


Film126 2018/5/1 『旅情』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63567689611394d28e77b8558c7b3e3a


Film127 2018/7/25 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e5b3fd4cc6a58b0c3cdbd587ac89adc2


Film128 2018/8/10 『天使の涙』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/53b2632e5c12c2ff9c9bd33358705577


Film129 2018/8/16 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/337626c8d78938a7031f30becb62726b


Film130 2018/8/21 『大空港』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ef4d3694a07eb12707a6a119c497e44


Film131 2018/9/4 『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3


Film132 2018/9/13 『TAXi2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0


番外編 2018/9/16 『訃報:樹木希林さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff8331cea930236867d1659a7297a7b5


Film133 2018/11/12『ヘアスプレー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/170d72b0f005a51c321d7fd436e63bb2


Film134 2018/11/15『恋する惑星』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff0d07c9bddd00bac5b64937abcae468 


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映画 Film134 『恋する惑星』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第134回は、『恋する惑星』をお送りします。


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『恋する惑星(原題:重慶森林,英題:Chungking Express)』は、1994年7月に公開された香港映画。日本での公開は、1995年7月。



脚本・監督は、香港出身のウォン・カーウァイ(王家衛)。彼が同じく脚本・監督した『天使の涙』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/53b2632e5c12c2ff9c9bd33358705577 を、既に取り上げています。



出演者は、トニー・レオン(梁 朝偉)、金城 武、フェイ・ウォン(王 菲)、ブリジット・リン(林 青霞)、ほか。



金城武の出演映画を、これまでに;


1995年製作の『天使の涙』


1996年製作の『世界の涯てに』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4f8f9803a06beae348f288ed2150a903


2004年製作の『LOVERS』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4082519a5204fd86da2bb95255fe14b4


2005年製作の『ウィンター・ソング』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e598c764e0fbf3b8a9c460ad43149516


2007年製作の『ウォーロード/男たちの誓い』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c38b082ef48d74fbcfbaea2546c32b46


の五本を紹介しています。



フェイ・ウォンは、「アジアの歌姫」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d37f3f0255f3562540427b13148f305c で、取り上げています。



あらすじ:麻薬取引で追われている金髪のかつらを被った女ディーラー(ブリジット・リン)と、失恋した警官223号(金城武)が、ふとした事で出会います。


スチュワーデスの恋人とすれ違いが続く警官663号(トニー・レオン)は、警官223号が立ち寄るファーストフード店の店員フェイ(フェイ・ウォン)と出会います。


この二組の関係を軸にして展開する物語です。



感想:金城武は何か国語も操ると云われていますが、この映画でもバーで金髪女に、広東語、英語、日本語、北京語で話しかけるシーンがありました。彼の演技力も光っていました。


『天使の涙』では、レオン・ライ(黎 明)が、殺し屋役でしたが、この映画では、金髪女が女殺し屋です。ウォン・カーウァイ、当時の香港の猥雑さを殺し屋を登場させる事で表現しているのでしょう。


ボーイッシュな髪形のフェイ・ウォンの美貌にも注目です。


『天使の涙』にも登場する、旧・啓徳空港、懐かしい気分で観ていました。


音楽も最高です。特に、フェイがカリフォルニアに旅立つという設定で流れる“ママス&パパス”の『夢のカリフォルニア』と、フェイ・ウォンが歌う『夢中人』が、良かったです。


 



 


 



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Film1~120 省略


Film121 2018/1/23 『トッツィー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/65dd7e0a5da164f301f44c980bed7519


Film122 2018/2/14 『ALWAYS 三丁目の夕日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bfdd3cbb4b66440b781da88024774d28


Film123 2018/3/11 『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbc62234017de250316fad2d85d1f3df


Film124 2018/3/25 『ユー・ガット・メール』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d44f396ca54984022a2045cb0fce87ee


Film125 2018/4/9 『テルマエ・ロマエ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b4e7feb067db9bd82c810b06964865c


Film126 2018/5/1 『旅情』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63567689611394d28e77b8558c7b3e3a


Film127 2018/7/25 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e5b3fd4cc6a58b0c3cdbd587ac89adc2


Film128 2018/8/10 『天使の涙』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/53b2632e5c12c2ff9c9bd33358705577


Film129 2018/8/16 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/337626c8d78938a7031f30becb62726b


Film130 2018/8/21 『大空港』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ef4d3694a07eb12707a6a119c497e44


Film131 2018/9/4 『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3


Film132 2018/9/13 『TAXi2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0


番外編 2018/9/16 『訃報:樹木希林さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff8331cea930236867d1659a7297a7b5


Film133 2018/11/12『ヘアスプレー』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/170d72b0f005a51c321d7fd436e63bb2 


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映画 Film133 『ヘアスプレー』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第133回は、『ヘアスプレー』をお送りします。


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『ヘアスプレー(原題:Hairspray)』は、2007年に公開されたアメリカのミュージカル映画。



原作は、ジョン・ウォーターズ(John Waters)監督・脚本による1988年公開の同名の映画ですが、同映画を元に2002年にブロードウェイでミュージカル化され、そのヒットを受け、再映画化されました。



2007年版の監督は、アダム・シャンクマン(Adam Michael Shankman)。



脚本は、レスリー・ディクソン(Leslie Dixon)。



出演者は、ジョン・トラボルタ(John Travolta)、ニッキー・ブロンスキー(Nikki Blonsky)、ミシェル・ファイファー(Michelle Marie Pfeiffer)、クィーン・ラティファ(Queen Latifah)、クリストファー・ウォーケン(Christopher Walken)、ほか。



トラボルタ出演の映画は、これまでに;


1977年公開の『サタディ・ナイト・フィーバー』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/193f5c0de46e6124938931674eae692b


2007年公開『団塊ボーイズ』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/938a13f6ebdcbed67e916687be04b6b2


2009年公開『サブウェイ123 激突』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/78f26f8331526a39f1a80820c138d91f


2010年公開『パリより愛をこめて』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/680e94bd8fb92cbb968c24f54a7ee3cc


の、四作品を紹介しています。



あらすじ:主人公は、ボルチモア(Baltimore)に住む、おしゃれとダンスに夢中な女子高生トレーシー(ニッキー・ブロンスキー)。彼女の夢は、ヘアスプレー企業がスポンサーの地元で大人気のテレビ番組「コーニー・コリンズ・ショー」に出演することでした。


ダンスだってオシャレのセンスだって申し分ない彼女には、1つだけコンプレックスがありました。それは太りすぎの体形。ある日、番組のオーディションが開催されると知ったトレーシーは、自分と同じく大柄な母親エドナ(ジョン・トラヴォルタ)の反対を押し切り、オーディションに参加し、人気者に。


美人でスリムなライバルの母親(ミシェル・ファイファー)が仕掛けた罠からトラブルに巻き込まれ、やがては警察から指名手配まで受ける身になってしまいます。そんな中、一大イベント、「ミス・ヘアスプレー」を決める大会日がやってきました。果たして、指名手配されているトレーシーは、大会に出場することが出来たのでしょうか。。。



この映画、好きな俳優のトラボルタが出演しているのと、音楽、ダンスが素晴らしいので、ビデオ、テレビで何度も観ています(公開時には、残念ながら中国に住んでいて観られませんでした)。


オープニングのボルチモア上空から、カメラが街中に迫って来るシーンから期待が膨らみます。2007年の映画なのに、セットを始め、隅々まで1960年代の雰囲気を見事に醸し出しています。


始まるやいなや、思わず踊りたくなる音楽[るんるん]に、だんだんとテンションが上がって[グッド(上向き矢印)]いきます。


オーディションで選ばれたトレーシー役のニッキー・ブロンスキーの演技・歌・ダンスが素晴らしいのは勿論ですが、母親役のジョン・トラヴォルタ、特殊メイクで巨体の女性になり、歌って踊って、まさに別格ですね。


人気男優が女性に扮するアメリカ映画は、1982年公開のダスティン・ホフマン主演による『トッツィー』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/65dd7e0a5da164f301f44c980bed7519 、1993年 ロビン・ウィリアムズの『ミセス・ダウト』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c640dd367e7521658e375179613141b9 、などがありますが、この作品でのトラボルタは、主演でないものの、存在感は半端ないですね。


アメリカ人が好きそうなシンデレラストーリーなのですが、人種差別問題や宗教問題などを、娯楽作品として上手に取り込んでいます。


この映画が、米国ミュージカル映画の記念碑的作品、『ウエスト・サイド物語』、『サウンド・オブ・ミュージック』へのオマージュ作品となっているのも粋ですね。


ラストの「ミス・ヘアスプレー大会」での"You Can't Stop The Beat"、音楽と迫力のダンスシーンは、圧巻でした。通っているフィットネスクラブでのダンスレッスンで、この曲で踊ったのですが、結構難しかった。



最近観たDVDの特典映像で、1960年代の数少ないステップをアレンジして、バリエーションある踊りにするのが難しかったと、振付師が語っていました。



『ヘアスプレー』を観て、トラボルタの初期のミュージカル映画『グリース』をまた観たくなりました。 


 



 


 


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Film1~115 省略


Film116 2017/11/7 『バリー・シール/アメリカをはめた男』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ee83a3aab9fb7a6854b1080794857de3


Film117 2017/11/13『キャストアウェイ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48eee46263ceed4d067b4674d472bd50


Film118 2017/11/20『あん』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/859faf62079f34ba7fd011956cf4d5e7


Film119 2017/11/25『レインマン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8dfa58ec59fb5db95581bfb98b3efebd


Film120 2017/12/23『幸福の黄色いハンカチ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3f73270c48bb92bd8eea1bb9bb652705


Film121 2018/1/23 『トッツィー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/65dd7e0a5da164f301f44c980bed7519


Film122 2018/2/14 『ALWAYS 三丁目の夕日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bfdd3cbb4b66440b781da88024774d28


Film123 2018/3/11 『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbc62234017de250316fad2d85d1f3df


Film124 2018/3/25 『ユー・ガット・メール』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d44f396ca54984022a2045cb0fce87ee


Film125 2018/4/9 『テルマエ・ロマエ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b4e7feb067db9bd82c810b06964865c


Film126 2018/5/1 『旅情』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63567689611394d28e77b8558c7b3e3a


Film127 2018/7/25 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e5b3fd4cc6a58b0c3cdbd587ac89adc2


Film128 2018/8/10 『天使の涙』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/53b2632e5c12c2ff9c9bd33358705577


Film129 2018/8/16 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/337626c8d78938a7031f30becb62726b


Film130 2018/8/21 『大空港』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ef4d3694a07eb12707a6a119c497e44


Film131 2018/9/4 『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3


Film132 2018/9/13 『TAXi2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0


番外編 2018/9/16 『訃報:樹木希林さん』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ff8331cea930236867d1659a7297a7b5 


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映画 番外編 『訃報:樹木希林さん』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画」を紹介するシリーズの番外編は、『訃報:樹木希林さん』をお送りします。


樹木希林.jpg



女優の樹木希林(きき・きりん、本名・内田啓子)さんが9月15日に、亡くなられました。享年、75歳。



樹木希林さんと言えば、旧芸名・悠木千帆で出演したTBSドラマ「時間ですよ」での「松の湯」の従業員、1974年に放送されたTBSの「寺内貫太郎一家」でのお婆さんなど、そのコミカルな演技も忘れれらません。



晩年は、演技派女優として出演した映画で、数々の賞を受賞されています。隊長が観た中では、2015年に公開された「あん」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/859faf62079f34ba7fd011956cf4d5e7 での徳江役が強く印象に残っています。



私生活では、内田裕也さんとの長年に亘る別居生活など、話題を振りまきましたね。でも、最後は家族に見守られ、静かに息を引き取ったそうです。



樹木希林さんのご冥福を、お祈りいたします。


 



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Film1~115 省略


Film116 2017/11/7 『バリー・シール/アメリカをはめた男』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ee83a3aab9fb7a6854b1080794857de3


Film117 2017/11/13『キャストアウェイ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48eee46263ceed4d067b4674d472bd50


Film118 2017/11/20『あん』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/859faf62079f34ba7fd011956cf4d5e7


Film119 2017/11/25『レインマン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8dfa58ec59fb5db95581bfb98b3efebd


Film120 2017/12/23『幸福の黄色いハンカチ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3f73270c48bb92bd8eea1bb9bb652705


Film121 2018/1/23 『トッツィー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/65dd7e0a5da164f301f44c980bed7519


Film122 2018/2/14 『ALWAYS 三丁目の夕日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bfdd3cbb4b66440b781da88024774d28


Film123 2018/3/11 『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbc62234017de250316fad2d85d1f3df


Film124 2018/3/25 『ユー・ガット・メール』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d44f396ca54984022a2045cb0fce87ee


Film125 2018/4/9 『テルマエ・ロマエ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b4e7feb067db9bd82c810b06964865c


Film126 2018/5/1 『旅情』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63567689611394d28e77b8558c7b3e3a


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Film128 2018/8/10 『天使の涙』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/53b2632e5c12c2ff9c9bd33358705577


Film129 2018/8/16 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/337626c8d78938a7031f30becb62726b


Film130 2018/8/21 『大空港』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ef4d3694a07eb12707a6a119c497e44


Film131 2018/9/4 『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3


Film132 2018/9/13 『TAXi2』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/34f2ce7bd636a0e7125bed1df53f5dd0 


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映画 Film132 『TAXi2』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第132回は、『TAXi2』をお送りします。


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『TAXi2』は、2000年に公開されたフランス映画「TAXiシリーズ」の第二作です。



製作・脚本は、リュック・ベッソン(Luc Besson)。監督は、ジェラール・クラヴジック(Gerard Krawczyk)。



主演が、サミー・ナセリ(Samy Naceri)と、フレデリック・ディーファンタル(Frédéric Diefenthal)。第一作と同じ名(迷?)コンビです。


名コンビ.jpg



他の出演者は、マリオン・コティヤール、エマ・シェーベルイ、ジャン=クリストフ・ブーヴェ、など。



「TAXiシリーズ」は、これまでに;


1998年公開の『TAXi』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/09e5ca5b8146ef381ffe72c29b850d50


2003年公開『TAXi3』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5e06b004c92e9c9bb25c715bfe220fc3


の、二作品を紹介しています。



あらすじ:フランス・マルセイユのタクシー運転手・ダニエル(サミー・ナセリ)は、恋人リリー(マリオン・コティヤール)の父親ベルティーノ将軍(ジャン=クリストフ・ブーヴェ)に気に入られ、マルセイユ警察のマフィア対策を視察しに訪仏した日本の防衛庁長官を、VIP警護用特殊カー“コブラ”でパリまで送り届けるよう、依頼されます。


マルセイユ警察は“コブラ”の性能を長官にアピールしようと偽の襲撃隊を用意し、エミリアン刑事(フレデリック・ディーファンタル)とペトラ刑事(エマ・シェーベルイ)にその指揮を任せていたが、突如現れた謎の日本人グループに長官とペトラが連れ去られてしまいます。


ダニエルは、長官のSPとして日本から派遣された諜報部員ユリやエミリアンと共に、拉致された二人の救出に愛車のタクシーで空からパリへと向かいました。。。



この映画を初めて観たのは、2000年8月の日本公開時です。最初の画像が、その時のチケットです。前売り券が1,600円です。現在の映画の料金は、18年前とそれほど変わらないですね。



その後も、テレビ放映や、DVDで何回も観ています。前にも書きましたが、映画に登場するダニエルが運転するPeugeot406のタクシーがかっこ良く見えて、隊長も同じPeugeot406のステーションワゴン“ブレーク”を新車で購入してしまった程ですから。



前作では、“敵役”は、フランスの隣国ドイツの銀行強盗団。そして、ドイツを象徴する「メルセデス・ベンツ」が登場します。今回は、敵役でもあり味方でもあるのは、遠い異国「ジャパン」。



何度観ても、「TAXiシリーズ」は、ツッコミどころ満点の映画ですね。今作でも、オープニングシーンで、山岳レース中のレーサーをダニエルが運転するタクシーが追い抜いたり。



三菱ランサーが日本のナンバープレートを付けたままマルセイユやパリの公道を走ったり。パリ上空の輸送機からタクシーがパラシュウートをつけて降下したり。線路の上を走りながらのカーチェイスしたり。



日本の防衛長官を救出するのが、“ニンジャ作戦”で、ペトラとユリが黒装束のニンジャと空手で戦ったり。


ninjya.jpg



最後は、戦車まで登場し、あり得ないシーンの連続です。



それでも、これほどかというくらい多数のカークラッシュがあっても、マシンガンの連射があっても、バズーカ砲が飛び出しても、死者が一人も出ないし、残酷なシーンもないし、チョコっとお色気シーンもあり、肩ひじはらずに観られる映画です。


 


 



 


 


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Film1~115 省略


Film116 2017/11/7 『バリー・シール/アメリカをはめた男』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ee83a3aab9fb7a6854b1080794857de3


Film117 2017/11/13『キャストアウェイ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48eee46263ceed4d067b4674d472bd50


Film118 2017/11/20『あん』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/859faf62079f34ba7fd011956cf4d5e7


Film119 2017/11/25『レインマン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8dfa58ec59fb5db95581bfb98b3efebd


Film120 2017/12/23『幸福の黄色いハンカチ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3f73270c48bb92bd8eea1bb9bb652705


Film121 2018/1/23 『トッツィー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/65dd7e0a5da164f301f44c980bed7519


Film122 2018/2/14 『ALWAYS 三丁目の夕日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bfdd3cbb4b66440b781da88024774d28


Film123 2018/3/11 『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbc62234017de250316fad2d85d1f3df


Film124 2018/3/25 『ユー・ガット・メール』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d44f396ca54984022a2045cb0fce87ee


Film125 2018/4/9 『テルマエ・ロマエ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b4e7feb067db9bd82c810b06964865c


Film126 2018/5/1 『旅情』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63567689611394d28e77b8558c7b3e3a


Film127 2018/7/25 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e5b3fd4cc6a58b0c3cdbd587ac89adc2


Film128 2018/8/10 『天使の涙』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/53b2632e5c12c2ff9c9bd33358705577


Film129 2018/8/16 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/337626c8d78938a7031f30becb62726b


Film130 2018/8/21 『大空港』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ef4d3694a07eb12707a6a119c497e44


Film131 2018/9/4 『言えない秘密』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7014b29800d3006fd9f0aeac6830c3b3 


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映画 Film131 『言えない秘密』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第131回は、『言えない秘密』をお送りします。


映画 言えない秘密.jpg



『言えない秘密』(原題:不能説的・秘密)は、2007年8月に公開された台湾映画です。日本での公開は、翌年の2008年8月。



監督は、台湾出身の歌手・俳優 ジェイ・チョウ(繁体字表記:周杰倫、英語名:Jay Chou)。ジェイ・チョウは、この映画で、主演のシャンルン役を演じるだけでなく、脚本、主題歌、作曲まで務めています。



共演は、グイ・ルンメイ(桂綸鎂)、アンソニー・ウォン(黄秋生)、アリス・ツェン(曾愷玹)、など。



あらすじ:父親(アンソニー・ウォン)が教師として勤務している淡江音楽学校のピアノ科に転校してきたシャンルン(ジェイ・チョウ)は、取り壊しが近い旧校舎のピアノ室で、美しい旋律を奏でるシャオユー(グイ・ルンメイ)と出会います。今までに耳にしたことのない美しい旋律に強く惹かれたシャンルンはシャオユーに曲名を尋ねるが、「それは誰にも“言えない秘密”よ」と耳元で優しく囁くだけでした。


キャスト.jpg



一瞬で惹かれ合う二人。シャンルンは、学校の帰り道で、一緒に雨宿りをし、自転車で彼女を家まで送っていくことに。きずなを深めていく2人でしたが、シャオユーは持病のぜんそくのせいで学校も休みがちになります。しばらくして、体調が戻り学校にやって来たシャオユーと放課後にピアノ室で会う約束をします。しかし、そこに現れたのは、クラスメートのチンイー(アリス・ツォン)でした。シャンルンに同じく想いを寄せるチンイーは彼にキスをしますが、その現場をピアノ室に現われたシャオユーに目撃されてしまい、彼女は逃げる様に走り去ってしまいました。。。



この映画を初めて観たのは、深夜、なにげにテレビのチャンネルを回している時でした。叙情的なストーリーと音楽に惹かれ最後まで観てしまいました。しかし、途中から観たので、タイトルの『言えない秘密』の理由が分からず、その後、DVDをレンタルして、再び観ました。



自転車の二人乗り、ダンスパーティー、校内でラグビーの試合、など“青春映画”そのもののシーンが続きます。そして、台湾のベニスと呼ばれている海に面した「淡水」の美しい光景をバックにした、二人の“淡い恋”。それが、一転して、ミステリアスな展開になり、そして、最後に“悲恋物語”だと分かりました。



父親とシャンルンが、親子でタンゴを踊るシーンなど、音楽が効果的に使われています。監督・脚本も務めたジェイ・チョウのたぐいまれな才能が、この映画からうかがえます。



ネタばれになってしまいますが、この映画は、1979年と1999年、そしてピアノと楽譜が物語のキーになっています。



『言えない秘密』は、隊長がこれまで観てきた「青春・純愛映画」の中で、ヒロインの美しさとストーリーの秀逸さで;


1953年のアメリカ映画『ローマの休日』(ヒロイン:オードリー・ヘプバーン)⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0c3c4c2db8ae25498a19232f24fff4fe


1967年のアメリカ映画『卒業』(同:キャサリン・ロス)⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f81709c1e39bc493c6e9d385cfddc2e0


1999年の中国映画『初恋のきた道』(同:チャン・ツィイー)⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db


と並び、ベスト4に入る作品です。


 



 


 



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Film1~115 省略


Film116 2017/11/7 『バリー・シール/アメリカをはめた男』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ee83a3aab9fb7a6854b1080794857de3


Film117 2017/11/13『キャストアウェイ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48eee46263ceed4d067b4674d472bd50


Film118 2017/11/20『あん』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/859faf62079f34ba7fd011956cf4d5e7


Film119 2017/11/25『レインマン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8dfa58ec59fb5db95581bfb98b3efebd


Film120 2017/12/23『幸福の黄色いハンカチ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3f73270c48bb92bd8eea1bb9bb652705


Film121 2018/1/23 『トッツィー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/65dd7e0a5da164f301f44c980bed7519


Film122 2018/2/14 『ALWAYS 三丁目の夕日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bfdd3cbb4b66440b781da88024774d28


Film123 2018/3/11 『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbc62234017de250316fad2d85d1f3df


Film124 2018/3/25 『ユー・ガット・メール』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d44f396ca54984022a2045cb0fce87ee


Film125 2018/4/9 『テルマエ・ロマエ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b4e7feb067db9bd82c810b06964865c


Film126 2018/5/1 『旅情』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63567689611394d28e77b8558c7b3e3a


Film127 2018/7/25 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e5b3fd4cc6a58b0c3cdbd587ac89adc2


Film128 2018/8/10 『天使の涙』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/53b2632e5c12c2ff9c9bd33358705577


Film129 2018/8/16 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/337626c8d78938a7031f30becb62726b


Film130 2018/8/21 『大空港』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ef4d3694a07eb12707a6a119c497e44 


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映画 Film130 『大空港』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第130回は、『大空港』をお送りします。


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『大空港』(原題:Airport)は、1970年に公開されたアメリカ映画です。



原作は、イギリス人のアーサー・ヘイリーによる同名の小説。監督・脚本は、ジョージ・シートン。音楽は、アルフレッド・ニューマン。



主なキャストは、バート・ランカスター、ディーン・マーティン、ジーン・セバーグ、ジャクリーン・ビセット、ヴァン・ヘフリン、と当時の“スター”が並びます。



あらすじ:アメリカ中西部地方を襲った強烈な吹雪のため、シカゴのリンカーン国際空港(架空)は空港機能がマヒ状態になっていました。



空港のジェネラル・マネージャーのベーカースフェルド(バート・ランカスター)は、トランス・グローバル航空地上係のタニア(ジーン・セバーグ)などと協力し、空港の機能回復のため奔走しています。



そんな中、既に離陸したローマ行きの旅客機[飛行機]内に、爆弾が持ち込まれているという情報が入ります。機長(ディーン・マーティン)と主任スチュワーデス(ジャクリーン・ビセット)は、爆弾の入ったアタッシュ・ケースを確保しようとしますが、犯人(ヴァン・ヘフリン)はトイレに逃げ込み、爆弾もろとも自殺してしまいました。



爆発の衝撃で、機体が損傷し、空中分解の危機が訪れます。急きょ、同機はケネディ空港へ戻ることにしますが、空港は猛吹雪のため着陸には、大きな支障がありました。。。



航空パニック映画の元祖とも言える本作ですが、恐怖を感じさせるシーンより、人間ドラマの要素が強い作品です。



あまりパニック度を感じなかったのは、今ならCGでしょうが、飛んでいる飛行機は明らかに模型だと分かるし、機内のセットはちゃちです。



それでも、登場人物のそれぞれが何らかの問題を抱えているバックグラウンドを見事に描き切っています。



映画から、当時の時代背景を知ることも出来ます。例えば、登場する飛行機は、ボーイング707ですが、コックピットの中は、機長、副操縦士、航空機関士の三人乗務体制でした。



そのコックピットの中に簡単に第3者を入れてしまいます。スチュワーデスはまだしも、密航者まで招き入れるとは、セキュリティの観念が全くありません。



また、滑走路内の障害物となっていた雪の中に突っ込んでしまった機を移動させようとするベテラン整備士が、葉巻を銜えながらエンジンをフルパワーさせるとは、今では考えられませんよね。



飛行機、空港ものは、好きなジャンルで、アメリカ映画では、『ターミナル 』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/339394a576d6e936f964c467e4b18446 を、



日本映画では、『ハッピーフライト』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/745f74b65f96ee76b05025b039942bfb を取り上げています。


 



 


 



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Film1~115 省略


Film116 2017/11/7 『バリー・シール/アメリカをはめた男』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ee83a3aab9fb7a6854b1080794857de3


Film117 2017/11/13『キャストアウェイ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48eee46263ceed4d067b4674d472bd50


Film118 2017/11/20『あん』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/859faf62079f34ba7fd011956cf4d5e7


Film119 2017/11/25『レインマン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8dfa58ec59fb5db95581bfb98b3efebd


Film120 2017/12/23『幸福の黄色いハンカチ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3f73270c48bb92bd8eea1bb9bb652705


Film121 2018/1/23 『トッツィー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/65dd7e0a5da164f301f44c980bed7519


Film122 2018/2/14 『ALWAYS 三丁目の夕日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bfdd3cbb4b66440b781da88024774d28


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映画 Film129 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第129回は、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』をお送りします。


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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(原題:Mission: Impossible – Fallout)は、8月3日から公開されているトム・クルーズ(Tom Cruise)主演「ミッション:インポ­ッシブル(MI)」シリーズの第5弾。タイトルの“Fallout”は、放射性物質の拡散・降下の意味で使っているのでしょうね。



監督・製作・脚本は、前作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』同様、クリストファー・マッカリー(Christopher McQuarrie)。マッカリーは、トム・クルーズ主演、2012年公開の『アウトロー』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/93f7c56a91462e52265681f5deaff34e でも、監督・脚本を務めているほか、2008年公開の『ワルキューレ』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/49158945e29a971db425340c10598198 では、脚本を担当しています。



共演は、レベッカ・ファーガソン(Rebecca Ferguson)、サイモン・ペッグ(Simon Pegg)、ヴィング・レイムス(Ving Rhames)、アレック・ボールドウィン(Alec Baldwin)、ショーン・ハリス(Sean Harris)、ヴァネッサ・カービー(Vanessa Kirby) 、ヘンリー・カヴィル(Henry Cavill)、アンジェラ・バセット(Angela Bassett)。



ファーガソンは、「ローグ・ネイション」と同じイルサ・ファウスト役を、ペッグも前作・前々作のベンジー役を、ハリスは前作と同じソロモン・レーンを演じています。レイムスは、MIシリーズでは馴染みの俳優さんですよね。



これまでのMIシリーズ;


1996年公開の『ミッション:インポ­ッシブル』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b22817899715062c5bab9c895e540502


2000年の『ミッション:インポッシブル2』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/83a60b796c68b01ba41499a55179f7c0


2006年の『ミッション:インポッシブル3』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2a02bb5636cfae5555879647557e754b


2011年の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/87ef886e7b880176bc1c3c237c82bee4


2015年の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7f3c9579571c8575167aa827e5a7d057


と、5作全てを観ています。



今回、『フォールアウト』を観たのは、昨年11月に上野御徒町「上野フロンティアタワー」にオープンした「TOHOシネマズ上野」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/25b4cbd841b64332831a5f967807c748 お盆休みだからでしょうか。館内は、混雑しています。


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同館で映画を観るのは、今年3月の『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbc62234017de250316fad2d85d1f3df 以来です。『フォールアウト』は、座席数250の “スクリーン2” で上映中。


 


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この日は、朝9時の初回以外の3回は、満席・売り切れでした。場内は意外にも若い人が多かった。中には、第1作『ミッション:インポ­ッシブル』公開時には生まれていなかったと思われる若者も。



あらすじ:IMF(Impossible Mission Force、不可能作戦部隊)のエージェント“イーサン・ハント(トム・クルーズ)”と彼のチームは、盗まれた3つのプルトニウムの回収を目前にしていました。


だが、突如現れた何者かの策略で仲間の命が危険にさらされ、その最中にプルトニウムを奪われてしまいます。イーサンとIMFチームは、プルトニウムを再び奪い返し、複数の都市の“同時核爆発を未然に防ぐ新たなミッション”を受けとります。


この事件の裏側には、シンジケートの生き残り勢力が結成したアポストル(神の使徒)が関連しており、手がかりは“ジョン・ラーク”という正体不明の男の名前と彼が接触する“ホワイト・ウィドウ(ヴァネッサ・カービー)”と呼ばれる謎めいた女の存在のみです。


しかし、今回のミッションに対しイーサンの動きを不服とするCIAは、敏腕エージェントのウォーカーを(ヘンリー・カヴィル)監視役に同行させることを条件としました。


イーサンはホワイト・ウィドウの信頼を得るため、やむなく収監中の敵“ソロモン・レーン(ショーン・ハリス)”の脱走に手を貸すが、その影響で味方の女スパイ“イルサ(レベッカ・ファーガソン)”と対立してしまいます。一方、同行するウォーカーはイーサンへの疑惑を深め、二人はやがて対決の時を迎えますが。。。



感想:MIシリーズ、回を重ねるごとに、アクションシーンが、スケールアップされていて、観ていて“アッ”と声を上げてしまったり、真夏なのに手には汗をかいていました。誰が敵で、誰が味方か、頭の体操になるかも。



パリ編では、カーチェイスとバイクチェイスが迫力がありました。ただ、フランスなのに、プジョーではなく、BMWが多く登場します。これは、同社がMIシリーズに協力しているからです。どちらの車もオーナーだったことのある隊長には、たまにはMIシリーズでプジョーの走る姿を観てみたいものです。トム・クルーズがノーヘルで、凱旋門周辺を走り回るアクションシーンでは、冷や冷やして観ていました。



ロンドン編では、とにかくトム・クルーズが走る・走る、そして飛ぶ! ビルからビルへジャンプするシーンの撮影では、実際に骨折したそうです。



カシミール編では、ヘリコプターチェイスが。ヘリコプターから吊るされたロープをよじ登り、機内に突入するシーンでは、高所恐怖症の隊長は、思わす目をつぶりそうになりました。それにしても、操縦経験がないイーサン・ハントがヘリコプターを操るとは、映画でしかあり得ませんよね。このシーンを観ていて、高倉健主演の『君よ憤怒の河を渉れ』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5dc3a91965d9abd9160ccb433defe98e で、健さん演じる杜丘が、操縦したことのないセスナ機で北海道から本州に飛ぶシーンを思い出しました。



ラストの、落下するヘリコプター内でのアクションシーンも凄すぎます。今回、ルーサー、イルサ、ベンジー、とチーム全員が生き残ったので、次回作ありですね。トム・クルーズの主演作、来年は、『トップガン: マーヴェリック』の公開が決定しているので、MIシリーズの次回作は、2020~2022年の公開と予想します。還暦を過ぎた、トム・クルーズはどんなアクションを見せてくれるのでしょうか。



尚、「隊長のブログ」では、トム・クルーズが出演する映画を、これまでに21本紹介しています。



詳細はこちらの記事一覧をご参照下さい⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/15c12e324db3ac428f8166936149a976


 



 


 



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Film1~115 省略


Film116 2017/11/7 『バリー・シール/アメリカをはめた男』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ee83a3aab9fb7a6854b1080794857de3


Film117 2017/11/13『キャストアウェイ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48eee46263ceed4d067b4674d472bd50


Film118 2017/11/20『あん』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/859faf62079f34ba7fd011956cf4d5e7


Film119 2017/11/25『レインマン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8dfa58ec59fb5db95581bfb98b3efebd


Film120 2017/12/23『幸福の黄色いハンカチ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3f73270c48bb92bd8eea1bb9bb652705


Film121 2018/1/23 『トッツィー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/65dd7e0a5da164f301f44c980bed7519


Film122 2018/2/14 『ALWAYS 三丁目の夕日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bfdd3cbb4b66440b781da88024774d28


Film123 2018/3/11 『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbc62234017de250316fad2d85d1f3df


Film124 2018/3/25 『ユー・ガット・メール』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d44f396ca54984022a2045cb0fce87ee


Film125 2018/4/9 『テルマエ・ロマエ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b4e7feb067db9bd82c810b06964865c


Film126 2018/5/1 『旅情』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63567689611394d28e77b8558c7b3e3a


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Film128 2018/8/10 『天使の涙』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/53b2632e5c12c2ff9c9bd33358705577


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映画 Film128 『天使の涙』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第128回は、『天使の涙』をお送りします。


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『天使の涙』(原題:堕落天使、英題:Fallen Angels)は、1995年9月に公開された香港映画です。日本での公開は、1996年6月。



脚本・監督は、香港出身のウォン・カーウァイ(王家衛)。



キャストは、レオン・ライ(黎明)、ミッシェル・リー(李嘉欣)、金城武、チャーリー・ヤン(楊采妮)、カレン・モク(莫文蔚)。



金城武は、好きな俳優の一人で、これまでに「隊長のブログ」では;


1996年製作の『世界の涯てに』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4f8f9803a06beae348f288ed2150a903


2004年製作の『LOVERS』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4082519a5204fd86da2bb95255fe14b4


2005年製作の『ウィンター・ソング』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e598c764e0fbf3b8a9c460ad43149516


2007年製作の『ウォーロード/男たちの誓い』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c38b082ef48d74fbcfbaea2546c32b46


の四本を紹介しています。



カレン・モクは、「アジアの歌姫」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c72d0778afaf9afa6146fe0a9abb5c0d で取り上げています。



物語の舞台は、香港・九龍の觀塘(クントン)や尖沙咀(チムサーチョイ)。殺し屋(レオン・ライ)は、会ったことのない美貌の殺人エージェント(ミッシェル・リー)に惚れられ、2人の関係が終わりに近づいたことを知ります。



顔も知らないそして、殺し屋に恋をしたもう一人の女(カレン・モク)。一方、失恋した女(チャーリー・ヤン)は、前の恋を忘れるまでの“期限”つきで、子供の頃に口がきけなくなった。男・モウ(金城武)と付き合い始めます。



中国返還直前の香港を舞台に、5人の男女の物語が切なくも交錯します。



この映画のDVDをレンタルして観ようと思ったのは、金城武とカレン・モクが出演しているのと、返還前の香港が舞台になっているからです。



香港には、出張・観光で16回行ってます[飛行機]が、特に返還前に多く訪れていたので、その頃の香港の姿を懐かしく観ていました。



ウォン・カーウァイ監督の独特の撮影手法、オープニングのモノクロシーン、スローモーション、手持ちカメラを用いた映像が、躍動感と新鮮さを感じさせます。



劇中に流れる、「The Flying Pickets」の“Only You”も、ムーディーな雰囲気にさせてくれますね。


 


 



 



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Film1~115 省略


Film116 2017/11/7 『バリー・シール/アメリカをはめた男』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ee83a3aab9fb7a6854b1080794857de3


Film117 2017/11/13『キャストアウェイ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48eee46263ceed4d067b4674d472bd50


Film118 2017/11/20『あん』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/859faf62079f34ba7fd011956cf4d5e7


Film119 2017/11/25『レインマン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8dfa58ec59fb5db95581bfb98b3efebd


Film120 2017/12/23『幸福の黄色いハンカチ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3f73270c48bb92bd8eea1bb9bb652705


Film121 2018/1/23 『トッツィー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/65dd7e0a5da164f301f44c980bed7519


Film122 2018/2/14 『ALWAYS 三丁目の夕日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bfdd3cbb4b66440b781da88024774d28


Film123 2018/3/11 『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbc62234017de250316fad2d85d1f3df


Film124 2018/3/25 『ユー・ガット・メール』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d44f396ca54984022a2045cb0fce87ee


Film125 2018/4/9 『テルマエ・ロマエ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b4e7feb067db9bd82c810b06964865c


Film126 2018/5/1 『旅情』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63567689611394d28e77b8558c7b3e3a


Film127 2018/7/25 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e5b3fd4cc6a58b0c3cdbd587ac89adc2


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映画 Film127 『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第127回は、『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』をお送りします。


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『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』(原題:Tomorrow Never Dies)は、1997年に公開された「007シリーズ」第18作。



主人公のジェームズ・ボンド役を演じたのは、ピアース・ブロスナン(Pierce Brendan Brosnan)、5代目のジェームズ・ボンドです。



隊長のブログでは、「007シリーズ」は、2012年公開の第23作『007 スカイフォール』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/619295cdfead11724f8858f304caad68 を、取り上げています。



監督は、ロジャー・スポティスウッド(Roger Spottiswoode)。



共演するボンドガールは、中国系マレーシア人の、ミシェール・ヨー(Michelle Yeoh)。彼女の他の出演作品は、2005年公開の『SAYURI(Memoirs of a Geisha)』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbe14400f5871f9f08594b6ec5471725 を、紹介しています。



他の出演者は、ジョナサン・プライス(Jonathan Pryce)、テリー・ハッチャー(Teri Hatcher)。



あらすじ:イギリス海軍の戦艦が中国領海近くの公海上で撃沈されてしまいました。しかし、攻撃は中国空軍によるものではなく、世界の情報を牛耳る“メディアの帝王”カーヴァー(ジョナサン・プライス)の操るステルス艦の仕業でした。



事件の背後に何者かの陰謀を確信したイギリス諜報部は、このニュースをいち早く報道したカーヴァーを怪しみ、ボンドを送り込みます。ボンドは、旧知のカーヴァー夫人(テリー・ハッチャー)に接触しますが、彼女は何者かに殺されてしまいます。



そしてカーヴァーの新聞印刷所に潜入し、衛星システムの証拠を掴んだボンドの前に、謎の中国人女性ウェイ・リン(ミシェール・ヨー)が現れますが、彼女は、果たして敵か味方か。。。。



この映画を初めて観たのは、前売り券の画像をアップしていることからお分かりのように、 1998年の日本公開時です。当時の前売り券は、1,600円でした。



20年も前で、記憶もあやふやだったので、この記事を書くにあたり、DVDをレンタルしました。



オープニングのタイトルバックに流れるテーマ曲を歌うのは、シェリル・クロウ(Sheryl Crow)。このタイトルバック、銃と弾をスケルトンで映したり、女性の顔と体が回路図になっていたりと、“前衛的”です。



本編に登場する数々の武器、例えばボンドが運転するBMWを、タブレット端末で無人運転したりだとか、公開当時は、未来の技術と思われたのが、現在では、実用化されていますよね。



ミシェール・ヨーが演じる、ウェイ・リン。抜群のスタイルで、アクションシーンも、かっこよかったです。



ボンドとリンが、バイクに二人乗りし暴れまわるシーン。どこかで見た事があると思ったら、トム・クルーズ(Tom Cruise)とキャメロン・ディアス(Cameron Michelle Diaz)の『ナイト&デイ』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/31b9ebfe299bf5060272d3c29533da9e でした。



ただ、『ナイト&デイ』の公開は、2010年なので、この映画が、『トゥモロー・ネバー・ダイ』を参考にしたのかも知れませんね。


 



 


 



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Film116 2017/11/7 『バリー・シール/アメリカをはめた男』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ee83a3aab9fb7a6854b1080794857de3


Film117 2017/11/13『キャストアウェイ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48eee46263ceed4d067b4674d472bd50


Film118 2017/11/20『あん』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/859faf62079f34ba7fd011956cf4d5e7


Film119 2017/11/25『レインマン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8dfa58ec59fb5db95581bfb98b3efebd


Film120 2017/12/23『幸福の黄色いハンカチ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3f73270c48bb92bd8eea1bb9bb652705


Film121 2018/1/23 『トッツィー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/65dd7e0a5da164f301f44c980bed7519


Film122 2018/2/14 『ALWAYS 三丁目の夕日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bfdd3cbb4b66440b781da88024774d28


Film123 2018/3/11 『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbc62234017de250316fad2d85d1f3df


Film124 2018/3/25 『ユー・ガット・メール』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d44f396ca54984022a2045cb0fce87ee


Film125 2018/4/9 『テルマエ・ロマエ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b4e7feb067db9bd82c810b06964865c


Film126 2018/5/1 『旅情』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63567689611394d28e77b8558c7b3e3a


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映画 Film126 『旅情』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第126回は、『旅情』をお送りします。


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『旅情』(原題:Summertime)は、1955年に製作・公開されたイギリスとアメリカ合衆国の合作映画です。



ブロードウェイでヒットしたアーサー・ローレンツの戯曲『カッコー鳥の時節』の映画化作品。



脚本は小説家のH・E・ベイツと、監督も務めたデイヴィッド・リーンとが協力して行いました。



出演は、アメリカ人女優のキャサリン・ヘプバーン(Katharine Hepburn)と、イタリア人男優のロッサノ・ブラッツィ(Rossano Brazzi)。



あらすじは、38歳で独身のアメリカ人女性ジェーン(キャサリン・ヘップバーン)は、休暇でイタリア・ヴェネツィア(ベニス)を訪れます。



ホテル[ホテル]に落着いた彼女は、相手もなくたった一人で見物に出かけ、サン・マルコ広場のオープンカフェで一服します。



そこで出会った骨董屋の主人レナート(ロッサノ・ブラッツィ)と、つかの間の恋に落ちてゆくのですが。。。。



「旅情」というタイトルと、主演がキャサリン・ヘップバーンということしか知らない古い映画を観たいと思ったのは、昨年の7月にヴェネツィアに行った⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/163d8c37c4e8903b98aba1fee29e26e3 からです。



観光バスで、ヴェネツィア対岸のメストレと本島を結ぶ全長約4kmの「Ponte della Libertà (リベルタ橋)」を渡っている時に、添乗員さんがこの映画の話しをしてくれました。



「旅情」のオープニングは、ジェーンが乗ったオリエント急行の列車が、リベルタ橋を渡って、目的地のサンタ・ルチア駅へ向かうシーンです。



隊長たちは、バスでしたが、車窓からは並走するユーロスターの姿が見えました。


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映画では、駅に着いたジェーンは、ホームからポーターに荷物を運んでもらいます。日本でも、1950年~60年代には、赤帽と呼ばれたポーターが、駅にいましたね、



サンタ・ルチア駅の外に出ると、各ホテルのベルマンが並び、自ホテルの名を叫んでいます。



日本では、今でも温泉旅館の番頭さんが、駅で自分の旅館の旗を持ち、お客様をお迎えしていますよね。



亡き祖母から聞いた話では、戦前に旅館を営業していた頃⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9b9ff1e016962cfd51c1ab830f76d004 には、駅前でお出迎えしていたそうです。



この映画にたびたび登場し、重要な役割となるゴンドラ、隊長も本場で乗りました⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/555fc016e6c7e73c99549d9b5a999245



ジェーンはマウロ(Mauro)という少年(子役)に、しばしば助けられますが、気になったのは、マウロが常に裸足だったこと。



『ローマの休日』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0c3c4c2db8ae25498a19232f24fff4fe にも書きましたが、1950年代中頃のイタリアは貧しかったのですね。



同じ敗戦国の日本ですが、昭和30年前後に裸足の子供は、もういなかったのではないでしょうか。



最も感動したのは、ラストのジェーンがレナートに別れを告げて、サンタ・ルチア駅からの列車に乗り込み、帰国の途についたシーンです。



最後の別れをと駅のホームに駆け付けたレナートですが、無情にも列車は動きだします。レナートは、何とかプレゼントを渡そうとするのですが、それもかなわず、二人にとって思い出のクチナシの花も手から落ちてしまいます。



列車の窓から体を乗り出し、ちぎれんばかりに手を振るジェーンでした。


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隊長も、ヴェネツィアを去る時⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7b5ca8f9d96d8566306ab48cf51cf16a には、感傷的な気分になったことを思い出しました。



映画の全編に流れる音楽も、“大人の恋の物語”に相応しく素敵でした。


 



 


 


 


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Film111 2017/8/30 『80間世界一周』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ab23e821ccfa349e7da22d24a25784cc


Film112 2017/9/4 『グッドモーニングショー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e376f43c308b544ad715a893b5b0eb82


Film113 2017/9/25 『ドリームガールズ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e734eb416068eb5159759d96017e1834


Film114 2017/10/17『マイノリティ・リポート』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c5cd75014ed2cc69360f2716da755fe7


Film115 2017/10/30『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f28d0086acf890738ad7ef195998959e


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Film125 2018/4/9 『テルマエ・ロマエ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4b4e7feb067db9bd82c810b06964865c


タグ:旅情
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映画 Film125 『テルマエ・ロマエ』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第125回は、『テルマエ・ロマエ』をお送りします。


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『テルマエ・ロマエ』は、ヤマザキマリによる同名の漫画作品を原作に、2012年4月に公開された日本映画です。



ヤマザキマリさんは、漫画だけでなく、NHKテレビ[TV]の語学講座「旅するイタリア語」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c47be7713ebf72b0cdfe5501cc00e0f9 で、イタリア絵画作品の解説をするなど、多彩な活動をされています。



脚本は、武藤将吾。監督は、武内英樹。



出演は、阿部寛、上戸彩、市村正親、など。


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阿部寛さん出演のテレビドラマは、2015年10月期の『下町ロケット』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8b99a86439ac984ccdb20e4e4af35564 を、



映画作品は、2018年2月公開の『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bbc62234017de250316fad2d85d1f3df を、取り上げています。



あらすじ:古代ローマ、アイデアが行き詰まり失業した浴場設計技師のルシウス(阿部寛)は、友人に誘われた公衆浴場でタイムスリップしてしまい、たどり着いた場所は、何と現代日本の銭湯。



そこには「平たい顔族=日本人」がいて、彼は漫画家志望の真実(上戸彩)と出会う。



ルシウスは日本の風呂の文化に感銘を受け、そこで浮かんだアイデアを古代ローマに持ち帰り、名声を得て、ついには皇帝ハドリアヌス(市村正親)お抱えの浴場設計技師になったが...。



とにかく理屈抜きに笑える映画ですね。


 



 


 


 


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Film111 2017/8/30 『80間世界一周』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ab23e821ccfa349e7da22d24a25784cc


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Film124 2018/3/25 『ユー・ガット・メール』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d44f396ca54984022a2045cb0fce87ee


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映画 Film124 『ユー・ガット・メール』 [映画]

隊長が、これまでに観た「映画[映画]」を紹介するシリーズの第124回は、『ユー・ガット・メール』をお送りします。


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『ユー・ガット・メール』(原題:You've Got Mail)は、1998年公開のアメリカ映画。



主演は、トム・ハンクス(Tom Hanks)と、メグ・ライアン(Meg Ryan)。



これまでに、トム・ハンクスの主演映画は;


1995年公開の『フォレスト・ガンプ/一期一会』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6dd4e5e4237a5310e01f471be946395b


2000年公開『キャストアウェイ』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48eee46263ceed4d067b4674d472bd50


2004年公開『ターミナル』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/339394a576d6e936f964c467e4b18446


2016年公開『インフェルノ』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bf17916f43bed34989290b10d2761dec


の四本を取り上げています。



メグ・ライアンの出演映画は、1986年公開の『トップガン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/60f6f26eae450995705913623f8dec07 を、紹介しています。



他の出演者は、グレッグ・キニア(Greg Kinnear)、パーカー・ポージー(Parker Posey)、など。



監督は、ノーラ・エフロン(Nora Ephron)。



あらすじ:ニューヨークの片隅で、小さな本屋[本] を営むキャスリーン(メグ・ライアン)は恋人(グレッグ・キニア)がいるにも関わらずインターネットで知り合ったメール友達「NY152」とのやりとりに心を躍らせる毎日を送ってていました。



店の近くに大手の大型書店チェーン「フォックス・ブックス」がオープンするのが少し気がかりですが、そんな悩みも「NY152」の存在が和らげてくれています。



ところが、「フォックス・ブックス」が開店すると、どんどん客は奪われ売上は落ち続け、ついには、愛する母親が開いたキャスリーンの店は潰されてしまいました。



実はこの「フォックス・ブックス」の御曹司ジョー(トム・ハンクス)こそが「NY152」の正体でした。



20年前のニューヨーク、今では映画・ドラマの小道具として使われるスマホも携帯も、SNSまだ黎明期のこの時代。



大型書店の進出で街の小さな書店が潰れていく、大資本が個人商店を淘汰する社会問題が描かれています。



電子メール・インターネットが普及し、タイプライター⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9b40c750bc8e2e11af86b34093b0b87f が陳腐化していく時代背景を折込ながら、物語が展開されて行きます。



過去にミュージカルや映画に使われて、耳にしたことがある曲が効果的に使われています。



ノーラ・エフロン、トム・ハンクス、メグ・ライアンの「めぐり逢えたら」と同じ顔合わせで、上品な大人のロマンティック・コメディに仕上がっています。


 



 


 



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Film111 2017/8/30 『80間世界一周』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ab23e821ccfa349e7da22d24a25784cc


Film112 2017/9/4 『グッドモーニングショー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e376f43c308b544ad715a893b5b0eb82


Film113 2017/9/25 『ドリームガールズ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e734eb416068eb5159759d96017e1834


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