演劇10幕 『コンダーさんの恋』@ 明治座 [演劇]
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隊長が観た芝居・ミュージカルを紹介する「演劇」の第10回は、日本橋浜町の “明治座” で上演されている 『コンダーさんの恋~鹿鳴館騒動記~』です。
この劇は、明治時代に鹿鳴館を設計したイギリス人建築家ジョサイア・コンドル(Josiah Conder)が、町娘・前波くめと結婚したという史実を元にしたコメディーです。
コンドルは、鹿鳴館以外にも三菱1号館やニコライ堂など多くの歴史的建造物の設計にも関わりました。
又、『東京駅丸の内駅舎』⇒ http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/09/tokyo-station-r.html を設計した辰野金吾は、コンドルの生徒にあたります。
明治座は、都営新宿線浜町駅、東京メトロ日比谷線人形町駅からも行けますが、隊長が利用したのは東京メトロ半蔵門線水天宮前駅です。
水天宮前駅を降り、甘酒横丁を通り、立ち寄ったのが「人形町 志乃多寿司總本店」。目的は芝居の幕間に食べるお弁当を買い求めるためです。
購入したのは、いなりずしとのり巻きの詰め合わせ “のり巻き志乃多9ヶ入” 735円(税込)。
清洲橋通りに面した明治座の反対側にあるのが、改築のために移転している水天宮の仮宮です。
この日は、丁度1月13日の成人の日だったので、晴れ着姿の参拝客も見かけました。
初めて入った明治座は、思っていたよりも舞台と客席の距離が近かったです。
主な出演者は、大地真央、牧瀬里穂、葛山(かつらやま)信吾、葛山信吾、ベンガル、江守徹です。
あらすじは、近代日本のイメージアップのために迎賓館・舞踏会場として明治16年に建設された「鹿鳴館」。
ところが当時ダンスを踊れる日本女性は皆無でした。そこで、踊りの師匠や芸者らにダンスを教えて、舞踏会に出席させようという計画が立てられました。
大地真央が演じる菊川流の踊り手・前波くめは、師匠から西洋ダンスを習うことに反対されます。
ところが、恋人のコンダーさん(コンドル)のために、反対を押し切ってダンスを習い始めます。
この計画には、牧瀬里穂が演じるダンスが踊れる米人女性クララ、葛山信吾が演じる勝海舟の三男・梅太郎などが中心となりました。
これに陸軍卿から文学博士、建築助手、料理長、護衛官らが加わり、ドタバタの恋愛劇を繰り広げます。
歌あり、踊りあり、笑いあり、涙ありの初春にふさわしい芝居でした。
尚、『コンダーさんの恋』の上演は1月27日迄ですので、ご興味のある方はお急ぎください。
==== 「演劇」バックナンバー ====
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1幕 2012/1/14 『アイ・ガット・マーマン』日比谷シアタークリエ⇒ http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/01/post_1269.html
2幕 2012/5/19 『爛々と燃ゆる』渋谷ギャラリールデコ⇒ http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/05/post_3b4a.html
3幕 2012/6/4 『泣いて笑った私の人生』銀座みゆき館劇場⇒ http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/06/post_c907.html
4幕 2013/1/14 『あかつき』荻窪アトリエだるま座⇒ http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/01/post_5e4e.html
5幕 2013/1/16 『普通の女4』赤坂明日にかける橋⇒ http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/01/4_5234.html
6幕 2013/7/17 『香華』新橋演舞場⇒ http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/07/post_2ac3.html
7幕 2013/8/19 『シンデレラ』川崎ノクティホール⇒ http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/08/post_a690.html
8幕 2013/10/15『一谷嫩軍記』国立劇場⇒ http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/10/post_e86a.html
9幕 2013/10/21『1300里の彼方~えにしの氷川丸』銀座みゆき館劇場⇒ http://shanghai-taichou.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/10/1300_d57d.html
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