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上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その16・最終回) [上海城市新聞]

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その15)⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a53ee80fd76f8544b3b5df4598476ddf

【6日目:5月17日(金)】晴れ。新鄭国際空港から帰国[飛行機]


鄭州旅遊最終日、飛行機の出発時間は8:25です。前日ホテルのコンシェルジェに予約を依頼した車[車(RV)]が6:00に迎えに来るので、朝食を取らずに「粤海酒店(英文名:Guang Dong Hotel)」[ホテル]をチェックアウト。


ロビーには既に、運転手が待っていました。料金は、空港まで150元(約2,600円)とコンシェルジェから聞いています。150元も払うからには、高級外車で送迎してくれるのでしょう。


ところが、ホテルの前に停まっていたのは、普通のタクシー。それも、車体はいつ洗車したのか分からない程に汚れています。


6:00にホテルを出発。市街を暫く走り、途中から高速に乗り入れます[車(セダン)]


高速に入って、気が付いたら車は左側の車線を走っています。中国では右側通行なので、右側の車線を走らなければいけないはずです。それに、道路上の標識も全て裏側しか見えません。


一瞬、高速道路の逆走かと肝を冷やしましたが、どうやら空港までの高速道路が未完成で、完成している空港から市街への道路を、空港方面への一方通行として開放しているようです。


それで、行きは高速を走れず、一般道を走って市街に入ったのですね。


タクシーは、6:40に「新鄭国際空港」に到着。行きに2時間かかった道程が、帰りは早朝で高速を走ったとはいえ、40分です。空港高速道路が全面開通すると、空港と市街間の移動がもっと便利になりますね。

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河南省鄭州市内の南東約35kmにある同空港は、全長3,400メートル、幅60メートルの滑走路2本を有する国際空港です。鄭州東郊空港が手狭となったため、代替空港として建設されました。中国南方航空(以下:CZ)が、同空港をハブ空港として使用しています。


CZカウンターでのチェックインもスムーズに終了しました。


6:55には、出国審査場入口前の椅子に座り、前々日に「丹尼斯国際超市(スーパー)」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/df075ac1eefd219cea5aca6e20366aec で購入した“KIRIN FIRE 缶コーヒー”と“天然酵母面包(パン)”で朝食です。

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朝も早いので、空港内のお店は開いていないと思い持参したのですが、最近改修拡張された国際線ターミナルビルの出発ロビーには、KFCがあり既に開店していました。


出国審査場入口前の椅子から見ていると、海外旅行に出かける中国人団体観光客のグループが次から次へと現れ、添乗員の誘導で出国審査場の中に消えて行きます。

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この状態では、出国審査に時間がかかると思い、朝食を済ませると、直ぐに出国審査場の中に入りました。


ところが、案に反して、保安検査場も出国審査ブースも、並ぶ列は数人だけです。


出発案内の電光掲示板を見て、この日の国際線出発は8便のみだと分かりました。それで、出国審査場は混雑していなかったのですね。

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新しく綺麗な搭乗ロビーは、広々としていますが、免税店にはお客が殆ど入っていません。

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263番搭乗口には、既に成田国際空港行きの“CZ8383便”のBoing 737-800が駐機しています。

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定刻の7:45に搭乗開始。機内は満席ですが、チェックイン時にダメ元でリクエストした窓側の席が取れました。


乗客が座る前に、全ての席に毛布と枕が置かれています。こんな経験は、中国の航空会社で初めてです。


さらに、出発前に全ての乗客にペットボトルが配られます。CZの機内サービスは良いですね。


160席の機内は、日本人乗客が3人だけで、後は全て中国人団体観光客です。“爆買い”今だに衰えずですね。


定刻の8:25に“CZ8383便”は出発。成田までの所要時間は3時間55分の予定です。

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残念ながら機内食はイマイチでしたが、食後しばらくして全員にジュースとピーナツを配るサービスは良かったです。

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上映していた映画は、レオナルド・ディカプリオ主演の最新作「レヴェナント:蘇えりし者」でした。


日本列島上空は厚い雲に覆われていて、地上の風景を眺めることは出来ません。


CZ8383は、定刻の13:20より25分早い12:55に成田空港に到着しました。


成田からは、13:45発の成田エクスプレス(以下:NEX)26号に乗車。車内はガラカラでした。こんなに空いているNEXに乗車したのは初めてです。

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14:44に東京駅に到着。こうして6日間の中国河南省鄭州市への旅が終わりました。次は、何処に行こうかな。

* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *

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Vol.1~10 省略

Vol.11 2007/2/1  『昆明旅遊』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/efed40473c03ab3f0936dfd989ef244a

Vol.12 2007/6/20 『子弾頭列車・磁浮列車』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f3812e206903514352e3f4cece2113bf

Vol.13 2007/8/8  『青島・威海・煙台旅遊』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/85e404396b914d97b1cb674bfdb9397d

Vol.14 2007/11/12『上海影視楽園』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2e53b350ddab12141df4758ecc6bb638
 
Vol.15 2008/8/6  『奥林会と四川大地震』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d8094adce5cbd4ebda93987b46f4b8b7

Vol.16 2009/1/4  『攀登上海』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9d168e86bfb09830bc32d66a168b2d2c

Vol.17 2009/5/5  『厦門・鼓浪嶼旅遊』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ad5a802a5c34a77cefe12cb702bd6e1e

Vol.18 2010/9/1  『上海世博会』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3f93ebc0ec12d3a90acc100e9d013a0d
 
Vol.19 2011/12/1 『武漢・信陽旅遊』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/57e90337684983234433748efc37de73

Vol.20 2012/6/1  『中国へ治療に行きました』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/494c5aa33cff3b87de1e1994b099a968

Vol.21 2012/11/19『寝台列車初体験』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f81e886f460a4eb38298bed2ba236c38

Vol.22 2013/4/29 『天の果て、海の果て』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/30906426189153853d807490f3961a15

Vol.23 2013/11/13『10年後の上海』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a8f0655543d140db1c97c6d26911e271

Vol.24 2014/10/16『3年ぶりの武漢旅行はトラブル続出』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/58c6e5d6aaa6a7309857c2a23fa7a904

番外編 2015/3/30 『盧浦大橋』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/43455ea9608d983267f4495045057f1c

Vol.25 2015/6/13 『洛陽・龍門石窟』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9ebde5440894a39cdeb10d30af1bda71

番外編 2015/8/10 『今は無き ROJAM DISCO』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e47f2f7d077cab1bef1fb0dcc7c5d4d3


上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その15) [上海城市新聞]

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その14)⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3b263615cc56575056e19f945f17188b

鄭州旅遊5日目、「鄭州黄河風景名勝区」から宿泊先の「粤海酒店(英文名:Guang Dong Hotel)[ホテル]」に戻りくつろいでいる時に、まだ鄭州で達成していないことを思い出しました。


それは、前回2012年11月に鄭州に来た時に出来なかった⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d779aa38a1ac521946ecb5748c25ce3f 、「二七記念塔」の最上階に登り街並みを見下ろすことです。


「二七記念塔」は、1923年2月1日の京漢鉄道の労働者のストライキを記念して、1971年に建てられた高さ63mの五角形のタワーです。


普段は、中に入れてタワーの頂上まで登れるのですが、その日は中国共産党第18回党大会の関連行事が開かれていて入場出来ませんでした。


時計を見ると16:55です。ガイドブックには、「二七記念塔」の開放時間は午後5時までと書いてあります。急いでホテル[ホテル]を飛び出し「徳化歩行商業街」を「二七広場」に向かいます。


17時を少し過ぎた頃に広場に到着したのですが、記念塔の正面入口を既に閉まっていました。

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一途の望みを持って、横手の入場券売り場に回ってみましたが、やはり閉まっていました。ガーン!


今回も塔の最上階に登ることは出来ませんでしたが、ふたつの五角形の塔の面と面がつながりあい、12層の塔を形成している独特な構造の「二七記念塔」を眼にしっかりと焼き付けました。

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ホテルに戻ろうと「徳化歩行商業街」を歩いていると、雨が降っていた14日の土曜日以外、毎晩この通りに現れる孫悟空や猪八戒の恰好をしたグループとまた遭遇しました。

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これが彼らの見納めかと思い、写真を撮ろうと近づくと「写真撮影は2枚で10元(約170円)」とお面の中から声を掛けられました。


商業街を盛り上げようとボランティアで孫悟空などの恰好をしているのかと思いきや、商売にしているのですね。


旅行に出た時は、最終日の夜を“最後の晩餐”と自分で呼び、豪華な食事をすることにしています。


この日も「粤海酒店」4Fにある「粤海軒中餐厅(中華レストラン)」で食事することを事前に決めていました。

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そもそも、このホテルに泊まろうと思ったのは、前回ここでの“最後の晩餐”に満足したからです。


17:10に店内に入ってみると、前回はテーブルから商業街を行きかう人たちを眺めながら食事出来たのですが、厚いブラインドが降りていて外が見えません。

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午後7時を過ぎているのに、月曜日のためかお客の数はまばらでした。


まずは“金星新一代啤酒(ビール)”15元(約260円)で喉を潤します。中国ではビールを常温のまま飲むのがまだまだ一般的の様で、レストランでは“冰的(冷えたやつ)”とオーダーしないと冷えたビールは出てきません。


しかし、その“冰的”も、殆どは気持ち冷えている程度の冷たさで、日本のようにギンギンに冷えたビール[ビール]が出てくることはありませ。


この店は、さすが五つ星ホテル、お値段は街中のビールの3倍でしたが、ギンギンに冷えたビールを飲むことが出来ました。


頂いた料理は;


“金湯特色豆腐”58元(約1,000円)。豆腐の硬さは柔らか過ぎず、硬過ぎず、タレもご飯にかけて何杯も食べられる美味さです。

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“澳門烧肉(マカオ風チャーシュー)”58元(同上)。ザラメ砂糖をまぶしたチャーシューは、とろけるような甘さと柔らかさです。

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“独特醤蒸南瓜牛肉”68元(約1,150円)。牛肉のほのかな辛味とカボチャの甘さが絶妙です。

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こんなに美味しい“最後の晩餐”を味わって、お会計は208元(約3,500円)でした。鄭州最高!!


こうして、鄭州最後の晩は更けていきました。


☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その16:最終回)で☆



* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *


上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その14) [上海城市新聞]

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その13)⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9d00b30f9fb85dfb5dfb587d3de4e442

「焦作」発「栄城路」行きの“C2909”の改札が始まったのが、15:15頃。出発時間の15:31には、まだ約15分あります。行きの「鄭州站(駅)」で、発車時間に間に合わず飛び乗ったのに比べて、かなり余裕があります。

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“薄青色”のプラスチック製磁気切符は自動改札を通れるのですが、隊長の“ピンク色”の紙製切符は有人改札です。

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「黄河景区站」から「鄭州站」まで、一等座(グリーン席)の運賃は、18元(約305円)。


地下通路を通って、候車室(待合室)の反対にある“二台站(2番ホーム)”に向かう乗客は、14~5人だけです。

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閑散としている“二台站”の脇を、在来線の列車が猛スピードで通り過ぎて行きます。

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新幹線型車両[新幹線]の「和諧号」が入線して来たのが定刻の15:29。

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1号車の一等座は、ガラガラです。15:31に発車、列車は「鄭州站」を目指します。

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「鄭州站」には、定刻の15:46に到着。地下道を通って、出札口に向かいます。

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☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その15)で☆


* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *


上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その13) [上海城市新聞]

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その12)⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/426251c129f635958ac4da403f6badfe

黄河遊覧をしようと、“気垫船(ホバークラフト)”待合室に行くと、時刻表がありません。係員に聞くと、定員の12人が集まったら出航するとのこと。


トイレ[トイレ]に行っている間に、「吉東号」に乗船するようアナウンスがありました。船着き場には、数艘の“気垫船”が係留されています。

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12人全員が席に着き、船頭と若い女性のガイドが乗り込んで来たのが13:10でした。エンジンをかけると、“気垫船”は静かに浮き上がり、水面を滑るように進みます。




 

黄河との間の土手もそのまま乗り越えて行きます。黄河の流れは穏やかで、“気垫船”は殆ど揺れません。


10分ほど走り、自動車専用の「桃花峡黄河大橋」を潜った先の中洲の砂地に乗り上げて、ここで休憩です。

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すぐに、馬を引いた馬子(まご)とサンドバギーカーが、乗客たちに群がります。料金は、どちらも10元(約170円)ですが、隊長は乗りませんでした。

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この中洲で30分ほど休憩して、“気垫船”が船着き場に戻ったのが、14:00でした。


近くには、遺跡に指定されている「清代黄河橋」があり、橋に上がることが出来ます。

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鄭州駅に戻る列車の発車は、15:31なので、まだ1時間半ありますが、早めに駅に行こうと思いました。


来たときとは逆に、電動観光車で「景区入口」まで行き、そこから無料送迎バスで駅まで戻ろうと考えました。


「清代黄河橋」脇の売店で聞くと、電動観光車は「炎黄広場停車場」が終点だし、無料送迎バスは行きのみとのこと。


駅まで行くのには、5分ほど「景区入口」方向に「迎賓路」を歩いたところにある公共バス停から、16番のバス[バス]に乗れと言われました。


公共バス停に行くと、16番のバスが停車していましたが、「黄河景区」駅までは、街の中を循環してから行くので約1時間かかるとのこと。

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現在時間は14:30、列車の出発時間まで丁度1時間です。バス停近くに1台だけ客待ちをしていたタクシーの運転手に駅までの料金を訪ねたところ150元(約2,600円)と吹っかけてきました。


メーターを倒せば10~15元の距離です。こうなったら自家用車で来ている観光客に頼んで、駅まで乗せてもらおう[車(セダン)]かと思った時、三輪タクシーのおばちゃんが声をかけてきました。


料金は、僅か5元(約85円)、乗らない手はありません。荷台に乗り込むと、バタバトというエンジン音を響かせ、自転車並みの速さで走ります。

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約10分で「黄河景区站(駅)」に到着。駅周辺には、コンビニどころか、建物が一軒もありません。発車まで約1時間、駅の候車室(待合室)で過ごすしかありませんね。

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X線手荷物検査機の女性保安係員も、穏やかで、鄭州站の様な殺伐とした雰囲気はありません。待合室内には、売店はなく、トイレのみ。

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「黄河景区站(駅)」に停車する列車は一日上下各7本と少ないので、候車室にいる殆どが隊長と同じ“C2909”の乗客でしょうね。


同駅を通る「京広線」は、日本の東海道新幹線[新幹線]のような大動脈ですが、この駅は“こだま”停車駅のようなものです。


候車室は天井も高く明るくて快適ですが、冷房の効きすぎが難点でした。


☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その14)で☆



* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *


上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その12) [上海城市新聞]

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その11)⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/982e10d0248212f2d6f3d08c92b23fb8


谷底に落ちるのではないかと言う恐怖と戦いながら、“索道(ケーブルカー)”、実際はチェアリフトに乗ること、約12~3分で「大禹(Da Yu)山」山頂に到着。


展望台の眼前に広がる雄大な「黄河」を眺めます。中国では長江(揚子江)に次いで2番目に長い全長約5,464kmの黄河は、この当たりが中流となり、流域に豊かな恵みをもたらしてきました。

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左手に自動車[車(セダン)][車(RV)]専用の「桃花峡黄河大橋」、右手には「京広線」の高速鉄道[新幹線]と在来線の鉄橋も見えます。




 

黄河の流れを堪能したので、下山することにしました。下山するのには、1)徒歩で下る 2)電動車 3) “滑道”4) “索道”の4通りがあります。


徒歩で下るのには体力的にも時間的にも厳しいので、山頂近くに停車していた電動車の運転手に、事前に購入した20元(340円)の観光車のチケットが使えるか聞いたところ、「使用出来ない、別途50元かかる」と言われたので止めました。


“滑道”とは、小さなソリに乗りコンクリート製の専用道をボブスレーの様に、降りて行きます。行きのチェアリフトから、“滑道”のルートは見えたのですが、誰も滑っていなかったし、20元とお手頃ですが、危険そうなので止めました。


4) “索道”も危険だのですが、仕方ありません。係員に聞いたら、購入した40元のチケットで往復利用出来るそうです。


恐怖に耐えながら、全長約1,700mをチェアリフトで下ります。

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リフトを降りた先には、高さ5mの「黄河母親塑像」があります。

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「黄河国家地質博物館」前から電動観光車に乗り、「炎黄広場停車場」で降りたのが12:15でした。


「炎黄二帝塑像」の前の広場は、15万平方メートルと広大です。日差しが強かったので、木陰に入り、前日「丹尼斯国際超市(スーパー)」で購入した飲み物、果物、スナック菓子を取りながら休息です。

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疲れた取れたので、“気垫船(ホバークラフト)”で黄河遊覧をしようと、待合室に向かいます。

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乗船料金は、定価で80元(約1,360円)ですが、他のチケットとのセットで約9%割引きになっています。

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☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その13)で☆



* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *


上海城市新聞 Vol.26『初夏の鄭州旅遊』 (その11) [上海城市新聞]

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』(その10)⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3c89f2e518e50fb078a943313bc3bbc2

鄭州市の北西約30kmに位置する「鄭州黄河風景名勝区」は、自然及び文化的景観がすぐれている“中華人民共和国国家級風景名勝区”に指定されていて、面積は20平方km以上にも及びます。

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10:30に入場ゲートを潜ります。入場料は通常60元(約1,020円)ですが、セットで約9%割引きになっています。

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この日は平日なので、観光客自体少ないのですが、殆どの観光客はマイカーで園内に乗り入れています[車(セダン)]


暫く道路を歩いて進んだのですが、この広い園内を徒歩で回る体力がありません。すると、丁度良い具合に“電動観光車”が停車していました。

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“電動観光車”は、去年の6月に洛陽の「龍門石窟」で乗って楽な思いをしたので、利用しない手はないですね。


聞くと20元(約340円)の切符を一度買うと、園内5個所の停留所で乗り降り出来るとのこと。

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この日の最高気温の予報は、28℃ですが、ここでは30℃以上ある様に感じられます。電動観光車は、ドアも窓も無いので、乗っていると風が体に当たり気持ちが良いです。


間もなく、中国の神話上の皇帝、炎帝と黄帝の「炎黄二帝塑像」が遠くに見えてきました。この二人は中国を建国したと言われている、日本で言えば“天照大神”の様な存在です。

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車は最初の停留所「星海湖站点」に停車します。星海湖向こうの山頂には、「岳山寺」の「浮天閣」が見えます。

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星海湖を背にして、木々の間を歩くと、「孔雀園」がありました。中には、数十羽の孔雀が放し飼いされています。中国人は孔雀が好きですね。

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これまでも、中国では動物園以外では、雲南省昆明の滇池湖畔⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/99e5b85b3b635a0caae134fc91a940f5 と、河南省信陽の南湾湖畔⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b0348ca2f29b8dea5a4ee53b9b745265 で、放し飼いの孔雀を見ていますが、ここの孔雀の数が一番多かった。




次に電動観光車が停車したのが、「黄河国家地質博物館」前です。入館したのですが、観光客は誰もいません。展示品を見るより、実物を見たいと思い、トイレだけ済ませて外に出ました。

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“索道(ケーブルカー)”に乗り、「大禹(Da Yu)山」山頂を目指そうと、ケーブルカー乗り場への急坂を歩きます。10分近く歩き乗り場へ到着。

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目の前にあるのは、ケーブルカーではなく、“チェアリフト”でした。パンフレットによると、このリフトの長さは1,700m以上あるそうです。

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ここは、中国。この日は風も強く、リフトが揺れるので、安全性に一抹の不安を感じます。


地面からかなり高いところを進むリフトにのっていると、克服したはずの“高所恐怖症”⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1744a8c72cfd4c3db68b61a11dddfd1d が再発してしまいました。

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時間にして約12~3分だったのですが、恐怖のあまり30分以上に感じました。


☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その12)で☆



* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *


上海城市新聞 Vol.26『初夏の鄭州旅遊』 (その10) [上海城市新聞]

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』(その9)⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/df075ac1eefd219cea5aca6e20366aec


【5日目:5月16日(月)】晴れ[晴れ]、28℃。黄河風景名勝区に行きました。


鄭州旅遊5日目の朝は、6:30に起床。この日は、念願の黄河を見に行くので、早起きしました。


中国北部を流れる黄河は、全長約5,464kmで、中国では長江(揚子江)に次いで2番目に長い川です。


長江には、中流の街「武漢」と、下流の「崇明島(CHONG MING DAO)」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a1a17982d088842e519d021ead8fbcb4 を訪れたことがあるのですが、「黄河」に行ったことがなかったので、長い間ぜひ行きたいと思っていました。


古いガイドブックには、“黄河遊覧区”と記されている場所は、今は正式名称を「鄭州黄河風景名勝区」といいます。


鄭州市の北西約30kmに位置するこの場所には、以前はバス[バス]かタクシー[車(セダン)]で行くしかありませんでしたが、北京から広州に至る「京広線」が高速鉄道化された際に、「黄河風景区站(駅)」が出来て鉄道でも行ける様になりました。


9:15に宿泊先の「粤海酒店(英文名:Guang Dong Hotel)」を出発し、徒歩で「鄭州站」に向かい、9:30に駅に到着。

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乗車するのは、9:57発の河南省焦作(JiaoZuo)行きの“C2952”の一等座(グリーン席)です。乗車券 18元(約305円)は、前日に購入済みです。

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中国の高速鉄道は、10回以上乗車していますが、一等と二等(普通席)の価格差がそれほど大きくないので、その半数は一等を利用しています。ちなみに「鄭州站」「黄河風景区站」間の二等座は、11元(約190円)です。


鄭州站~黄河風景区站は、東京駅~新横浜駅と、ほぼ同じ距離ですが、同区間の新幹線指定席料金が2,960円ですから、中国の鉄道料金は超安いですよね。


「鄭州站」の構内に入るのに、先ずは乗車券と身分証(外国人はパスポート)のチェック(乗車券には氏名と身分証又はパスポートのナンバーが記載されています)、X線手荷物検査機で荷物検査、金属探知機によるボディチェックと厳しいです。


9:35に候車室(待合室)に到着。多くの人が改札を待っています。

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9:57発なのに、なかなか改札が始まらないので、遅れているのかと思っていたら、9:51に改札開始。


ホームに降りると、8両編成の“C2952”は既に入線しています。新幹線[新幹線]型の「和諧号」です。一等座は先頭車両の1号車なのに、ホームに降りた場所は、8号車付近。ホームを小走りで1号車に向かいます。

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ところが、途中で出発合図の笛が鳴り、3号車に飛び乗りました。日本では、グリーン車の配置は、一番乗降しやすい場所なのに、これも中国らしいですね。


“C2952”は、定刻の9:57に「鄭州站」を発車。まだ自分の席にも座れていません。列車は、鄭州市街を離れて行きますが、時速180km程度までしか速度を上げません。

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10:16に「黄河風景区站」に到着。周りには、何も建物がありません。

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下車したのも約20人です。ホームで写真を撮っている間に、他の乗客たちは出札口から外に出て行ってしまいました。

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1箇所しかない出札口に一人だけいた駅員に、「黄河風景名勝区は、どの様にしたら行ける」かと尋ねると、「駅前から無料送迎バスが出ている」と教えてくれました。


駅前に目をやると、大型バスが一台停まっていて、先ほど降りた乗客の殆どが席に着いています。急いでバスに向かいましたが、無情にも出発してしまいました。


駅前にはタクシーなどありません。途方に暮れて、停車していたマイクロバスの運転手に聞くと、これも無料送迎バスだといいます。ラッキー!


同じく、大型送迎バスに乗り遅れた数人とともに、マイクロバスは「黄河風景名勝区」入り口に向かいます。


途中の道路は綺麗に整備されているのですが、周りには建物が一軒も建っていません。10:30に入り口に到着。

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下車する時に、運転手から名勝区の地図を2元(約34円)で購入。

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售票处(切符売り場)を見ると、A~Eまで5種類の切符があります。


Aは、“景区門票(入場券)”のみで60元(約1,020円)。Bが門票と“索道(ケーブルカー)”で98元(約1,700円)。Cが門票と“気垫船(ホバークラフト)”で130元(約約2,200円)。


Dが門票、索道、気垫船で160元(約2,800円)。 Eが門票、索道、“滑道”、気垫船で183元(約3,100円)と、セットで買うと割引きになっています。

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“滑道”は、售票处に掲げられている写真を見ると、その名の通り、小さいカートに座り、コンクリート製の専用道を降りてくる乗り物です。


似た様な乗り物に、北京近郊の万里の長城「八達嶺」からの帰りに乗り、怖い思いをしたので乗りたくありません。


結局、“滑道”以外の全てが楽しめるDのセットを購入しました。

☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その11)で☆



* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *


上海城市新聞 Vol.26『初夏の鄭州旅遊』 (その9) [上海城市新聞]

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』(その8)⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9b720d6280123f36150eff947e976669


暑さの中を歩き回って疲れていたので、ラーメンにビール[ビール]と行きたいですね。でも、バスで帰る予定なので、酔っ払ってバスに乗る訳にいかないので、ビールは止めました。


昼食を食べ終え、「丹尼斯(Dan Ni Si)百貨花園店」最上階14Fの“异国风味馆(異国風味館)”からエスカレーターで降りながら、各階を見て回りました。


12Fは家電売場、10Fはスポーツ用品、9Fと8Fが紳士洋品、7Fから2Fまでは婦人洋品、1Fは化粧品、宝飾品という具合で、典型的なデパートの売り場構成になっています。


商品も特に目新しい物はなく、日曜日の午後なのに、お客様は疎らです。日本製品を数多く取り扱っていると言われている地下1Fの「丹尼斯国際超市(スーパー)」に行ってみます。ちなみに、地下2Fは駐車場です。


かなり広いスーパーです。入り口に近い野菜売り場は、陳列スペースに余裕があり、野菜も綺麗に並べられています。果物の種類も豊富です。価格は街中の市場と比べると高いですね。

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上の階のデパートより、買い物客が多く、皆さん、小綺麗な身なりをしています。


お菓子売り場や、日用雑貨のコーナーには、確かに日本製品が数多くあります。“高級輸入スーパー”と言う位置づけです。


ついに鄭州の様な内陸部の都市まで、休日には“高級輸入スーパー”にマイカーで来て、地下の駐車場に車を入れ、買い物をして帰る時代になったのですね。


10年前に上海で「中国も豊かになったな」と感じたことが、10年後に同じことを地方都市で経験するとは感慨深いものがあります。


明日の昼、「黄河遊覧区」で食べるパンや果物を買って、近くの「花園路関虎屯」バス停に向かいます。バス停の場所は、「丹尼斯百貨花園店」最上階から確認していました。

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バス亭の路線図を見ると事前にネットで調べた“Y809番”以外にも“2番”のバスも、「二七広場」経由「鄭州駅」行きであることがわかりました。


先に来た“2番”のバスに乗車したのが16:20。乗車賃は1元(約17円)です。「二七広場」まで20箇所以上のバス停があります。


順調に走っていたバス[バス]は、「二七広場」のランドマーク「二七塔」が見えた頃から、夕方のラッシュアワーにハマり、ノロノロ運転です。


「二七広場解放路」のバス停で下車したのが、17:10。帰りのバスは50分もかかってしまいました。地下に降り、地下道でホテルまで帰ることにしました。


地下鉄の自動券売機の前と、臨時の有人券売窓口の前は、若者達で長蛇の列です。この列の長さでは、切符が帰るまでに10分以上はかかりそうです。日曜日の午後、「徳化歩行商業街」付近で遊んで帰る人達なのでしょうね。地下鉄が開業して間もないので、交通プリペイドカードを持っている人が少ないのでしょう。


ホテル[ホテル]に帰り着いたのが、17:30。シャワーを浴び、小休止をして、日曜夜の「徳化歩行商業街」をぶらつきます。道の真ん中には、地下の「新徳化街」入り口があります。

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店を何軒か覗きましたが、良いレストランが見つからず、二日目の昼食を取った「潮味園」に行くことにしました。この店は、宿泊している「粤海酒店(Yue Hai Jiu Dian)」が経営しているので、街中のレストランより若干高めですが、味は間違いありません。

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店の外のテーブルで食事をしている客もいます。20:00に入店。店内は、既に出来上がっている人もいました。

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隊長も“雪花啤酒(ビール)”10元(約170円)を注文。

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料理はどれも美味しかった。

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お会計は、料理4品、ビール2本で、147元(約2,500円)でした。


ホテルに戻ったのが、21:30。歩き回った疲れから、部屋でテレビ[TV]を観ていたら、いつの間にか眠りについていました。


☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その10)で☆


* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *


上海城市新聞 Vol.26『初夏の鄭州旅遊』 (その8) [上海城市新聞]

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』(その7)⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/27998181fbc2077833ef3f2e899b7ed9


「鄭州市動物園」の園内は、真ん中に池があり、その周囲に猛禽動物区、草食動物区などが配置され、池の上空をチェアリフトが走っています。

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入場して初めて目にするのが、生きた動物ではなく、噴水池の跡地に佇む動物の像でした。この当たりが如何にも“偽物好きの国”の動物園ですね。

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先ずはパンダですね。中国でも人気者のパンダ、親子連れがゾロゾロとパンダ舎に向かいます。ところが、パンダは外に一匹も出ていません。パンダ舎の中は立入禁止です。子供の落胆した顔、顔、顔。残念そうにパンダの像の前で記念写真を撮って引き返して行きます。

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見学出来ないなら、手前にその旨の掲示があっても良いのに。。。


小動物のエリアや、猿山で、お菓子などを動物に与える姿が目立ちました。日本では禁止されているのに、係員が近くにいても注意する素振りもありません。

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広い園内を歩き回って疲れたので、遅い昼食を取ろうと、14:00に園外に出て、動物園隣、花園路に面した「丹尼斯(Dan Ni Si)百貨花園店」に向かいます。

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台湾系の「丹尼斯」、河南省内にデパートが8店舗あり、スーパーや、コンビ二などを含め、急成長している小売企業集団ですが、河南省以外では殆ど知られていません。


丹尼斯の店内の一角に、食品、調味料、酒類などを扱う輸入品専門の小型スーパーがあり、日本製品を数多く取り扱っているとのこと。


北京や上海などの沿岸部大都市ならいざ知らず、内陸部にそんなスーパーがあるとは興味があり、鄭州を訪れたらぜひ行ってみたいと思っていました。


「フロアマップ」で店内を確認、お腹が空いていたので、先ずはお腹を満たしてから各階を回ろうと思い、最上階14Fの“异国风味馆(異国風味館)”にエレベーターで上がります。

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このフロアには、6軒のレストランがありましたが、「本福回転寿司」の入り口付近の“日式鶏蛋拉面(日本式玉子ラーメン)12元”のポスターに目が奪われます。

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そろそろ日本式のラーメンが食べたくなった頃です。14:10に入店しました。日曜日の14時過ぎにも関わらず、回転寿司コーナーのお客は少数です。

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ポスターに載っていた“日式鶏蛋拉面”を注文しましたが、店員は“没有(ありません)”と言います。今日はこの言葉を何回聞いたことでしょうか。


どうやらポスターに載っているのは平日のランチ特別メニューの様です。同じ“日式鶏蛋拉面”でも、この日は15元(約260円)でした。

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運ばれて来たラーメンは、スープの味は薄い、麺はコシがなく、とてもラーメンと言えるしろものではありません。上海の日式拉面店とは違い、鄭州の店ではこんなものなんでしょうね。回転寿司の味も想像できます。

☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その8)で☆



* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *。


上海城市新聞 Vol.26『初夏の鄭州旅遊』 (その7) [上海城市新聞]

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』(その6)⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/60453dc7d7e5d3cb6da54091693865dd

【4日目:5月15日(日)】晴れ、気温16℃~24℃。動物園に行きました。


鄭州4日目は6:20に起床。昨日の雨から一転して朝から快晴[晴れ]です。7:00から[ホテル]28Fの“璇宫西餐庁(Revolving Western Restaurant)”で、回転する窓の外の景色を眺めながら、いつもの様に朝食を取ります。

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前にも書きましたが、このレストランを“Western Restaurant”と呼んでいますが、洋食はほとんどありません。


パンの種類も少なく、味もイマイチです。数少ないパンが置かれている場所に行くと、外国人がいます。鄭州到着以降、昨日の海洋館での“碧い目の人魚”に次ぐ、三人目の中国人以外の外国人と遭遇しました。


聞くと、地球の裏側 南米のアルゼンチンからやって来たそうです。お互いにこのレストランの洋食の少なさに愚痴を言い、慰め合いました。


食事をしながら、今日は何処へ行こうかと考えます。今回の鄭州旅行の目的地の一つ“黄河遊覧区”ですが、昨晩ネットで調べたところ、“鄭州站(駅)”から最寄りの“黄河景区站”まで高速鉄道で行ける様になったことが分かりました。


さらに、ネットで高速鉄道の空席状態を調べたところ、往復とも日曜日の今日より、月曜日の方が空席が多いことがわかり、明日行くことにしました。


食事を終わり、コーヒーを飲みながら、窓の外の景色を眺めると、食事を始めた頃は、「二七広場」を取り囲むビル街だったのが、居住地域の方向に回転していました。


アパートに囲まれた中に“土色の小高い丘”を発見しました。ホテルから700~800m位の距離です。最初は、公園かと思いましたが、スマホ内蔵カメラでズームしてみると遺跡の様です。

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ガイドブックには、鄭州の名所の一つとして「商代遺跡」が載っています。ここは、3,500年も前の殷(いん)代(中国では殷のことを商という)の城壁のあとです。


ホテルから歩いて行ける距離にあるので、明日“黄河遊覧区”から戻ってからでも良いと思い、別の行き先を考えます。


開通して間もない「鄭州地鉄(地下鉄)1号線」にも乗りたいし、日本で取り上げられたことがある「丹尼斯(Dan Ni Si)百貨」にも行きたいと思い、ネットで検索し、同デパートが近くにあり、地下鉄で行ける「鄭州市動物園」に行くことに決めました。


8:20にホテルを出発、先ずは明日の「鄭州站」~「黄河景区站」の切符を買いに駅に向かいます。


駅前へ通じる「苑陵街」を歩いていると日本人デザイナーと中国人企業家によって創設された「MINISO名創優品(メイソウ)」の店舗がありました。

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中に入ると、ファッションや生活雑貨、それに“不二家のミルキー”などが置いてあります。近所の他の店と比べ、商品単価は高いですが、商品の陳列がお洒落です。

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鄭州駅の“售票处(切符売り場)”に着くと、一昨日は夕方のため混んでいましたが、この日は午前中なので、比較的行列も短く、約5分程で切符を買うことが出来ました。


念のため、再度、帰国日の「鄭州火車站」から「新鄭機場站」までの切符を売っているか聞いたところ、やはり“没有(ありません)”と言われてしまいました。


明日の切符をゲット出来たので、「鄭州市動物園」へ行くことにします。ネットで調べたら「地下鉄1号線の人民路駅で下車し、210m歩くと工人新村に着きます。Y809番のバスに乗り、6つ目のバス停が動物園前です」と書かれていました。


「鄭州地鉄1号線」は、2013年12月に一部開業した、鄭州市中原区の西流湖駅から金水区の市体育中心駅までを結ぶ、河南省初の地下鉄です。全線が開通すれば、約41kmの長さになります。


人口約940万人の鄭州市では、1号線を含め6本の地下鉄路線が計画されていて、総延長が約203kmに及ぶ予定です。


1号線は、「鄭州火車站」を通ると聞いていたので、駅の警備員や売店の店員に「地下鉄駅への入り口は何処ですか?」と尋ねても“没有”と冷たく答えるだけです。


仕方なく、2日目の朝に改札口があることを確認した、ホテルに近い「二七広場站」に向かい、駅に9:40頃到着。


券売機の路線図で確認したら、目的地の「人民路站」は一つ先の駅でした。料金は2元(約34円)。鄭州の地下鉄でも、中国の他の都市と同様に、改札前にX線手荷物検査機を通す必要があります。


開業したばかりの地下鉄なので、ホームも電車も真新しく綺麗です。休日の午前10時前の車内は意外と混んでいました。

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「人民路站」の改札を抜けて写真をもう一枚。

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地上に出るとバス停は直ぐに見つかりました。案内板には、Y809番の路線図も掲示されていますが、行き先は動物園の方向とは逆の「鄭州火車站」です。


道路を渡り反対側のバス停に行くと、何故かY809番の路線図だけが掲示されていません。暫く待っても、他のバス[バス]は来るのですが、Y809は来ません。


バス停前の商店で尋ねると「商品を買わないと教えない」と言われてしまいました。バスを諦めて、タクシー[車(セダン)]を捕まえたのが10:00です。


車中で、ネットには「人民路駅で下車し、210m歩くと工人新村に着く」と書いてあるのを思い出しました。Y809の下りは、地下鉄人民路駅前を通らずに工人新村を通るのですね。


約10分で、金水区花園路と農業路の交差点に差し掛かります。交差点付近は、道路の拡張中で、通行量も多い場所です。交差点の角には「丹尼斯百貨」もありました。


交差点を超えると直ぐに、動物園前です。タクシー料金は、11元(約190円)。動物園の入場券売り場付近には、多くの家族連れで賑わっています。「しまった!今日は日曜日だったことを忘れていました」。

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入場料は、30元(約510円)。昨日の海洋館の130元と比べたら、1/4以下の安さです。名称が「鄭州市動物園」となっているので、市営なので安いのでしょうね。「鄭州海洋館」は私営なのでしょう。そう言えば、日本でも動物園は公営で、水族館は私営の所が多い様です。

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☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その8)で☆



* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *。


上海城市新聞 Vol.26『初夏の鄭州旅遊』 (その6) [上海城市新聞]

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』(その5)⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/32106a8f7b9cef31224eb2d580f9428f


何を食べようかと食堂のお品書きを見ると、中華料理のランチプレートと軽食しかありません。中華料理には飽きていたので、鶏ハンバーガー[ファーストフード] 15元(約255円)と、ペットボトルの紅茶6元(約100円)で済ませます。

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この甘い紅茶は好きではないのですが、コーヒーが無かったので、仕方ありません。ハンバーガーも不味かった。


この食堂は、海洋館従業員の食堂も兼ねているので、正午になると、制服姿の職員達が食事にやって来ます。


その中に、水着にパスローブを纏り、足元はビーチサンダルの女性が二人いました。先ほどの「海洋劇場」の人魚達です。表演(ショー)の際は水中メガネをかけていて分からなかったのですが、よく見ると“碧い目”をした人魚たちです。


表演の為に外国から“プロ”を呼んだのでしょうね。どうりで、泳ぎがまるで舞っているかの様に綺麗だったのですね。


12時20分から海獅(アシカ)の表演(ショー)があるとのアナウンスがあり、会場に向かいます。ここも、既に家族連れで満杯です。


表演が始まり、調教師と出てきたのが、一頭の海獅。ボールを回したり、プールの中でジャンプしたりする芸を披露します。





 

その次が、オットセイの曲芸。この二頭だけでおしまい。日本の水族館の様に、イルカやシャチは登場しませんでした。


ショーの後は、同じく1Fにある“海底隧道(トンネル)”を通り抜けます。頭の上を、サメやエイが泳ぎ回っていますが、ここもラッシュ時の電車内の様な混雑です。


あまりの人の多さに、2Fの“珊瑚礁生物館”に上がります。ここは展示が地味なのか、人をあまり多くはありません。


3Fに上がると、小動物のコーナーになっていて、ここは親子連れで賑わっています。雨の中、他に行くところもないので、午後2時近くまで海洋館にいました。


外に出るとまだ雨は降っています[雨]。雨のためか、なかなか空車が走って来ません。停めた空車2台も行き先を告げると、「市内は混んでいるいるので行きたくない」と乗車拒否されてしまいました。


やっとタクシーに乗り込む[車(セダン)]ことが出来たのが、20分後。乗ったタクシーも、渋滞で、行きは30分かかった距離が50分もかかってしまいました。料金は38元(約650円)。


ホテルに戻ったのが、15時10分。雨でやることもないので、テレビ[TV]を観て過ごしました。


午後6時になり、お腹がすいてきたので外に出ます。気温が低いので、火鍋料理を食べて温まろうと思いました。


前日と前々日の散策で、ホテル前の「徳化歩行商業街」には、火鍋料理屋が何軒もあるのを確認しています。


その中の一軒、「天成銀楼」3F、4Fにある「鍋大侠火鍋」に入店したのが、18:15。

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決め手は、外で配っていた“啤酒买1送1(ビール1本買うと1本無料進呈)”と書かれたチラシです。

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チラシを見ると、この「鍋大侠火鍋」と言う火鍋のチェーン店、河南省で鄭州市に7店舗、洛陽市に2店舗、信陽市に2店舗、南陽市に1店舗、計12店舗もあるのですね。


店内は、昨晩行った「彼酷哩烤全鱼」と同じく若い人が多いです。「徳化歩行商業街」は、鄭州の“渋谷センター街”なのでしょうか。

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4元(約80円)のビールを一本注文すると、チラシ通りに“金星啤酒新一代”が二本運ばれて来ました。80円で大瓶二本が飲めるのですから、酒飲みには夢の様な値段です。

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サラダバーがあり、30種類の野菜や果物が免费(無料)なのですが、隊長には羊肉、エビ、豆腐、エノキなどの火鍋とビールだけで充分です。

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たらふく飲んで食べて、体の芯から温まり、お会計は76.5元(約1,300円)と超リーズナブルな価格でした。


食後は、雨が降っていたので、「徳化歩行商業街」の地下を走る「新徳化街」をほろ酔い気分で散策します。


土曜日の夜、鄭州の“渋谷センター街地下”は、多くの若者で賑わっていました。

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ホテルに戻ったのが21:00。こうして、鄭州4日目が終わりました。

☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その7)で☆

 

* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *


上海城市新聞 Vol.26『初夏の鄭州旅遊』 (その5) [上海城市新聞]

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』(その4)⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1a28a363326e36ef29c963f9cb0c146e

【3日目:5月14日(土)】一日中雨。水族館で時間を過ごしました。


鄭州3日目は、朝から雨[雨]が降っています。気温も14~18℃の予報です。


28Fの回転レストランで、ゆっくりと朝食を取りながら、雨の中どこへ行こうかと考えます。


ホテルの近くにシネコン[映画]が2軒あるのですが、上映している洋画は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、中国映画も面白そうなのがないので、映画はやめました。


そこで、室内で時間を過ごせるところとして水族館が思い浮かびました。ネットで検索して、「鄭州海洋館」があることを確認。


中国では、これまでに山東省蓬莱市の「蓬莱市海洋館」、上海市の「上海海洋水族館」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b74d9acf086f8aab5bd334463826c6d1 、河南省洛陽市の「洛陽龍門海洋館」⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/85ba83907f02328d772e43778335757a を訪れたことのある“中国水族館事情通”の隊長としては、行かない訳にはいきません。


10:00にホテル裏の道路でタクシーを掴まえます。鄭州のタクシー初乗り運賃は、8元(約135円)。 中国地方都市のタクシー代は、まだまだ安いですね。


朝のラッシュ後だったのか、市内から郊外に向かう為か渋滞には巻き込まれずに[車(セダン)]、約30分で「鄭州海洋館」に到着。料金は、34元(約580円)。


タクシーを降りると、雨の中、土産物売りの叔母ちゃん達が、しつこく纏わり付いて来ます。


入場料は、130元(約2,210円)とやや高めです。

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3階建ての海洋館の中に入ると、“拥抱海洋(海と戯れて)”と書かれたアニメ風の看板がお出迎えです。でもどこかで見たようなアニメキャラですね。

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最初のコーナーは、“淡水生物館”です。さすが、淡水魚の種類の多い中国、見たことがない魚が、あちらこちらの水槽で泳いでいます。

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11:10から「海洋劇場」で表演(ショー)があるとのアナウンスが流れました。水槽前は、既に多くの家族連れで立錐の余地もないほどです。今日が土曜日で、しかも雨。皆さん、考えることは一緒ですね。

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水槽の中では、人魚達が魚達と一緒にを華麗に泳ぎまわります。洛陽で観た表演では、酸素マスクを被っていましたが、ここでは素潜りで、泳ぎもまるで舞っているかの様に綺麗です。




 

ショーが終わると、11:30でした。込む前にお昼を食べようと、早めに食堂に向かいます。

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☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その6)で☆


* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *


上海城市新聞 Vol.26『初夏の鄭州旅遊』 (その4) [上海城市新聞]

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』(その3)⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/61cd846cb67a29674cfbf1aaf3ca6437


宿泊先「粤海酒店(Guang Dong Hotel」裏手の「潮味園」と言うレストランで、正午から午後1時まで、ゆっくりと昼食を取りホテル[ホテル]に戻ります。


美味しい中華料理を腹一杯食べたので、眠くなり昼寝をしてしまいました。


一休みして、向かったのは「鄭州火車站(Zhengzhou Train Station)」。目的は、帰国日の「鄭州火車站」から「新鄭機場站」までの切符を買うためです。


鄭州到着時、「新鄭機場站」から乗ろうと思った「新鄭機場城際鉄路(空港高速鉄道)[新幹線]」に乗れなかったので、帰りは同鉄道に乗るつもりでした。


日本でネットで調べたら、鄭州 5:55発 新鄭機場 6:23着のCZ2851、と鄭州 6:58発 新鄭機場 7:25着のCZ2961の二本の列車が早朝の時間帯にありました。行きにタクシーで2時間かかった空港と市内間が、僅か30分弱です。


飛行機の出発が8:25なので、CZ2961ではリスクがあるので、CZ2851の切符を買おうと駅に向かいました。


ホテルを出て、「徳化歩行商業街」を南に100mほど進むと、「大同路」にぶつかります。


この角にあるのが「大同靴業商厦(靴専業商業ビル)」です。3年半前の2012年11月に鄭州に来た時は、丁度、尖閣諸島問題で中国の反日感情が高まっていた時期です。

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このビルの壁面にも“釣魚島是中国的!(尖閣諸島は中国のもの)” のスローガンが掲げられていました⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d779aa38a1ac521946ecb5748c25ce3f


今では、そんなスローガンもなく、「徳化歩行商業街」には、その頃はなかった地下の「徳化新街」へ通じる入り口も出来ています。


「大同路」を西に進み、ホテルから7~8分程で、「鄭州火車站」に到着。駅の外観は、3年半前と変わっていませんでした。

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“售票处(切符売り場)”のどの窓口にも長蛇の列です。

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30分程並んで番が来ましたが、「CZ2851もCZ2961も、15日までの切符はあるが、16日以降は無い」と言われ、理由を聞いても教えてくれませんでした。


帰りもまた、タクシーしかないかと思い直し、駅を後にして駅前を走る「一馬路」を南に向かい、前回宿泊したビジネスホテルの方に向かいます。


道路から一本奥にあるホテルが入っていたビルの外観は確認出来たのですが、前回、別のホテルの客引きの男に追いかかられて怖い思いをした⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/434ea2adbdc474c47f6c03c8266fdf6c ので、ホテルには近づけませんでした。


気を取り直して、道路反対側の「銀基広場(Yinji Plaza)」に向かいます。ここには、前回も来たのですが、商業ビル全体に小さな洋服卸業者の店が無数にあります。

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前回は午前中だったので、地方から買い出しに来た洋服屋で、歩くスペースもないくらいに混雑していたのですが、この日は夕方に訪れたので、そろそろ店じまいするテナントもありました。


「銀基広場」の裏手には、前回は無かった「大観国貿」と書かれた真っ白なユニークな外観の商業ビルが、完成間近かです。

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日が落ち薄暗くなって来た「銭糖商業街」をホテルの方に戻ります。前回来た時は、道幅が狭く、その狭い道の両側に洋服の露天商が店を出していて、人通りも多く、歩くのもやっとの状態でした。


混雑するこの通りは、当時は「スリが多いので注意する様に」とネットで書かれていたので、財布の入ったショルダーバッグを胸の前に抱えて通ったものでした。


それが、今では広い通りになり、両側には再開発中のビルもあります。こうして綺麗な街に生まれ変わって行くのでしょうが、何故か昔の猥雑とした街も、それなりに良かったと思います。


通りの左手には、1923年の二七ストを記念した「二七記念堂」も建設されていました。

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そろそろお腹が空いて来ました。昨晩“香辣牛肉面”を食べた「南粉北面徳化店」の向かい側に「漁跃時尚烤魚」と言う店が有ったのを思い出しました。


ホテルを通り過ぎ、古い商業ビル3Fにある同店に着いたのが、19時でした。

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“烤魚”をそのまま訳すと「焼き魚」ですが、日本の「焼き魚」とは違うイメージです。去年の6月に洛陽で「彼酷哩烤全鱼」と言う店に入り、美味しかったので、また食べたくなりました。


店内は、アベックやグループなど若者が多かったです。

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店のシステムは、


1)魚の種類を選ぶ:メニューには“清江魚(湖北州の清江と言う川で採れる魚)”と、“草魚”が載っています。“清江魚”を選択。お値段は1斤(約500g)で、39.8元。一匹が3.1斤あったので、123.38元(約2,100円)。

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2)味付けを選ぶ:辛いものが苦手なの、“鶏汁菌菇(キノコと鶏スープ味)”を選びました。


3)付け合せを選ぶ:“豆腐”6元、“白菜”6元、“油炸腐竹(油揚げ)”8元を注文。


4)たれを選ぶ:“芝麻酱(ゴマダレ)”3元(約50円)を選びました。


5)主食を選ぶ:米飯 2元(約34円)を注文。


下ごしらえをした魚が運ばれ、電熱器の上に置かれます。

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熱が全体に行きわたるまで、地元鄭州産の“金星純生啤酒(ビール)”8元(約135円)で喉を潤します。

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約15分で、電熱器から湯気が上がり、良い香りもします。味付けは濃いめですが、美味しくて、箸が進みます。難点は、電熱器の熱さで、汗だくになることです。


大満足で、店を出ます。お代は、全部で170元(約2,900円)でした。


ホテルに戻ったのが、21:00。部屋でテレビを見ながら鄭州2日目の夜を過ごしました。

☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その5)で☆



* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *


上海城市新聞 Vol.26『初夏の鄭州旅遊』 (その3) [上海城市新聞]

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』(その2)⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a7e8f02d10a55a455be20933b7ea332e

【2日目:5月13日(金)】曇り[曇り]。鄭州市内散策。


鄭州2日目の朝は、午前7時(日本時間:同8時)に起床。


宿泊先の「粤海酒店(英文名:Guang Dong Hotel)」19Fの浴室から外を眺めると、昨晩はブラインドを降ろして、気がつかなかったのですが、ホテル[ホテル]真横を通る「徳化歩行商業街」の様子がよく見えます。

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この五つ星ホテルの宿泊料は、朝食付き税・サービス料込で、1泊488元(約8,300円)。寝室は広く快適なのですが、浴室にはバスタブが無くシャワーのみ、アメニティも普通です。


8:00にホテル最上階28Fにある“西餐庁(洋食レストラン)”に向かいます。朝食時バイキングスタイルになるレストランは、賑わっていますが、中国人ばかりです。

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“西餐庁[レストラン]”と称しているのに、箸だけで、ホークはなく、ナイフもバターナイフのみで、料理も洋食はほとんどありません。

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唯一の救いは、“雀巣(ネスレ)”のコーヒー[喫茶店]が美味しくて、何杯もお代わりしたくらいです。


食事をしていると、床がガタンと揺れます。最初は、地震かと思いましたが、回りの中国人たちは平然としています。


外の景色が、先ほどと違っていて、「回転展望レストラン」であることに気が付きました。


食事後、部屋で小休止して、9:30に外に出かけました。手持ちの人民元が少ないので、先ずは両替をしようと、銀行を探します。


朝の「徳化歩行商業街」、何軒かのファストファッションのお店は開いているのですが、人通りも少なく、銀行は見つかりません。


「二七広場」先の歩道橋を上がると、目の前に、街のランドマーク「二七塔」、その左手先には、オレンジ色の「粤海酒店」も見えます。

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目を転じて、「解放路」方面を見ると、「中国工商銀行」の看板を見つけました。早速向かいましたが、日本円から人民元への両替を出来ないと言われてしまいました。


近所の他の銀行の所在地を聞いても分からないとの事なので、ホテルに戻って聞くことにしました。


帰りは、「徳化歩行商業街」の地下を走る「徳化新街」を歩こうと、地下鉄の入口から降ります。

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地下の商店街も、平日の朝10時半は、まだ人はまばらです。

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ホテルのコンシェルジェに聞くと、「交通銀行」で両替出来ると言われ、ホテルの外まで出て、道順を教えてくれました。


銀行への途中の道には、八百屋や果物屋があり、軒先には新鮮な野菜や果物を所せましと並べています。

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「交通銀行鄭州西大街支行(支店)」に到着したのが、11:10。同行は改築中で、仮営業中の2Fに上がり、番号札を取ります。


開いている個人顧客窓口は、三つだけで、時間がかかりそうです。順番が来て、両替が終わったのが、11:50。レートは、1人民元が約17円でした。


ホテルに戻る途中、「粤海酒店」の裏手に「潮味園」の看板を発見。同ホテルの経営なので、味に間違いないと思い、12:00に入店。

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頂いたのは、“花生猪手煲(豚足のピーナツ煮込み)”42元(約710円)、“蚝油生菜レタスのオイスターソース炒め”18元(約300円)”と“米飯” 2元(約34円)。

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値段は、街中の店と比べ若干高めですが、料理は美味しかったです。

☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その4)で☆



* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *


上海城市新聞 Vol.26『初夏の鄭州旅遊』 (その2) [上海城市新聞]

上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』(その1)⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b2c19ace1fa5a4aa572f356ce69c67eb


隊長が乗った中国南方航空CZ8384便は、順調に飛行を続け[飛行機]、定刻より10分早い17:20に「鄭州新鄭国際空港」に到着しました。


機内アナウンスでは、天候は曇り、気温は24℃とのことですが、体感温度はもう少し低い気がします。


河南省鄭州市内の南東約35kmにある同空港は、全長3,400メートル、幅60メートルの滑走路2本を有する国際空港です。鄭州東郊空港が手狭となったため、代替空港として建設されました。中国南方航空が、同空港をハブ空港として使用しています。


国際線ターミナルビルは最近、改修拡張され、ボーディング・ブリッジ(搭乗橋)で、飛行機からスムーズに降りることが出来ました。入国審査場も搭乗口から近くて便利です。


真新しくきれいな入国審査場、係員のいるボックスの前に、自動改札機のような無人ゲートがあり、緑のランプが点灯してからゲートを通過するように促されます。これって、何ですか? セキュリティチェック?


この時間帯に到着した国際線は、我々の便のみなので、入国審査もスムーズに通過することが出来て、飛行機から降りてから10分で、手荷物受取所に到着しました。


ところが、預けたキャリーバッグがなかなかターンテーブルに流れて来なくて、手にしたのが20分後の17:50。税関検査は、X線手荷物検査機を通すだけで、スムーズでした。


ネットで予約したホテルは、鄭州駅からも近い「二七区徳化街」にある「粤海酒店(英文名:Guang Dong Hotel)」。ここは、2012年11月に鄭州に滞在した際に夕食を取り⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20121226、味とサービスに満足して、次回鄭州に行ったら泊まろうと決めていました。


空港からの移動手段は、以前はバス[バス]かタクシーでしたが、昨年12月に「新鄭機場城際鉄路」と言う飛行場と市内を結ぶ高速鉄道が開通した[新幹線]とネットで見ました。


事前に調べると、「新鄭機場駅」19:25発 「鄭州東駅」19:44着のCZ2808号があり、「鄭州東駅」からは、これも開通して間もない「地下鉄1号線」に乗り換え、「二七広場駅」で下車し徒歩約10分でホテルに到着出来ることがわかりました。


タクシー[車(セダン)]はメーターを倒せば、約80元(1,360円)で行けるのですが、メーターを倒さずに倍近い150元を請求されたとのネット情報もあり、高速鉄道と地下鉄で移動しようと思っていました。


ターミナルビルを「新鄭機場駅」方面に移動していると、叔母ちゃんが「どこへ行くのか? 車に乗っていかないか」と声を掛けてきます。


一目で、“黄牛車(白タク)”の客引きとわかり、最初は無視していたのですが、あまりにもしつこいので、中国語で「私は外国人です。中国語はわかりません」と答えてしまいました。


“しまった!”。叔母ちゃんは、さらにしつこく誘ってきます。現在、18時。


列車の出発まで、まだ1時間半近くあります。その間、つきまとわれるのも煩わしいので、行く先を告げ、「幾ら?」と聞くと、120元とのこと。「100元(約1,700円)なら乗る」と答え、商談成立。


叔母ちゃんは、隊長をターミナルビル地下の駐車場に案内します。歩きながら「どんな車か?」と聞くと「出租車(タクシー)」と言います。「嘘つけ!白タクだろ」と心の中で答え、「乗客は一人か?」と尋ねると、叔母ちゃんは、「私の妹と一緒だ」と言います。


駐車場に、停まっている一台のワンボックスカーに近づくと、運転席から男が降りてきます。叔母ちゃんは、客引きで、この男が運転手という役割分担なのですね。


後部座席には、すでに女性が一人座っていましたが、どう見ても叔母ちゃんの妹ではありませんね。席に座り、安全ベルトを探しますが、切り取られてありません!


車は、二人を乗せ、18:10に空港を出発[車(RV)]し、直ぐに片側5車線の広い一般道を走ります。昨年6月に洛陽市を訪れた時にも目にしたのですが、中国の地方都市郊外の道路整備は急速に進んでいますね。


約50分ほど走り、前方に市内の高層ビルが見え始めた頃、運転手が並走しているタクシーに窓から声をかけ、路肩に止まらせます。


白タクの運転手が降り、タクシーの運転手に大声で話しています。最初は、喧嘩でも始めたと思いましたが、どうも様子が変です。


運転手が車に戻り、「降りろ!」と言います。何故かと聞き返すと、「タクシーに乗り換えろ。下車時にタクシーの運ちゃんに100元払え」と言います。


同乗の女性も素直に乗り換え始めたので、隊長も従うことにしました。白タクの運転手は、タクシーの運転手から何十元かを受け取り、空港の方に戻って行きました。


なるほど、混雑している市内には乗り入れずに、こうして効率よく稼いでいるのですね。


市内に入ると、道幅も狭くなり、やがてノロノロ運転になり、夕方の渋滞にはまってしまいます。


鄭州駅近くのホテル[ホテル]で、同乗女性を降ろし、運転手が隊長の行き先を再度尋ねます。「粤海酒店(Yue Hai Jiu Dian)」と答えても「知らない」と言います。


前回食事をして、代替の土地勘があるので、「近くの二七広場まで行け」と命じます。鄭州駅前から、直ぐに「二七広場」に到着。ライトアップされたホテルが前方に見えます。

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ところが、ホテルまで通じる「徳化歩行商業街」はその名の通り、歩行者専用で、車の乗り入れが出来ません。運ちゃんに約束の100元を渡し、キャリーバッグを引いて、ホテルに向かいました。

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チェックインしたのは、20:10。空港から2時間もかかってしまいました。これでは、1時間半空港で待ってから、当初の高速鉄道と地下鉄に乗っても時間的に大差はなかったです。悔し~い!


部屋で一息入れてから、夜食を取りに出かけます。この日は家での朝食と、機内食しか取っていないのですが、あまりお腹がすいていません。そこで、軽食を取ろうと思います。


「徳化歩行商業街」や、その裏通りを探したのですが、なかなか良い店が見つかりません。


やっと、商業ビルの3Fにある「南粉北面徳化店」と言う店を見つけて、入ったのが21:10。

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“崂山啤酒(ビール)”5元(約85円) で喉を潤し、頂いたのが“香辣牛肉面”18元(約305円)。やっと一息つけました。

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店を出ると、綺麗にライトアップされた「二七塔」が目に入りました。改めて鄭州に来たのだと実感が沸いて来ました。

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ホテルに戻ったのが、午後10時(日本時間同11時)。こうして、鄭州旅遊一日目が終了しました。


☆続きは、上海城市新聞 Vol.26 『初夏の鄭州旅遊』 (その3)で☆


* 料金の情報、人民元の円換算レート(1元≒17円)は2016年5月現在のものです *


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