上海城市新聞 Vol.26『初夏の鄭州旅遊』 (その2) [上海城市新聞]

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』(その1)⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b2c19ace1fa5a4aa572f356ce69c67eb


隊長が乗った中国南方航空CZ8384便は、順調に飛行を続け[飛行機]、定刻より10分早い17:20に「鄭州新鄭国際空港」に到着しました。


機内アナウンスでは、天候は曇り、気温は24℃とのことですが、体感温度はもう少し低い気がします。


河南省鄭州市内の南東約35kmにある同空港は、全長3,400メートル、幅60メートルの滑走路2本を有する国際空港です。鄭州東郊空港が手狭となったため、代替空港として建設されました。中国南方航空が、同空港をハブ空港として使用しています。


国際線ターミナルビルは最近、改修拡張され、ボーディング・ブリッジ(搭乗橋)で、飛行機からスムーズに降りることが出来ました。入国審査場も搭乗口から近くて便利です。


真新しくきれいな入国審査場、係員のいるボックスの前に、自動改札機のような無人ゲートがあり、緑のランプが点灯してからゲートを通過するように促されます。これって、何ですか? セキュリティチェック?


この時間帯に到着した国際線は、我々の便のみなので、入国審査もスムーズに通過することが出来て、飛行機から降りてから10分で、手荷物受取所に到着しました。


ところが、預けたキャリーバッグがなかなかターンテーブルに流れて来なくて、手にしたのが20分後の17:50。税関検査は、X線手荷物検査機を通すだけで、スムーズでした。


ネットで予約したホテルは、鄭州駅からも近い「二七区徳化街」にある「粤海酒店(英文名:Guang Dong Hotel)」。ここは、2012年11月に鄭州に滞在した際に夕食を取り⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20121226、味とサービスに満足して、次回鄭州に行ったら泊まろうと決めていました。


空港からの移動手段は、以前はバス[バス]かタクシーでしたが、昨年12月に「新鄭機場城際鉄路」と言う飛行場と市内を結ぶ高速鉄道が開通した[新幹線]とネットで見ました。


事前に調べると、「新鄭機場駅」19:25発 「鄭州東駅」19:44着のCZ2808号があり、「鄭州東駅」からは、これも開通して間もない「地下鉄1号線」に乗り換え、「二七広場駅」で下車し徒歩約10分でホテルに到着出来ることがわかりました。


タクシー[車(セダン)]はメーターを倒せば、約80元(1,360円)で行けるのですが、メーターを倒さずに倍近い150元を請求されたとのネット情報もあり、高速鉄道と地下鉄で移動しようと思っていました。


ターミナルビルを「新鄭機場駅」方面に移動していると、叔母ちゃんが「どこへ行くのか? 車に乗っていかないか」と声を掛けてきます。


一目で、“黄牛車(白タク)”の客引きとわかり、最初は無視していたのですが、あまりにもしつこいので、中国語で「私は外国人です。中国語はわかりません」と答えてしまいました。


“しまった!”。叔母ちゃんは、さらにしつこく誘ってきます。現在、18時。


列車の出発まで、まだ1時間半近くあります。その間、つきまとわれるのも煩わしいので、行く先を告げ、「幾ら?」と聞くと、120元とのこと。「100元(約1,700円)なら乗る」と答え、商談成立。


叔母ちゃんは、隊長をターミナルビル地下の駐車場に案内します。歩きながら「どんな車か?」と聞くと「出租車(タクシー)」と言います。「嘘つけ!白タクだろ」と心の中で答え、「乗客は一人か?」と尋ねると、叔母ちゃんは、「私の妹と一緒だ」と言います。


駐車場に、停まっている一台のワンボックスカーに近づくと、運転席から男が降りてきます。叔母ちゃんは、客引きで、この男が運転手という役割分担なのですね。


後部座席には、すでに女性が一人座っていましたが、どう見ても叔母ちゃんの妹ではありませんね。席に座り、安全ベルトを探しますが、切り取られてありません!


車は、二人を乗せ、18:10に空港を出発[車(RV)]し、直ぐに片側5車線の広い一般道を走ります。昨年6月に洛陽市を訪れた時にも目にしたのですが、中国の地方都市郊外の道路整備は急速に進んでいますね。


約50分ほど走り、前方に市内の高層ビルが見え始めた頃、運転手が並走しているタクシーに窓から声をかけ、路肩に止まらせます。


白タクの運転手が降り、タクシーの運転手に大声で話しています。最初は、喧嘩でも始めたと思いましたが、どうも様子が変です。


運転手が車に戻り、「降りろ!」と言います。何故かと聞き返すと、「タクシーに乗り換えろ。下車時にタクシーの運ちゃんに100元払え」と言います。


同乗の女性も素直に乗り換え始めたので、隊長も従うことにしました。白タクの運転手は、タクシーの運転手から何十元かを受け取り、空港の方に戻って行きました。


なるほど、混雑している市内には乗り入れずに、こうして効率よく稼いでいるのですね。


市内に入ると、道幅も狭くなり、やがてノロノロ運転になり、夕方の渋滞にはまってしまいます。


鄭州駅近くのホテル[ホテル]で、同乗女性を降ろし、運転手が隊長の行き先を再度尋ねます。「粤海酒店(Yue Hai Jiu Dian)」と答えても「知らない」と言います。


前回食事をして、代替の土地勘があるので、「近くの二七広場まで行け」と命じます。鄭州駅前から、直ぐに「二七広場」に到着。ライトアップされたホテルが前方に見えます。

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ところが、ホテルまで通じる「徳化歩行商業街」はその名の通り、歩行者専用で、車の乗り入れが出来ません。運ちゃんに約束の100元を渡し、キャリーバッグを引いて、ホテルに向かいました。

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チェックインしたのは、20:10。空港から2時間もかかってしまいました。これでは、1時間半空港で待ってから、当初の高速鉄道と地下鉄に乗っても時間的に大差はなかったです。悔し~い!


部屋で一息入れてから、夜食を取りに出かけます。この日は家での朝食と、機内食しか取っていないのですが、あまりお腹がすいていません。そこで、軽食を取ろうと思います。


「徳化歩行商業街」や、その裏通りを探したのですが、なかなか良い店が見つかりません。


やっと、商業ビルの3Fにある「南粉北面徳化店」と言う店を見つけて、入ったのが21:10。

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“崂山啤酒(ビール)”5元(約85円) で喉を潤し、頂いたのが“香辣牛肉面”18元(約305円)。やっと一息つけました。

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店を出ると、綺麗にライトアップされた「二七塔」が目に入りました。改めて鄭州に来たのだと実感が沸いて来ました。

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ホテルに戻ったのが、午後10時(日本時間同11時)。こうして、鄭州旅遊一日目が終了しました。


☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その3)で☆


* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *


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